劇団フェリーちゃん、永井カイル・西邑卓哲によるオリジナル楽曲のミュージックビデオが公開 虚飾集団廻天百眼主宰・石井飛鳥が撮影を担当
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(左から)『Lucos -在処-』『Cuo -行方-』
俳優のなにわえわみが主宰する劇団フェリーちゃんが、2020年9月に公開した第五の航海『Ma les me Role ~マルムロール~』オリジナル劇中曲のミュージックビデオを製作し、2021年2月19日(金)YouTube にて公開することとなった。
ミュージックビデオの撮影を担当したのは、人気漫画『少女椿』の舞台化等で知られる虚飾集団廻天百眼の主宰であり、写真及び映像のカメラマンとしても活躍する石井飛鳥。2日間の野外ロケを敢行し、“海にまつわるファンタジー”を上演する劇団フェリーちゃんの世界観を体現させた。
『カメラを止めるな!』で日本アカデミー賞優秀音楽部門を受賞した永井カイル作曲の『Lucos -在処-』のミュージックビデオは、日の入りに合わせて17 時に公開される。時間と共に様々な表情をみせる広大な水平線を背景に、マルムロールに登場するキャラクターたちの日常と、それぞれが抱える心境の在り処を描く。
『Lucos -在り処-』より
ポスト・ニューウェーブバンド『FOXPILL CULT』でディスクユニオンのチャートインを果たした西邑卓哲作曲の『Cuo -行方-』のミュージックビデオは、同日の22 時に公開。『Lucos-在り処-』 と対照的に、どんよりと曇った空の下、創作に行き詰まった作家は、生み出された物語の登場人物たちと共に、混沌たる喧騒の果てに辿り着く行方を探る。
『Cuo -行方-』より
これまでの劇団フェリーちゃんの公演作品のオマージュであり、2021年9月に再演される第五の航海『Ma les me Role ~マルムロール~』への伏線ともなる映像作品となっている。
2曲を使用して行う劇場公演、第五の航海『Ma les me Role ~マルムロール~』は、中世ヨーロッパでの黒死病の流行を題材にしたファンタジー作品。ラングラント王国の女王シェリーと仲間達は、国中で流行する未知の病を鎮めるため、願いのイシをめぐる冒険を繰り広げる。
今作は、2017 年4 月に劇団フェリーちゃんの旗揚げ公演で上演した演目のリニューアル作品であり、2020 年9月の公演を予定していたが、新型コロナウィルス感染拡大を受けて2021年9月23日(木・祝)から26日(日)に延期となった。花まる学習会王子小劇場(東京都北区)にて上演される満を辞しての本公演にも期待したい。