キッド・カディ、デイヴ・グロールらが出演 映画『ビルとテッドの時空旅行』故エディ・ヴァン・ヘイレンさんへの想いも明らかに
カメオ出演しているキッド・カティ(中央) (C)2020 Bill & Ted FTM, LLC. All rights reserved.
12月18日に封切られる映画『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』にキッド・カディとデイヴ・グロールがカメオ出演していることがわかった。
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』は、キアヌ・リーブス演じるテッドとアレックス・ウィンター演じるビルの高校生コンビ“ビルとテッド”の活躍を描いたコメディ映画シリーズ29年ぶりの新作。『ギャラクシー・クエスト』のディーン・パリソット監督がメガホンをとった作品だ。
1989年の第一作『ビルとテッドの大冒険』では、ロックスターに憧れる能天気コンビ・ビルとテッドが電話ボックス型のタイムマシンで様々な時代を旅した。続く1991年の『ビルとテッドの地獄旅行』では、二人が地獄や天国を舞台に活躍。そして、2020年の『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』では、ともに父親となったビルとテッドが、時空のゆがみによって滅亡の危機に瀕した人類を救うため、モーツァルトやルイ・アームストログ、ジミ・ヘンドリックスらと歴史上最強のバンドを組み、「世界を救う音楽」を奏でることを目指す。
本作への出演が明らかになったのは、ラッパーのキッド・カディ、フー・ファイターズのデイヴ・グロール。また、アーケイド・ファイアのウィン・バトラーもノンクレジットで友情出演しているという。
本作の製作陣は、10月6日に亡くなったギタリスト エディ・ヴァン・ヘイレンさんにも出演オファーしていたそう。『ビルとテッドの時空旅行』の脚本の段階でエディさんの名前が挙がっていたものの、ビル役のアレックス・ウィンターは「彼は私生活を大切にしていて、あまり表に出るようなタイプではなかったんだ。カリスマ性がものすごくある一方で、とても上品な人だった。彼のためのシーンを書いて根気よく交渉したものの、ノーと言われてしまったんだ。個人的な理由ということで、当時はもちろん分からなかったけど、今なら悲しいことにそれが分かるよ」とオファーの結果、出演が叶わなかったことも明かしている。
また、ウィンターは、「(劇中の)エアギターは完全にエディを意識しているよ。ビルとテッドなら間違いなく彼に影響されただろうし、真似したはずだから」と話している。また、1作目から脚本を務めるエド・ソロモンも、「『ビルとテッド』シリーズは、ヴァン・ヘイレンの「JUMP」のようなエネルギッシュでダイナミックな映画を目指していたんだ」とコメントしている。
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』は12月18日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。