東風万智子が主演 宮崎県立芸術劇場プロデュース「新 かぼちゃといもがら物語」#4『幻視~神の住む町~』の上演が決定
2020年2月26日(水)~3月1日(日)にかけて、宮崎県立芸術劇場で「新 かぼちゃといもがら物語」#4『幻視~神の住む町~』が上演される。
「新 かぼちゃといもがら物語」は、2016年度よりスタートし、宮崎を舞台に“今を生きる”人々を描く、宮崎県立芸術劇場がプロデュースする演劇シリーズ。国内の地域社会が抱える普遍的な課題(少子高齢化、過疎化、移住問題など)を描く作品づくりに取り組んでおり、第一線で活躍する劇作家を宮崎県に招き、県内各地の取材を経て書き下ろされた新作を上演している。
第4弾となる今回は、第25回読売演劇大賞・杉村春子賞受賞のシライケイタを脚本に迎え、宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターを務める立山ひろみが演出を手掛ける。
主演を務めるのは東風万智子で、日本テレビ「進ぬ!電波少年」で「真中瞳」としてブレイクし、2006 年に芸能界を引退後、2010年に東風万智子に改名しテレビ朝日『相棒』のゲスト出演で芸能界復帰。近年では NHK 朝ドラ『まんぷく』をはじめ、ドラマ・映画・舞台と多方面で活躍している。
相手役に映画・ドラマ・舞台と幅広い活躍を見せる駒木根隆介。映画『SR サイタマノラッパー』の主演で話題を呼び、近年では映画『最高の人生の見つけ方』、ドラマ『べしゃり暮らし』、舞台『美しく青く』など、幅広い活躍を見せている。
また、本シリーズは宮崎出身・在住の俳優を起用しており、舞台だけではなくTVやCMでも活動している中野弥生(宮崎在住)、これまでの「新 かぼちゃといもがら物語」シリーズでも出演や方言指導を担ってきた河内哲二郎(宮崎出身)の2名が出演、その他に、演劇的ユニット「PUYEY(ぷいえい)」の五島真澄(福岡出身)や、三重県を拠点に国内外で活動する劇団「第七劇場」の三浦真樹(三重出身)が出演する。
宮崎の女性と男性をあらわす方言「ひゅうがかぼちゃ」と「いもがらぼくと」。しっかり者の女と頼りなくお人好しな男が、宮崎を舞台に“今を生きる”人々の営みから、日本の今を見つめた新しい物語を紡いでいく。
豊玉姫の伝説が伝わる小さな神社。一人の女性が、連日境内の古びたベンチに座っている。 かつて、幼い息子を亡くした女性は、我が子を陸において海に帰らざるを得なかった豊玉姫に、自身を重ねることで最愛の息子を亡くした傷を癒やそうとしていた。その神社に時々現れる謎の青年との交流。女性を心配する夫。女性の心の傷に寄り添う、太古の昔からこの地に生きる神話の世界の住人たち。土地、命、そして連綿と流れる時間。現代と太古を往還しながら、人間の生の営みを描き出す。