音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』ジョーン役で高野菜々が「令和2年度文化庁芸術祭賞(演劇部門 新人賞)」を受賞
音楽座ミュージカルに所属する俳優、高野菜々が、音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』(製作著作・主催:ヒューマンデザイン)のジョーン役で「令和2年度文化庁芸術祭賞(演劇部門 新人賞)」を受賞した。
2018年に世界で初めてアガサ・クリスティーの名作小説『春にして君を離れ』をミュージカル化した音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』。 その主人公であるジョーン役をつとめた高野は、初舞台から多くの主役を演じてきたが、初演のオリジナルキャストとしてゼロから役を創り上げたのは、今回がはじめての経験だった。
高野のコメントと受賞対象・理由は、下記の通り。なお、本作品の舞台映像は2020年12月28日(月)からイープラスStreaming+で、オンライン配信される。
高野菜々コメント
高野菜々
音楽座ミュージカルに所属して12年。初舞台の頃から今回のジョーンまで、可能性にかけて挑戦させ、育ててくれたカンパニー、そして支えてくださる皆さんへの感謝と受賞の感動で今、胸がいっぱいです。私たちにとっての最大のエールとして、明日につながる一歩となるような作品を生み出し続けられるよう、これからも真摯に励んでまいります。
*受賞対象:音楽座ミュージカル「SUNDAY(サンデイ)」における演技
*受賞理由:理想的な家庭を築いたと自負する女性ジョーンが、 旅先の出会いから自らの人生に向き合い、 その真実に目覚める姿を、 心の奥底を焙り出す確かな演技、 圧倒的な歌唱力で演じ切った。 これまで薄幸の少女などの役が多かったが、 成人した子を持つ人妻という新たな役柄に挑戦。 令和のミュージカル界を牽引することを期待したい。
高野菜々 (こうの・なな)プロフィール
広島県出身。 血液型A型。 広島音楽高校を経て2008年6月から音楽座ミュージカルに参加。
初舞台の『マドモアゼル・モーツァルト』で主役のモーツァルト(エリーザ)に抜擢、圧倒的な歌唱力と大胆な演技が注目される。以後、『シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ』折口佳代、『泣かないで』森田ミツ、『リトルプリンス』王子、花、『七つの人形の恋物語』(7dolls)ムーシュ、にんじんなど常に主要な役柄をつとめてきた。また、声優では賢プロダクションに所属し、『タンブルリーフ』フィグ(主役)、 『妖怪ウォッチ2』フミアキ、 ディズニー・チャンネル『パグ・パグ・アドベンチャー』ビンゴ(主役)、 『ロスト・イン・オズ』ドロシー(主役)などの役で活躍している。