演出家・鈴木裕美が8月から『演劇のことを話す時間』をスタート
2020年5月から14回にわたり、オンラインで『戯曲の読み方』ワークショップを開催してきた演出家の鈴木裕美が、隔週金曜日の夜に、毎回違うテーマで『演劇のことを話す時間』を始めることになった。
観劇後にカフェやバーで演劇のことを話す時間が持てなくなっている現在、オンラインで演劇のことを話し合える場となることを願っているとのこと。このたび鈴木本人から、コメントが到着している。
鈴木裕美コメント
「演劇のことを話す時間」について
この5月から14回にわたり、オンラインで「戯曲の読み方」ワークショップをやってきました。その中で、戯曲についての以外の質問にもお答えしていたのですが、オーディションについてや、俳優と演出家とのコミュニケーションについてなどは、多くの方からご質問がありました。
そこで、それらのご質問に特化したお話をさせていただく機会を作ってもいいのだな、と思いつき、「演劇のことを話す時間」 を始めることにしました。隔週金曜日19時開演です。笑
この数ヶ月、 観劇後のカフェやバーで演劇のことを話す時間が持てなくなっています。オンラインではありますし、 完全な双方向は難しいかもしれませんが、 演劇のことを話し合えたらと思います。
また、40年弱演劇に携わってきて、 私なりにわかってきたことについてお話ししようと思いますので、もし私の話が皆さまの演劇に対するショートカットキーになれたら、本当に嬉しいと思っています。
内容は、毎回設定するテーマに基づき、1時間程私からお話しをさせて頂き、その後は皆様からのご質問にお答えします。 場合によってはディスカッションになると思います。また、テーマによっては、ゲストをお招きし、対談形式をとることも考えています。
音声、画像共にオンにしてご参加いただけますが、任意です。どちらもオフにして、視聴だけの参加も可能です。
今回のテーマ「オーディション」について
第1回はご質問の多かった「オーディションについて」です。昨年、新国立劇場でフルキャストオーディションのチェーホフ「 かもめ」を演出しました。フルキャストオーディションでの芝居作りはかねてよりやりたいと思っていたことですし、今後も是非やりたいと思っています。
オーディションというものについて私がどう考えているか、どんなことを基準に判断しているか、正直に率直に、お話ししたいと思います。
今後考えているテーマについて
★演出家の仕事(俳優、スタッフとのコミュニケーションについて )
★私の考える良い俳優とは(あくまで私見)
★「かもめ」のあれこれ
★「サンセット大通り」について
★翻訳劇、翻訳ミュージカルについて