木村昴「ネガティブをポジティブに変えるのが『ヒプマイ』の魅力」　合同インタビューでは6ディビジョンリーダーが「かわいい」を応酬

2020年8月16日、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』のABEMA特別番組「ヒプノシスマイク5thライブBD／DVD発売記念！ディビジョンリーダー大集結SP」がABEMAにて放送された。

その番組生放送後のスタジオにて行われた、6ディビジョンリーダー合同取材の模様をお伝えする。6ディビジョンそれぞれのリーダー役である木村昴・浅沼晋太郎・白井悠介・速水奨・岩崎諒太・葉山翔太の6名の『ヒプマイ』声優たちが、ABEMA月一レギュラー番組への期待や、“5thライブ”円盤の見どころなどを語った

速水奨「みんなカッコイイし、かわいいんですよ」。6ディビジョンリーダーが語るお互いの印象とは？

まずお互いの印象について、木村昴（山田 一郎役）は「ナゴヤ・オオサカのディビジョンが加わったことで、華やかになりましたよね。岩崎さんと葉山さんが良いキャラクターをしているので、喋ってて楽しい」と回答。浅沼晋太郎（碧棺 左馬刻役）は「こんなご時世なので、同じ作品に出ているメンバーとは言えなかなか会う機会もなかったが、今回会えたことで安心した。あんまり深く話せていなかったメンバーも、今回の中で意外な一面が見れて楽しかった」と語った。

また白井悠介（飴村 乱数役）は「ステージ上で共演するのと、こういう番組という形でトークするのとでは印象が違いますし、これから月イチで番組も始まりますので、どんどんこういう形で一緒になって、お互いを知って、次のステージとかライブに向けて絆を作ってけたらいいなと思います」と答える。

続けて速水奨（神宮寺 寂雷役）は、「元々の4人のリーダーもみんなカッコイイしかわいいんですよ。でも岩崎君と葉山君が来たら、もっとかわいい。これからもベタかわいがりします」と言えば、すかさず木村が「そんな速水さんもベタ可愛いですよ」と合いの手を入れた。

新メンバーである岩崎諒太（白膠木 簓役）は「最初は4つのディビジョンの皆さんで作り上げてきたものを、自分たちが入ったことでより大きなものにしていかなきゃいけないなという責任感があると思います」と緊張した面持ちで語れば、木村が「金持ちの家の大理石の床で空回りしてるチワワみたいですね」とツッコミを入れる。同じく新メンバーである葉山翔太（波羅夷 空却役）も、「改めて振り返ってみて、緊張してたんだと思いました。4ディビジョンがすでに完成されて和やかな雰囲気ができていたから、僕も岩崎さんも入りやすかったんだろうなと思います。これから新しい番組も始まるので、盛り上げていこうと思います」と語れば、浅沼が「かわいいかよ」と漏らす場面も。

新規のオオサカ・ナゴヤ2ディビジョンのリーダーに対して木村は、「結構二人ともいろんな場面で途中から入られたことを気になさるんですよ。途中からとは思えない技術ありますし、僕らもマジ気にしてない。これから『途中から』なんて言ったら、フルボッコにする（笑）」と述べ、「それが怖い！」とスタジオの爆笑を誘った。

「ローションかぶってラップバトル」も!?新バラエティの（妄想）企画会議勃発！

また、これから月一レギュラーとして始まるバラエティ番組について、その企画内容について、各メンバーが自由に語る。まだ誰も全貌がつかめていないということで、ここからは完全な妄想話も含まれるのでご了承の上で読んでいただきたい。

木村は「『バラエティバトル』って看板、めっちゃハードル高くないですか!? だとしたら初回放送で熱湯風呂やるしかない！ アツアツおでんとか、もしくはチーム対抗プールで騎馬戦よ！」と提案。それに対して浅沼も、「最終的にはローションかぶってラップバトルよ」と、往年のバラエティ番組であった企画を挙げ、会場は爆笑に包まれた。しかし「速水さんにはやらせられない！」ということで、「低周波治療器で習字とか……」と、木村が速水の身体を労わった企画を提案する場面も。

浅沼は「今回、司会のチョコプラさんとの絡みが楽しかったので、声優業界じゃないところから（番組に）参戦してくださったら面白いんじゃないかなと思いました」と述べる。白井は「ドッキリじゃないですか」が言うと、「ドッキリ仕掛けるなら野津山幸宏（有栖川帝統役）一択でしょう」と適任メンバーの名も挙がった。また速水が「食レポやりたいですね。各地の美味しいA級グルメを2分ぐらいで」という企画を挙げれば、横から「ズルイ！」の声も。

岩崎は「障害物競争？粉まみれになって飴探す？」と運動会のような企画を挙げれば、木村が「岩崎さんだったら、全国各地の池の水抜くみたいな企画も」と、どこかで聞いたような企画を提案する危うい場面もあった。それに対し、速水は「『池の水を抜いたらポツンと一軒家』みたいな」と、更に内容を危うくさせるお茶目な面も見せた。

最後に葉山は「組み合わせをディビジョンごとじゃなくて、いろいろな組み合わせでロケしてみると面白いかな。速水さんと黒田崇矢（天谷奴 零役）さんのロケとか」と、一番実現できそうな良案を挙げた。

浅沼晋太郎「もう二度とない『Hoodstar』かもしれない」“5thライブ”円盤見どころ紹介！

最後に“5thライブ”円盤の見どころについて、それぞれが想いのたけを語り尽した。

葉山は、「いろいろと試行錯誤があって、ドームではできなかったですけど現実にさせていただいて。みなさんの熱量が凝縮されたステージだったと思います。だからこそ、初めから最後までじっくりと楽しんでほしい。特にナゴヤディビジョンとしては初ステージで、自分たちで練習してきたことを目一杯注ぎ込めたと思っている」と語る。岩崎は、「18人が揃ってディビジョンラップバトルをやれた。ナゴヤ、オオサカが追加されての大ボリュームのライブになっているので、何回観ても違う発見がある」と紹介した。

速水は、「僕らもそうですけど、お客さんの熱量の凄さで、そのお客様の想いをいただいてステージに立たせていただいているので、その心地よさと『頑張らなきゃいかん』という責任感と、その中にいられることが幸せ。ある意味で一つの集大成が整ったライブ映像だと思うので、じっくり見て欲しいです」と述べる。白井は、「皆さんの目の前で歌うことは出来ませんでしたけれども、スタジオならではのカメラの切り替えや演出を楽しんでいただけたらと思います」と述べた。

続いて浅沼は「特典映像で『Hoodstar』を歌う直前に、昴（木村）が『めちゃめちゃ楽しい！って感じ出しましょう』って言ったんです。その『Hoodstar』、みんなが今までに無い表情で歌っているので、これはもしかしたらもう二度とない映像かもしれないです」と伝えた。

最後に木村が、「生放送で見ていただいた映像とはカメラやカット割りもまた変わっていて、DVD・Blu-ray用に、かっこいいところをより引き出した映像になっています。生放送を見ていただいた方も楽しめますし、初めて見ていただける方には、『ヒプマイ』の今、我々が持てる最大限のパフォーマンスと、一番かっこいいライブを見ていただけるんではないかと。また『ヒプマイ』の大きな魅力の一つだと思っているのは、キャラクターの抱えている逆境だったりネガティブなパワーだったりするところを、ポジティブに変えていけるところだと思います。今回もライブがドームで出来なかったという悲しみを、プラスのパワーに変えた最高の配信ライブができたということを見ていただけたらなと思います。タダじゃ転びません。速水さんがおっしゃったように集大成ですので、ここから先の我々に対しては、期待にどこを膨らませてもらっても構いません。これからの我々にご注目いただきたい。そんな思いで、私木村は、溢れております！」と語ると、横から浅沼の「清き一票を！」というノリツッコミが。オチが付くとともに爆笑が巻き起こった。

6ディビジョンのリーダー間だけでも熱量いっぱいで語られた今回の合同取材。他のメンバーも合わせた全18人になると、どれほどの華やかさとエネルギーになるのか、その答えは8月19日リリースの“5thライブ”Blu-ray・DVDに収められている。『ヒプマイ』ファンはもちろん、これからファンになる方も、ぜひ刮目していただきたい。

取材・文：平原 学