大晦日『RIZIN.20』に那須川天心が参戦! 江幡塁と“日本人最強決定戦”
那須川天心(左から2人目)ら『RIZIN.20』追加カードに出場する4人と、榊原信行RIZIN CEO(中央)が記者会見を行った
『RIZIN.20』が12月31日(火)にさいたまスーパーアリーナで開催される。
12月5日(木)に都内で行われた記者会見では、『RIZIN.20』の追加対戦カードが発表された。RISE世界フェザー級王者・那須川天心は、RIZIN初参戦でKNOCK OUTスーパーバンタム級王者の江幡塁と対戦する。
記者会見には榊原信行RIZIN CEOと出場予定の全4選手が登壇。今年6月以来のRIZIN参戦となる那須川天心が「お久しぶりです!RIZINは本当に久しぶりで、6月以来ですね」と話すと、隣に座っていた榊原CEOが「(那須川天心が)忙しくてなかなか出てくれないんですよ」と返す一幕もあり、会場内は和気あいあいとした雰囲気となった。
那須川天心(左)と榊原信行CEO
那須川は「大晦日、日本の格闘技は僕しか盛り上げられないと思っているし、自分の中でも責任は感じています。大晦日らしく、ぶっ倒しに行きたいと思うのでよろしくお願いします」と、4年連続で大晦日のリングに上がる意気込みを表す。
対する江幡も「那須川選手はスピードもパワーも、闘いに対する思いも一流の選手。そんな選手に伝統のスタイルでぶつかって、ドラマを生むような、盛り上がる興行にしたい」とRIZIN初参戦の意気込みを語る。
那須川天心との対戦について、意気込みを語る江幡塁(中央)
那須川天心と江幡塁の試合は【RIZIN キックボクシング特別ルール:3分3R/延長1R】で行われる。このルールについて榊原CEOは「この特別ルールは延長1Rがあります。団体の枠を超えた闘いは一期一会の舞台なので、また再戦という流れがなかなか作れない。3Rまで戦ってドローになってしまったら、もう1R戦って決着をつける。どっちかが勝つ。観る皆さんにとっては(いつものRIZINキックボクシングルールに)プラスアルファのことがあると思っていたただければと思います」と説明した。
那須川天心と江幡塁では本来階級が違うが、「天心と江幡選手と戦わせて欲しいと周りの人からの声が多かった」(榊原CEO)ことから対戦が実現したようだ。「天心にこれまでいろいろな選手が立ち向かって負けてきた。江幡は最後に残された日本人、最強のチャレンジャーです」(同)と話しており、いわば“日本人最強決定戦”といえるカードとなっている。
榊原CEOによると、これは正統派ど真ん中の戦いになるという。去年のメイウェザー戦とは正反対に、那須川天心にキックボクシング最強のチャレンジャーを用意したと。この決戦がどのような結末を迎えるか、今からとても楽しみだ。
『RIZIN.20』参戦にあたって、2人のコメントは以下の通り
那須川天心
「大晦日、日本の格闘技は僕しか盛り上げられないと思っているし、自分の中でも責任は感じています。今年は江幡選手との試合が決まりました。江幡選手は自分がデビューする前から活躍していて、ラジャにも挑戦している強い選手と思いますが、僕がやってきたことの差を見せたいと思います。(みなさんは)江幡選手の幻想が強いと思いますが、僕には関係ありません。大晦日らしく、ぶっ倒しに行きたいと思うのでよろしくお願いします」
江幡塁
「新日本キックボクシングの江幡塁です。那須川天心選手は今、格闘技を引っ張る存在です。自分は妥当ムエタイを目指して、新日本キックボクシングで夢を追いかけ、そこで強さを培ってきました。那須川選手はスピードもパワーも、闘いに対する思いも一流の選手です。そんな選手に伝統のスタイルでぶつかって、ドラマを生むような、盛り上がる興行にしたいと思います」