大人計画ウーマンリブVol.13「七年ぶりの恋人」WOWOWで放送決定

2015.12.10
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舞台

大人計画ウーマンリブVol.13「七年ぶりの恋人」

文化祭と体育祭が一緒になったようなクドカン流お祭り騒ぎ!

「あまちゃん」(NHK)、「ごめんね青春!」(TBS)などのドラマから、映画『謝罪の王様』など、数多くの話題作を生み出してきた脚本家・宮藤官九郎。近年、ドラマや映画での活躍が多かった宮藤が、7年ぶりに“コント”で舞台に返り咲く!それが大人計画ウーマンリブVol.13「七年ぶりの恋人」。本作が2016年2月WOWOWにて放送されることとなった。

舞台はテレビ局のスタジオ。生放送の音楽番組「震撼!歌謡ヒットメドレー」が始まった。どこか昭和を思わせる司会者(村杉蝉之介)や歌手(阿部サダヲ、皆川猿時、荒川良々、宮藤官九郎)が続々登場し歌を披露していく。そんな中、番組スタッフ(少路勇介)が「コンソメパンチさん、楽屋から出てきません!」と騒ぎだす。「コンソメパンチ」とは、30年前に1曲だけヒットした女性2人組アイドル(池津祥子、伊勢志摩)。今夜、30年ぶりに出演する予定だったのだ。そのころ、彼女らの楽屋では、昔の面影がすっかりなくなった2人が出演すべきか悩んでいた(オープニング~「ハートのエースが出てこない」)。
このほか、“夏フェス”に憧れる中学生男子(皆川、村杉、荒川)が、フェスを開催しようと奔走する「時をかける少女」、とある漫画をモチーフにした全編中国語の「買い物ブギ」など、懐メロをタイトルにしたコント全11本をほぼノーカットで放送する。

出演は、宮藤はもちろん、彼と数々の修羅場をくぐり抜けてきたという、阿部サダヲ、池津祥子、伊勢志摩、皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々、少路勇介というメンバー。主題歌「七年ぶりの恋人」の作曲が細野晴臣ということにも注目したい。

宮藤が「自分はコント作家だと思っています。コントを書きたい欲を満たしたのが『ウーマンリブ』の“恋人”シリーズ」と語るように、宮藤の“コント欲”が濃縮された作品となっている。最年長・村杉は50歳、最年少の少路でも36歳という、アラフィフ&アラフォーの出演者だが、宮藤の書くコントに“年相応”という言葉は無い。全員が汗だくで駆け回り、歌い、踊り、叫ぶ。

“いい年のオトナ”たちの悪ふざけほど楽しく笑えるものはないと言い切れるほど、笑って笑ってスッキリ爽快なステージ。満席の東京・本多劇場の温度と湿度を一気に上げた、全力疾走する猛者たちを、劇場にいる気分で見ていただきたい。

放送情報
大人計画ウーマンリブVol.13「七年ぶりの恋人」 作・演出 宮藤官九郎

■日時:2016年2月放送予定
放送局:WOWOW
作・演出:宮藤官九郎
主題歌:細野晴臣
出演:阿部サダヲ、池津祥子、伊勢志摩、皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々、少路勇介、宮藤官九郎