菅田将暉が語る写真家・森山大道の魅力とは 『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』OPナレーションに決定
菅田将暉
2021年4月30日(金)より公開されるドキュメンタリー映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』の本編オープニングナレーション(冒頭映像コメント)に菅田将暉が起用されたことがわかった。
『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』は、写真家・森山大道の素顔に迫るドキュメンタリー。森山は、菅田将暉や宇多田ヒカル、木村拓哉、ONE OK ROCKなど多数の俳優・アーティストらを積極的に撮影し続け、2019年には“写真界のノーベル賞”ハッセルブラッド賞を受賞。80歳を超える現在も現役で活躍している。本作は、1968年に出版され、幻の作品集として半ば伝説となっていた森山のデビュー写真集『にっぽん劇場写真帖』を復刊するプロジェクトに密着し、森山の撮影する姿だけでなく、造本家や編集者とやりとりする様子なども収めているという。
『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』 (C)『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい』フィルムパートナーズ
本作のオープニングナレーションでは、菅田が森山の写真世界の魅力を約4分間にわたって語るという。9月12日・13日・19日・20日に東京都写真美術館ホールで行われる特別先行上映で初上映され、2021年4月30日からの一般公開以降もすべての上映に付属する。
もともと森山の写真が好きで、高校時代から森山さんの写真集を見ていたという菅田。同じ大阪・池田の町に生まれ育ったという共通点も持つ二人は、2016年に新宿ゴールデン街で行われた映画『あゝ、荒野』のポスター撮影で初めて出会った。「大道さんに撮ってもらうことは、この上ない喜びだった」という菅田は、森山のドキュメンタリー映画が制作されると聞き、快くナレーションを引き受けたという。
菅田の推薦コメントと、テレビマンユニオン・杉田浩光プロデューサーのコメントは以下のとおり。
菅田将暉(俳優)
深い深い黒く美しい写真には、何よりも夢と心がある。僕は、見えていないものばかりだ。
杉田浩光(企画・プロデューサー/テレビマンユニオン/映画『あゝ、荒野』プロデューサー)
2016年夏、新宿ゴールデン街で映画「あゝ、荒野」のポスター撮影を行った。
写真家は森山大道さん、被写体は菅田将暉さんとヤン・イクチュンさんのお二人。
撮影後、興奮さめやらぬ菅田さんは、歌舞伎町のラーメン屋「どうとんぼり神座(大阪・道頓堀発)」でラーメンを啜りながら、しばらく、ずっと、その感動を語り続けていた。
数日後、付箋だらけの寺山修司「あゝ、荒野」(原作本)を持った岩間玄監督が僕の前に現れた。
これは何かの縁だ、きっとこの時から本作品でこの顔ぶれが合流することが決まっていたのかもしれない。
菅田将暉さんが、編集の最終段階で、本編オープニングのナレーションを読んでくれることになった。
まさに、新たな息吹を吹き込んでくれたと言うべきであろうか。
是非、この奇跡のマッチングを観て頂きたい。
『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』は2021年4月30日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント他全国順次公開。