永山瑛太、松坂桃李、斎藤工ら“色男”への妄想を蜷川実花氏が撮りおろし 写真集『悪い男』が発売前に増刷決定
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永山瑛太 撮影=蜷川実花
2月12日(水)に発売される蜷川実花氏による写真集『悪い男』が、発売前に増刷が決定したことがわかった。
蜷川実花
『悪い男』は、ファッション誌Oggiの連載を単行本化したもの。“色男”ばかりを撮り下ろした写真集だ。いまをときめく人気俳優&アーティストに様々なシチュエーションを演じてもらい、写真家・映画監督の蜷川実花氏が妖しく、色っぽく撮り下ろす企画。「もしも坂口健太郎が同僚だったら……」「もしもひとりで訪れた水族館で、たまたま隣に立っていたのが菅田将暉だったら」「もしも土曜日の夕暮れのバーで、佐々木蔵之介と待ち合わせをしたら」など、毎号、編集部がときめくシチュエーションを蜷川氏にリクエストしてビジュアルを作ったという。あわせて、“色男”たちのショートインタビューも掲載されている。
松坂桃李 撮影=蜷川実花
斎藤 工 撮影=蜷川実花
また、Oggiの連載で2月号(2019年12月26日発売)に登場した永山瑛太、3月号(1月28日発売)に登場した松坂桃李、4月号(2月28日発売)に登場する斎藤工からのメッセージも公開されている。3名のコメントは以下のとおり。
永山瑛太(Oggi2月号掲載)
蜷川実花さんとは、この『悪い男』の撮影の前に他の雑誌で10年越しに再会したばかり。こんなに近い間に撮影が続くのは、今が“そういう時期”なんだ、ということを思わずにはいられなかった。ふだんから、蜷川さんのいろんな作品、ご活躍、お仕事を拝見する際に、蜷川さんがそのときどういうことを考えているかを垣間見る。そういうところで、ちょうど今、面白いことが一緒にできるんじゃないかと。今回すごく面白いと思えたのは『悪い男』というテーマだ。僕が考える『悪い男』を蜷川さんに写真として伝えてもらう。なんて楽しい遊戯なんだろう。
松坂桃李(Oggi3月号掲載)
蜷川実花さんと初めてお会いしたのは約8年前。知り合って随分と経ちますが、撮影していただいたのは今回の『悪い男』を含めてたった2回だけなんです。
『すごくお久しぶり!』という感じはしませんでしたが、1カット目、いちばん最初のシャッターを切る瞬間はとても緊張しました。『はじめまして』は勢いで乗り切れる部分があるかもしないけれど、8年経って『変わらないね』じゃ、まずいじゃないですか。会わない間に容姿はもちろん考え方も変わっているし、それが現れているかもしれない。感性の鋭い蜷川さんには、そうやって抱いている不安を見透かされているかも、と、思って焦ったり。そんなことをひっくるめて、大変緊張した8年越しの1カット目でした。蜷川さんにはどう映っているのかな。
斎藤工(Oggi4月号掲載予定)
今回の撮影は“一緒に朝食を食べている”という設定でしたが、実は以前、実花さんと僕は『こういうことをしてみたら化学反応が起きるかもね?』と、本当に実践していた時期があったんです。クリエイター同士の試みとして始めたことではあったのですが、そこで見た実花さんがスピーディにお子さんや僕に朝食を作っている姿『母、蜷川実花の現実』を、そのとき僕はとても素敵だと思っていました。
実花さんの現場は『よーいスタート』というわかりやすい区切りがなく、日常と撮影本番の“非日常”の境があまりない。なめらかなグラデーションなんです。だから、その現場の設定と日常の自分を限りなく近づけておかないといけない。いつ撮られても嘘がないようにしないといけない。こちらが説明をしなくても、被写体の、その現場に来るまでの前後までくみ取って見えてしまう、というところは、実花さんのすごい才能のひとつだと思っています。この連載も、そんな実花さんだからこそ捉えている、僕の姿が映っているかもしれません。
『悪い男』小学館
なお、本書の発売を記念し、収録写真の一部が見られるイベント・『悪い男』発売記念フォトギャラリーがHMV&BOOKS SHIBUYA 6階ポップアップスペースで開催されることも決まっている。