全国のツシマヤマネコ飼育施設でスタンプラリー開催中!
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Asako Hiike
絶滅危惧種ツシマヤマネコについて知ろう!
対馬(長崎県)にのみ生息するツシマヤマネコは、数が激減しており、推定生息数はわずか100頭。国の天然記念物であり、国内希少野生動植物種、絶滅危惧種(CR:ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)にも指定されています。数が減っている原因は、里山の環境変化による餌の減少、交通事故による死亡、イエネコ(飼い猫や野良猫)との接触による感染症などが挙げられ、どれも人間の活動による影響です。
額には縦じま、体には斑点模様(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)
ツシマヤマネコの特徴は、額の縦じま、体のぼんやりとした斑点、そして太い尾。耳の後ろには、「虎耳状斑(こじじょうはん)」と呼ばれる白い斑点があります。この斑点は、トラやイリオモテヤマネコなどにもありますが、イエネコにはありません。
耳の後ろには「虎耳状斑」と呼ばれる白い模様(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)
そんなツシマヤマネコの現状や対馬での保全活動を知ってもらいたいという思いから、全国のツシマヤマネコ飼育施設と関係機関が連携し、「とらやまスタンプラリー」を開催(2016年8月31日まで)。「とらやま」は、ツシマヤマネコの別称です。ツシマヤマネコを飼育している10施設をめぐってスタンプを集めると、集めたスタンプ数に応じて「オリジナルタオル」や「佐護ツシマヤマネコ米」などがもらえます。参加施設は、盛岡市動物公園(岩手県盛岡市)、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)、富山ファミリーパーク(富山県富山市)、東山動植物園(愛知県名古屋市)、京都市動物園(京都府京都市)、福岡市動物園(福岡県福岡市)、九十九島動植物園(長崎県佐世保市)、沖縄こどもの国(沖縄県沖縄市)、対馬野生生物保護センター(長崎県対馬市)。スタンプラリー用紙は、各施設に用意されています。各施設では、対馬での保護活動に関するパネルなども展示。
スタンプラリー開催施設
開催期間:2015年10月8日~2016年8月31日
応募締切:2016年12月31日
開催場所:ツシマヤマネコ飼育10施設(上記参照)