中川晃教主演ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』に別所哲也、藤岡正明ら 第一弾キャスト5名が発表
2020年4月13日(月)~5月11日(月)明治座にて上演されるミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』の第一弾キャストが発表された。
本作は、15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、イタリア半島の統一、次いで欧州の統一の野望を抱いた名門ボルジア家の後継者・チェーザレ・ボルジアの戦いを描いた惣領冬実によるコミックスをミュージカル化したもの。コミックスは19年10月現在12巻刊行され、累計発行部数は140万部超え。講談社発行のコミック誌・週刊モーニングにて2005年から不定期連載の形で現在も連載中だ。ダンテ研究者を原作監修に、貴重な資料の収集やそれらの整理に膨大な時間がかけられた歴史大作であり、フィクションではあるものの極力史実に沿って描かれている。
明治座が初めて本格ミュージカルの製作に挑む作品でもある本作は、主人公のチェーザレ役を中川晃教が務めることがすでに発表されていた。
今回発表されたキャストは5名。
「神曲」で有名なイタリアの詩人・ダンテ・アリギエーリ役には、ミュージカル俳優として数多くの舞台経験と共に、ライヴ活動にも力を入れる藤岡正明、ボルジア家を支援するフィレンツェ共和国の実質的支配者、ロレンツォ・デ・メディチ役には、劇団四季を経て、退団後も数々の大型ミュージカルで活躍している今拓哉、ルクセンブルグ家の初代皇帝にして神聖ローマ帝国の皇帝として君臨した名君・ハインリッヒ7世役には、最長となる9年を務め上げた伝説の“歌のおにいさん“で、昨年『魔女の宅急便』でも高い評価を得た横山だいすけ、チェーザレの父であるロドリーゴと教皇の座を争う政敵・ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ役には、圧倒的な歌唱力と甘いマスクでミュージカル界に燦然と輝く実力派スター・岡幸二郎。
そしてチェーザレの父であり、ボルジア家の当主ロドリーゴ・ボルジア役に、映画界の要人にして、舞台俳優としては昨年の『マイ・フェア・レディ』でのヒギンズ役も光った別所哲也が決定した。