演劇団体・くちびるの会、児童向け演劇作品「紙おしばい『ことだまの森』」の映像を無料公開
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「紙おしばい『ことだまの森』」 撮影:鷺坂悠馬
演劇団体・くちびるの会が、児童向け演劇作品「紙おしばい『ことだまの森』」の試演会(2021年1月31日開催)にて収録した映像を、本日3月3日(水)に無料公開したことがわかった。
くちびるの会は、山本タカが2014年に立ち上げた創作拠点。世知辛い世の中を、あくまで生活者な視点で見つめ、思考の飛躍と現実の曲解で以って、なんとか生きやすくするために、作品を創作。公演活動と並行し、子ども対象の演劇「紙おしばい」の創作などにも取り組んでいる。
撮影:鷺坂悠馬
撮影:鷺坂悠馬
そんな本団体は吉祥寺シアターが主催する「吉祥寺ファミリーシアターアウトリーチプログラム」として2019年に「紙おしばい『よふかしの国』」を発表し、武蔵野市内の小学校で巡回公演などを行ってきた。『ことだまの森』はその第二弾として創作した新作だ。
撮影:鷺坂悠馬
撮影:鷺坂悠馬
主人公は、小学三年生の男の子。友達とケンカしてしまった夜、言った言葉が本当になる「ことだまラムネ」を手にして、ことだまの森を駆け巡る。友達とのすれ違い、心が通じたときのうれしさなど、子どもたちの心の動きをみずみずしく描いた今作。試演会を観た観客からは「紙芝居からたくさんの風景が思い浮かんでとても楽しかった」「おしばいを通じて、こどもに大切なことを伝えられる」「大人でも楽しめて考えさせられた」など、貴重な意見がたくさん寄せられた。
そんな本作を、くちびるの会は、映像を通してではあるが、多くの方に見てもらいたいという思いを込めて配信する。
撮影:鷺坂悠馬
くちびるの会 代表 山本タカ コメント
くちびるの会は、2019年より吉祥寺シアターと連携し児童対象演劇作品の創作を行っています。
「紙おしばい」は、「紙芝居」と「お芝居(演劇)」を融合させた、くちびるの会独自の表現です。
『ことだまの森』は「紙おしばい」の第二弾となる作品です。
口に出した言葉がなんでも本当になる「ことだまラムネ」。「ことだまラムネ」を使って作った「ことだまの森」。
小学生2人が、一晩の冒険を通して「コミュニケーションの大切さ」を理解していく物語です。
こんなご時世だからこそ、観た人が「言葉」について考えるきっかけになればと思います。
本来「紙おしばい」は、小学校を廻りながら、教室などで上演することを想定した演目です。
昨今、感染症の関係でなかなか上演の機会が得にくいのですが、映像を通して多くの方々に楽しんでいただきたいです。
もし、ご覧になって「地域や学校でやって欲しい!」と思って下さるのでしたら、ぜひお声がけくださませ。
配信情報
出演:コロ、薄平広樹、堀 晃大(チーム・ギンクラ)/かぶりもの出演
https://youtu.be/wdKjRR2EW3E
上演日:2021年1月31日(日)