2016年の干支「サル」応援コラムvol.3 ヘアスタイルが個性的なサル!?
2015.12.10
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Asako Hiike
フサオマキザル (霊長目 オマキザル科)
フサオマキザルは、南米の森林などに生息。樹上で生活し、果実や樹皮、昆虫などを食べます。頭部に逆立った黒い房毛(フサ)があり、そこから「フサオマキザル」と名付けられました。個体によってフサの形が違っていて、いろいろなヘアスタイルが見られます。1頭1頭、顔やヘアスタイルが違うので、じっくり観察してみましょう!
横浜市立野毛山動物園にて撮影
フサオマキザルは知能が高く、「南米のチンパンジー」とも呼ばれています。台石とハンマー代わりの石を使って、堅いヤシの実を割る技を身につけた群れが確認され、2004年には科学雑誌『サイエンス』にも掲載されました。その後、ドキュメンタリー映画『ライフ -いのちをつなぐ物語-』にも登場。大きな石を両手(前足)で抱え、台石のところまで二足歩行で運んでヤシの実を割る姿が話題となりました。動物園でも、クルミを床や木にたたきつけて割る様子などが見られることがあります。手先も器用なので、アメリカでは「介助ザル」としての訓練も行われているそうです。
爪はすべて平爪(横浜市立野毛山動物園にて撮影)
国内では、横浜市立野毛山動物園(神奈川県横浜市)、日立市かみね動物園(茨城県日立市)、天王寺動物園(大阪府大阪市)、長崎バイオパーク(長崎県西海市)ほか、各地の動物園で飼育されています。
横浜市立野毛山動物園にて撮影
>横浜市立野毛山動物園レポート vol.1
>横浜市立野毛山動物園レポート vol.2
横浜市立野毛山動物園
住所:横浜市西区老松町63-10
営業時間:午前9時30分から午後4時30分(入園は午後4時まで)
休園日:毎週月曜日(祝日にあたる場合は、翌日)、12月29日~1月1日
※5月・10月は無休