なでしこが南アフリカ女子代表と対戦! 高倉監督「私たちもあの(ラグビー日本代表)ような試合がしたい」
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『MS&ADカップ2019』で南アフリカ女子代表と対戦する、なでしこジャパンの招集メンバー
なでしこジャパン(日本女子代表)は11月10日(日)、『MS&ADカップ2019』で南アフリカ女子代表と対戦する。
なでしこジャパンの高倉麻子監督
4-0と快勝した『国際親善試合 カナダ女子代表戦』のメンバーからは今回、高橋はな、宮澤ひなた、宝田沙織が外れることになった。SCフライブルク(ドイツ)でプレーするMF猶本光、INAC神戸レオネッサのFW増矢理花、日テレ・ベレーザのFW植木理子が代表復帰。さらに、ちふれASエルフェン埼玉から、GK浅野菜摘が初選出されている。
猶本、増矢の代表復帰について、高倉監督は以下のように召集の理由を説明している。
「猶本はドイツでコンスタントに試合に出ている。増矢はINACでキレのいい動きをしている。ワールドカップを戦ったメンバーともう一度同じグラウンドに立ち、どんな力を発揮してくれるかに期待している」
初選出の浅野に関しては、「足元のうまさとビルドアップ能力の高さ、高身長は魅力。ウィークポイントといわれてきたゴールキーパーの選手層を広げる期待をこめて選出した」と語った。
対戦相手の南アフリカについては「身体能力が高く、個で状況を打開していく力に長けているチーム。ワールドカップでもアグレッシブで情熱的なプレーをしていた」と分析。「アメリカやヨーロッパとは違うタイプのチームと対戦できることは、東京五輪への貴重な経験となる。内容はもちろんだが、最終的に勝ち切ることでチームの成長を促していきたい」と抱負を述べた。
また、ラグビーワールドカップを観戦していたという高倉監督は、今大会への意気込みを以下のように話している。
「動きの小気味良さ、規律を重視する姿勢、先を読む能力、諦めずに戦う気迫、技術力の高さなど、競技は違えども日本代表の特徴は一緒。私たちもあのような戦いをしたいと思いながら観ていた。なでしこが良い試合をして、ラグビーのリベンジをすることができれば、私たちにとっても大きな財産になる」
今回招集されたメンバーは以下の通り。
【召集メンバー】
▽GK
1. 池田咲紀子(浦和レッズレディース)
18. 山下杏也加(日テレ・ベレーザ)
21. 浅野菜摘(ちふれASエルフェン埼玉)
▽DF
2. 清水梨紗(日テレ・ベレーザ)
4. 熊谷紗希(オリンピック・リヨン / フランス)
5. 南萌華(浦和レッズレディース)
13. 清家貴子(浦和レッズレディース)
16. 宮川麻都(日テレ・ベレーザ)
20. 松原有沙(ノジマステラ神奈川相模原)
22. 土光真代(日テレ・ベレーザ)
23. 三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
▽MF
3. 栗島朱里(浦和レッズレディース)
6. 杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)
7. 中島依美(INAC神戸レオネッサ)
10. 籾木結花(日テレ・ベレーザ)
12. 猶本光(SCフライブルク / ドイツ)
14. 長谷川唯(日テレ・ベレーザ)
17. 三浦成美(日テレ・ベレーザ)
19. 遠藤純(日テレ・ベレーザ)
▽FW
8. 岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
9. 菅澤優衣香(浦和レッズレディース)
11. 小林里歌子(日テレ・ベレーザ)
15. 田中美南(日テレ・ベレーザ)
24. 増矢 理花(INAC神戸レオネッサ)
25. 植木理子(日テレ・ベレーザ)
なお、試合当日に天皇陛下即位による祝賀御礼の儀が開催されるため、キックオフを当初の15:00から、12:45に変更することも併せて発表された。