山田ジェームス武&櫻井圭登がダブル主演 RE:VOLVERシリーズ第2弾 舞台『RE:CLAIM』の上演が決定
(上段左から)山田ジェームス武、櫻井圭登、荒木健太朗 (中段左から)長江崚行、吉岡佑、碕理人 (下段左から)山岸拓生、タイソン大屋
2020年4月23日(木)~29日(水・祝)あうるすぽっと、5月2日(土)~3日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて、舞台『RE:CLAIM』(読み:リクレイム)の上演が決定した。
本作は、2018年10月に東京・大阪で上演された舞台『RE:VOLVER』の第二弾となり、脚本・演出を吉谷光太郎が手掛けるオリジナル作品。夢のために強大な敵に立ち向かう“悪ガキ”たちの戦いを熱く描いた、アクションエンターテインメント群像劇となっている。
キャストは第一弾に続き、ダブル主演となる玄汰役・山田ジェームス武、壬浦役・櫻井圭登の他、情報屋として物語の要所に登場する策間役を山岸拓生、母親代わりとして壬浦に生きる術を授けるバーのママ、衣澄役にタイソン大屋が出演する。
そして今回新たに、玄汰が属する革命軍のリーダー、埋都役として荒木健太朗、壬浦と共に都市海賊を探す探偵・葉取役を長江崚行、その相棒である剣豪・紗灘役に吉岡佑が出演。革命軍との闘いを指揮する帝国軍の若き司令官・志岐役を碕理人が演じる。
このたび吉谷光太郎をはじめとして、山田、櫻井ら出演者からコメントが到着した。
吉谷光太郎
シリーズ第二弾です。ジェームス君、櫻井君、山岸さん、タイソンさん、そして前回出演してくれたシリーズの主役、植田君始め、安西君、橋本君、龍乎君、美慎君、成松君、アンサンブルチームのおかげで実現することが出来ました。苦楽を共にしたあの時を思い出しながら、城塞都市の空白の時間、謎を紐解いてまいります。また新キャストの荒木君、碕君、長江君、吉岡君もかつて別作品でご一緒した信頼出来るメンバーです。彼らの新たな一面を発見出来るよう、物語と共に歩んで行きたいと思います。
ジェームス演じる玄汰(クロダ)と櫻井演じる壬浦(ミウラ)の友情、絆はいつどこで結ばれたのか。前作では描かれていなかった二人の冒険譚を描きます。前作をご観劇頂いてない方もわかる内容になります。最下層の青春群像劇、是非ご期待ください。
玄汰(クロダ):山田ジェームス武
ジェームスです。また、引き続き【玄汰】を演じさせていただく事になりました。シンプルに嬉しいし楽しみだし感謝です。前回、座長のけいすけくん(植田圭輔)をはじめ素敵なキャスト、スタッフの方々と作品を作ることができ、沢山の方々に観て頂けて本当に幸せでした。今回も前回に負けじと、また新しい素敵な作品をお届けできるように圭登と共にキャスト、スタッフの方々全員で作り上げたいと思います。お楽しみに。
壬浦(ミウラ):櫻井圭登
今回、再び壬浦として皆様の前に立てる事がとても幸せです。あの熱い日々が戻ってくると思うとわくわくしますね。初演の皆さんの想いを忘れずに、新しいキャストの方々と一緒に新しい作品へとバトンを繋いでいきます。どんな物語が待っているのか、今から楽しみで仕方ありません。全力で演じさせて頂きます。楽しみにしていて下さい!!
埋都(ウメヅ):荒木健太朗
「RE:CLAIM」で革命軍のリーダー埋都を演じさせて頂きます、荒木健太朗です。原案・脚本・演出の吉谷光太郎さんと初めてご一緒したのは、原作ものでした。なので、その吉谷さんのオリジナル作品はどんな感じなのか、すごく楽しみにしております!前に他作品で相棒だった山田ジェームス武くんとも、またがっつりやれそうで、今から楽しみです!ぜひ観に来てください!
葉取(ハトリ):長江崚行
葉取役の長江崚行です。「RE:VOLVER」シリーズ第二弾。初演を客席で見させていただいた僕は、お話をいただいた時嬉しくて仕方ありませんでした。さらには大好きな先輩方や共演してみたかった方がたくさんいて、絶対に面白くなるんだろうなぁ、と今からワクワクしております。なにより嬉しいのは、久しぶりに吉谷さんとご一緒できることです。たくさん食らいついていけたらいいな、って思ってます!ぜひ、たくさんの方に見ていただきたいです。劇場でお待ちしてます!
紗灘(サナダ):吉岡佑
まずこの作品に出演出来る事を、大変嬉しく思います。昨年の初演を観劇して、すごい印象に残ってる舞台でした。そして吉谷さんには過去に何度も演出をして頂いていますが、ストレート舞台は初めてなのでこれからがすごく楽しみです!!初演よりこの「RE:CLAIM」が更にいい作品になる様精進していきますので、是非劇場にお越し下さい!!
志岐(シギ):碕理人
今回、「RE:VOLVER」シリーズ第二弾、舞台「RE:CLAIM」にて志岐役を演じる、碕理人です!吉谷さんとは、何回かご一緒させて頂き、今回、久々にご一緒させていただくのが、吉谷さんのオリジナル作品「RE:VOLVER」第二弾ということで、めちゃくちゃ楽しみですし、気合いが入っております!果たして、帝国軍側の志岐は、玄汰、壬浦とどのような絡みを見せるのか……ふふふ。精一杯精進します!!是非是非お楽しみに!
策間(サクマ):山岸拓生
策間の設定は、お腹ぽっこりのニヒルなナイスミドルだそうです。幸運なことに腹部の隆起とおじさんは標準装備済みなので、ニヒルとナイスの実現に向けて全力を注ぐ所存でございます。 あと、稽古場で演出家の多少古くさい話にいち早くリアクションをとり、若手とのギャップを埋めるべく、様々なオールドファッションの話題とニュージェネレーションの感覚とのかけ橋になるよう活動していければとおもっております。衣澄役のタイソンさん共々、味の濃いミドル陣がお芝居の程よいアクセントになるかどうかは、皆様の暖かい眼差しにかかっています。いい感じで気にしたり気にしなかったりしてくださりますようお願い申し上げます。
衣澄(イズミ):タイソン大屋
疼くわ。身体の奥の方が。疼くの。治ったはずの心の傷が。アタシは今夜も思い出を お酒に混ぜて独りごち。全部話して泣いてすがって甘えるような中途半端が出来ないからアタシは今夜も空になる。真っ黒黒の夜空になって暗闇すらも飲み込んで。渦巻く黒は過去も未来も飲み込むけど、荒れ狂う漆黒の渦の中心で、アタシは必死に火を灯す。やっとついたその小さな火を、消さないように必死になって必死になって抗うの。空になったグラスの氷が溶けて涙に変わったらアタシの代わりに泣いてくれたと微笑むの。
は!!!なんじゃこの文章は!?僕が書いたのでしょうか?僕の中の誰かが書いたのでしょうか?け、稽古が始まるのがこわいです……
少年時代の『都市脱出計画』失敗から月日がたち、仲間を失った喪失感から生きる力もなくただ腐っていた壬浦(ミウラ)は、霞宮(カミヤ)の地下道にてゴミをあさりながらみじめに生きていた。
ボロボロの壬浦の前に探偵を名乗る男、葉取(ハトリ)と殺し屋の紗灘(サナダ)が現れる。葉取たちは刑事組織に雇われ、脱出計画の首謀者を追っていると言う。彼らに自らの生きる光を見た壬浦は、かつて親友の玄汰(クロダ)にもらった貝殻を握りしめ、玄汰に再び会うために葉取たちと行動することとなる。
一方、玄汰は計画失敗で深手の傷を負い、命からがら逃げてくる途中で意識を失う。その後、埋都(ウメヅ)という革命軍のリーダーに拾われる。一命をとりとめた玄汰は持ち前の戦闘力で革命軍の一員として認められていく。霞宮の狭い夜の星空を眺め、今でも強く思い出すのは仲間、特に親友である壬浦のことであった。
ある時、革命軍をせん滅する為、若き司令官の志岐(シギ)は帝國軍霞宮対策本部に着任することとなる。その頃、埋都と玄汰は革命軍を率いて帝國軍へ抵抗すべく、地下道からの侵攻を秘密裏に実行しようとしていた。
『RE:VOLVER』の時代から遡ること10年。霞宮の地下道で巻き起こる熱き群像劇。