鼓童、創立40周年ツアー第一弾『鼓童ワン・アース・ツアー2020~鼓』の開催を発表
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『鼓童ワン・アース・ツアー2020~鼓』
太鼓芸能集団・鼓童は、2020年11月3日(火・祝)福岡県・黒崎ひびしんホール大ホールを皮切りに、全国をまわる創立40周年ツアー第一弾『鼓童ワン・アース・ツアー2020~鼓』を開催することを発表した。
鼓童とは、太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。1981年、ベルリン芸術祭でデビューし、それ以来、52の国と地域で6,500回を越える公演を行ってきた。なかでも、多様な文化や生き方が響き合う「ひとつの地球」をテーマとした『ワン・アース・ツアー』は、世界各地で4,000回を数えている。
写真:岡本隆史
写真:岡本隆史
また劇場公演の他、小中高校生との交流を目的とした『交流学校公演』、ワールドミュージック・クラシック・ジャズ・ロック・ダンスパフォーマンスほか異なるジャンルの優れたアーティストとの共演や、世界の主要な国際芸術祭、映画音楽等へ多数参加。佐渡島における鼓童の創造的な活動、ライフスタイルとその理念は、世界のアーティストや芸術関係者からも注目を集めている。
写真:岡本隆史
写真:岡本隆史
2012年から2016年までは、坂東玉三郎を鼓童の芸術監督に招聘し、近年はバーチャルシンガー初音ミクとのコラボレーションをはじめ、玉三郎との『幽玄』での共演や『フジロックフェスティバル‘18』への参加など幅広い活動を行なっている。2019年はラグビーワールドカップ開会式、国立競技場のオープニングイベントにも参加した。
写真:岡本隆史
写真:岡本隆史
そして、鼓童は2021年に創立40年を迎える。その記念ツアー第一弾として本公演が開催される。今回の記念ツアーでは約15年ぶりに「入破」(じゅは)を演奏する予定で、同曲は、小澤征爾の紹介で出逢った現代音楽作曲家の故・石井眞木氏に、1981年の鼓童デビューの門出を祝して鼓童に贈ってもらった曲とのこと。他にも同氏作曲の「モノクローム」や、「大太鼓」「屋台囃子」「族」などの代表演目に新曲を加え、鼓童の歴史を辿る。
写真:岡本隆史
本作の演出・船橋裕一郎のコメント、そして、記念公演として「鼓」という鼓童の一文字を公演名にするにあたり、故・永六輔氏から鼓動に向けて2000年7月に送られた手紙の内容を改めて紹介する。
演出・鼓童代表/船橋裕一郎 コメント
演出・鼓童代表 船橋裕一郎
天と地が和し、響きに触れる。
鼓童創立 40周年記念作品の『鼓』
佐渡ヶ島を拠点として半世紀。
我々の原点<佐渡>をテーマに
<稽古照今>(けいこしょうこん)
古きを稽(かんがえ)今を照らす。
新たな領域への礎となる舞台。
天地根源の力を呼び覚ます太鼓の音。
佐渡だからこそ生まれ、育まれた音を
劇場にて触れて頂けたら幸いです。
永六輔氏 (2000年7月 当時の手紙より)
君達の太鼓は
そこにあるだけで
充分に鑑賞に
耐える工藝品であり
美術品なのだ。
だから君達も
そこにいるだけで
存在感を示せる
人間であってほしい
その上で太鼓と向いあうと
君達は中途半端な
人間であるよりは
純粋に「童」であることに
徹することでしか
対応出来ないことに気づく。
その時君達は
鼓童なのだ。
【鼓童 2020年初演作品PV公開!】鼓童「鼓」Promotion Video for New Production: Kodo “Tsuzumi” (Premieres Late 2020)
公演情報
【出演(予定)】齊藤栄一、石塚充、地代純、三浦康暉、池永レオ遼太郎、北林玲央、米山水木、木村佑太、平田裕貴、山脇千栄、定成啓、新山萌、野仲純平
2020年11月3日(火・祝) 福岡県/黒崎ひびしんホール大ホール