『TOKYO JAZZ +plus LIVE STREAM』やのとあがつま、デヴィッド・サンボーンの出演が決定 小曽根真からのメッセージも公開に

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2020.5.21
TOKYO JAZZ +plus LIVE STREAM

TOKYO JAZZ +plus LIVE STREAM

5月23日(土)・24日(日)20〜22時(予定)に配信される『TOKYO JAZZ +plus LIVE STREAM』の第4弾ラインナップが発表された。

今回発表されたのは、やのとあがつま(矢野顕子&上妻宏光)、デヴィッド・サンボーンの2組。また、合わせて小曽根真からファンへ向けたメッセージも公開された。


小曽根真からのメッセージ

ーー小曽根さんにとって「東京JAZZ」とは、どのような舞台でしょうか?

世界中のジャズフェスティバルの中でも数少ない、「きちんと音楽を聴かせてくれる」音楽祭です。 そして僕が一番ジャズフェスに求める「創造」を続けてきているジャズフェスティバル。消費が最優 先される世の中が⻑期間にわたり続いてきた今、この地球から「待った!」がかかったと僕は受け 止めています。この音楽の世界にも「待った!」がかけられました。僕が尊敬する作家の故井上 ひさし先生の受け売りになりますが「文化祭というものはまずその場所で何かが生まれ、終わった 後にそれが財産として残らなくてはならないのです」という哲学を、僕はこの東京ジャズでいつも 実現させていただきました。新しい自分のアルバムのプロモーションではなく、この東京JAZZでし か聴けない音楽を常に作り続ける。それを許してくれる、僕にとっては唯一のフェスティバルです。

ーーファンにメッセージをお願いします。

皆さんには感謝の言葉しかありません。僕ら音楽家が生活できるのは全て皆さんがいてくださるか ら、コンサートに足を運んでくださるからです。僕の住んでいる家も、毎日食べられる食事も、今こ うやってこの文章を打つラップトップも全てそう。このコロナウイルスにおける全世界的な非常事態 は、今まであたりまえであったこの「ありがたい環境」をもう一度見直す機会だと確信しています。 僕自身の思いをシェアさせていただけるならば、音楽という言語のそもそもの存在理由や、その意 味、そしてその言葉を話せることでお会いした事もない人達とも繋がれるこの豊かさに改めて感謝 しています。緊急事態宣言が出されてから始めた自宅からのLive Stream配信でそれを毎日 実感しています。僕の音楽を聴いて温かいコメントを返してくださる皆さん、その僕の弾いた音源 に自分の演奏をダビングをして送ってくれる世界中の音楽家たち。 音楽は、そして全ての本物の芸術は贅沢品でも高尚なものでも、また専門家のものではなく、 普通に人間が生きていくのに必要不可欠なものだと。そしてそれを教えてくれるのは、全て僕らの 音楽を受け止めてくださる皆さんなのです。 だから、本当にありがとうございます!! 今は、とにかく無事でいてください。このトンネルを抜けたら、次のもっと素晴らしい世界が創れる はずです。一緒に頑張りましょう!!


※全文は公式サイトで公開中

配信情報

TOKYO JAZZ +plus LIVE STREAM 
 
2020年5月23日(土)、24日(日)
両日 20:00〜22:00 ※予定
東京JAZZ公式YouTubeチャンネルにて無料配信
 
●出演アーティスト:
上原ひろみ、HZETTRIO、Ovall×Gotch、小曽根真featuringNoNameHorses、小田朋美×中山晃子 、川口千里、ゴーゴー・ペンギン、Still Dreaming with ジョシュア・レッドマン、ロン・マイルス、スコット・コリー & デイヴ・キング、 チック・コリア、ティグラン・ハマシアン、ディマシュ・クダイベルゲン、デヴィッド・サンボーン、 TRI4TH、チャイナ・モーゼス、挾間美帆 m_unit、バルトロメイ・ビットマン、平原綾香、 日野皓正、fox capture plan、ボブ・ジェームス、マイケル・リーグ、 マンハッタン・トランスファー、ミシェル・カミロ、ミシェル・ンデゲオチェロ、 やのとあがつま(矢野顕子&上妻宏光)、ラリー・カールトン、リー・リトナー、 ロベルト・フォンセカ、ダナイ・スアレス
ほか
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