【独占インタビュー】フリースタイルピアニスト・けいちゃん、さいたまスーパーアリーナから生配信の初ワンマンライブがいよいよ開催!
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けいちゃん
動画配信などを活動の中心とした進化系ピアニスト・けいちゃんの初ワンマンライブ『〜Freestyle Piano Party〜 World & You』が2020年12月3日(木)、さいたまスーパーアリーナより、イープラス・Streaming+にて遂に生配信される。さいたまスーパーアリーナでのピアニスト単独公演は史上初。
本番1週間前に迫る11月27日(金)、都内のリハーサル会場に潜入。本番を目前に控えたけいちゃんに、独占インタビューを試みた。初ワンマンライブへの意気込みや選曲にあたっての思いを語ってもらったほか、けいちゃんの知られざる素顔に迫った。
――リハーサルの手応えはどうですか。
とても順調に進んでいます。バンドメンバーの人たちの理解も得ながら、自分の作ってきた曲が、組み上げられていくのが面白いです。
――少しだけリハーサルを拝見しましたが、リハーサル2日目なのに、曲の細かいところまで詰めていて、かなりハードな要求であってもさらっと出来てしまうことが印象的でした。今までずっと一緒にやってきたかのようなチーム感も感じました。
そうですね。バンドメンバーの方々がすごく頑張って練習してくださったので、2日目なのにここまで詰められるのが、すごいですよね。今回は本当に洗練された楽曲をお届けできるという自信があります。
――改めて今回は、さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブということですが、率直にどうですか。
最初お話をいただいた時は、とても嬉しかったです。もうそれは、今年一番、いや、ここ10年で一番嬉しかったと思います。
――さいたまスーパーアリーナでのピアニスト単独公演は史上初だとか。緊張もあるのでは?
緊張よりワクワクの方が大きいですね。今回は無観客ライブで、生配信されます。全国どこでも誰でも見られるので、たくさんの方に見ていただきたいなと思います。
――今回、演奏曲に関してはどう選ばれたのですか。
「フリースタイルピアニスト」を名乗っているので、フリースタイルらしさを散りばめようと思って、いろいろなジャンルの曲を入れました。ポップス、ジャズ、クラシック、ロックと、様々なジャンルの曲をこのライブで楽しんでほしいです。一言で言うと、「けいちゃんの全てが詰まったプログラム」ですね。
――ライブタイトルは『〜Freestyle Piano Party〜World & You』です。どんな思いを込められたのですか。
『World & Me』という僕の代表曲がありまして、そのタイトルになぞらえてつけました。
世界と自分は繋がっていると、よく感じています。それこそYouTubeなどで、国内外、世界中の人たちと触れあえる時代ですから。だからこそ、次はまさにあなたと繋がりたい。やっぱり見ていただく方がいないと、僕は僕になりきれない。そんな気持ちから、日頃の感謝を込めたタイトルにしたんです。生配信、リアルタイムであることは確かなので、気持ちをしっかり繋げていきたい。そんな意気込みで演奏したいと思います。
――あまり公にされていない、けいちゃんのことを伺いたいのですが、いつピアノを始められたのですか?
3歳のときですね。全然覚えていないんですけど、家にあったおもちゃのピアノを楽しそうに弾いていたらしいんです。それを見た母親が、ちょっとピアノを始めさせてみるかと。それがきっかけです。
――それから、ピアノにどんどんはまっていった。
物心ついたときには手元にあったので、あまり「はまった」という感覚ではないんですけどね。ずっと一緒に生きている感じです。当然のように横に居てくれるような存在ですね。
――改めて、けいちゃんにとって、ピアノはどんな存在ですか。
ずっと昔から一緒に遊んでくれたり、伝えたいことを代わりに代弁してくれたり、悲しいことがあったときは慰めてくれる、相棒のような存在です。僕ピアノを使えばなんでも表現できるから、もうコミュニケーションツールの一つなんだと思います。かけがえのない友人であり、家族みたいなものですね。
――現在、YouTubeで演奏を配信されていますが、配信されるようになったきっかけは何かあったのでしょうか?
自分の世界観を誰かに知ってもらいたいって思ったとき、今の時代はネットを味方につかなきゃダメだなと思って。YouTubeでストリートピアノの演奏動画をたまたま見つけて、自分も演奏動画を撮ってみようかなと始めたのがきっかけです。1、2、3本と動画をあげていくうちに、見てくれる人が増えて。
一番変化を感じたのは『白日』の動画からですかね。あの動画をきっかけでどんどん見てくださる人が増えた気がします。
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――プロに聞くのも野暮なのですが、1日どれぐらいピアノを弾いていらっしゃるんですか。寝る以外ピアノを弾いているイメージなのですが。
いや、実はそんなこともないんですよ(笑)。日によりますけど、30分ぐらいしかピアノを触らない日もありますし、10時間ぐらい弾く日もあるし、バラバラです。
――ピアノを弾く以外には何をやってるんですか?
何やっているんだろう……! んー……、ちょうちょを追いかけたり、ノラ猫と戯れたり……?(笑) いや、それは冗談ですけど。 大好物の甘いものを食べながら「わーおいしいー」って空を仰いだりしてたりとかですかね(笑)。
――息抜きはあるのですか?
ピアノを弾くことですかね(笑)。長時間のリハーサルをやっていても、休憩時間には遊びでピアノを弾いているので、「なんで休まないんですか?」ってスタッフの方に驚かれます(笑)。僕にとっては最高の休息なんですけどね。
――今回披露されるオリジナル曲の数々。イメージや曲調の幅の広さに驚くのですが、どういう場面で音楽を思いつくのですか?
僕は、寝る直前に思いつくことが多いです。ベッドに入った直後に、急にパッと出てくる。そこで、起きて、ピアノのところに行って弾いて、録音して、一通りメモをし終わったら、また寝る。けどまた浮かんじゃって……みたいに眠れない夜もあります(笑)。
――最後に意気込みとメッセージをお願いします!
ピアノに興味がある人、僕のことを少しでも知っている人にはもちろん見てほしいんですけど、ピアノに興味がない人や僕のことを全然知らない人にも見てほしいですね。いまの時代だからこその音楽のカタチを、皆さんにご覧いただけると思っています!
取材・文=五月女菜穂
ライブ情報
アーカイブ視聴:12月13日(日)23:59まで可能