歌劇『紅天女』が期間限定で無料配信 『ガラスの仮面』原作者 美内すずえが脚本・監修した新作初演
歌劇『紅天女』 第3幕より(日本オペラ協会公式サイトより画像引用)
日本オペラ振興会(藤原歌劇団・日本オペラ協会)が記録映像を期間限定で無料公開している『OPERA de STAY HOME♪』第3弾として、日本オペラ協会公演 歌劇『紅天女』〜美内すずえ原作『ガラスの仮面』よりが2020年5月7日(木)15:00より1週間限定の配信がスタートした。
『OPERA de STAY HOME♪』は、国内外数々の公演が延期や中止を余儀なくされた今、自宅でオペラを楽しんでもらえるようにと、日本オペラ振興会が、86年の歴史を持つ藤原歌劇団、62年の歴史を持つ日本オペラ協会の貴重な公演の中から記録映像を無料で公開しているもの。これまでに、第1弾として藤原歌劇団公演『蝶々夫人』(プッチーニ作曲)、第2弾として第1回ベルカントオペラフェスティバル イン ジャパン『フランチェスカ・ダ・リミニ』日本初演(メルカダンテ作曲)を配信してきた。
今回第3弾として配信がスタートしたのは、日本オペラ協会公演 歌劇『紅天女』。1976年の初刊から累計発行部数が5000万部を超える美内すずえ作の大ヒット漫画『ガラスの仮面』で、主人公北島マヤとライバル姫川亜弓がその役「紅天女」をかけて競い合う作中劇である。新作初演で、原作者・美内すずえが監修および脚本を担当、作曲は2005年「半落ち」で日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した寺嶋民哉。本作オペラでは、まだ原作漫画では明かされていない『紅天女』の結末が描かれる、ということで話題にもなった作品だ。主人公・阿古夜/紅天女は、小林沙羅とミュージカルを中心に活躍してきた笠松はる(Wキャスト)、仏師・一真は山本康寛と海道弘昭(Wキャスト)が出演し、2020年1月11日~15日までオーチャードホールにて上演された。
配信は、2020年5月7日(木)15:00 〜 5月14日(木)14:00までFUJIWARA OPERA公式YouTubeチャンネルにて(阿古夜/紅天女は笠松はる、仏師・一真は海道弘昭のバージョンが配信)。
配信情報
日本オペラ協会公演 歌劇「紅天女」〜美内すずえ原作『ガラスの仮面』新作初演
美内すずえ 脚本・監修/寺嶋民哉 作曲〈オペラ全3幕〉
2020年1月14日公演:Bunkamuraオーチャードホール
出演:笠松はる、海道弘昭、山田大智、長島由佳、金沢 平、前川健生、中村 靖、きのしたひろこ、曽我雄一、栗林瑛利子、杉山由紀、龍 進一郎、佐藤恵利、望月一平、脇坂 和、清水 実
合唱:日本オペラ協会 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団