“もしも光の速さで自転車を漕げば” 爆弾解除ができるのか? アインシュタインの理論を楽しく学ぶ『アインシュタイン展』

2021.3.4
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アインシュタイン展

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20世紀最高の物理学者と称されるアルバート・アインシュタインの、ノーベル物理学賞受賞100年を記念した特別展『アインシュタイン展』が、3月20日より名古屋市科学館で開催される。今回、この展覧会の見どころの一つである、遊びながらアインシュタインの理論を学べる体験コーナーのイメージ画像が公開となった。

体験コーナー1 爆弾解除! 光速サイクリング

アインシュタインが16歳のとき「もし自分が光の速さで飛んだら、顔は鏡に映るのだろうか?」という疑問を持ったことがきっかけで誕生した「特殊相対性理論」。「止まった光などありえない」と考えて悩んだアインシュタインが後に発見したのが、「光の速さは、誰が見てもつねに秒速約30万kmで進む」という「光速度不変の原理」である。ここから「時間や距離は絶対的なものではなく、立場によって変わる相対的なもの」ということを導き出した。この体験コーナーでは、1年後に爆発する爆弾を自転車に乗せ、光の速さでも2年かかる惑星までこぐというシミュレーションゲームを楽しむことができる。途中で爆弾は爆発してしまうのか? それとも “もしも光の速さで自転車を漕げば” 爆弾解除ができるのか? 自転車を漕いでどんどん光の速さに近づけていくと、周りの景色はどう変化するのか、どうすれば爆弾は解除できるのか。ゲームを通して時間と距離が伸び縮みする世界の変化を体験しよう。

体験コーナー「爆弾解除! 光速サイクリング」イメージ

体験コーナー2 光の粒で電子を飛ばそう!

「光は波だ」「いや粒だ」と長年続いた論争に決着をつけたのもアインシュタインだ。「光は粒子であり、波でもある」と二面性を発見し、ノーベル物理学賞を受賞した。このコーナーでは、光の粒に見立てたボールを的に当て、「でんしくん」を飛び出させて楽しむもの。ボールの色によって「でんしくん」が飛び出す高さが違うのはなぜなのか、光の秘密を学びながら、より多くの「でんしくん」を飛ばして高得点を目指そう。

体験コーナー「光の粒で電子を飛ばそう」イメージ

会場ではほかにも、 一般相対性理論を体験できる「デジタル宇宙空間の散歩」のコーナーや、ブラウン運動を体感する「光のランダムウォーク」など、様々なゲームやおもちゃを用意。 アインシュタインの科学理論や、日本とのつながりについて、子どもたちが楽しみながら学ぶことができる。

『アインシュタイン展』は、3月20日(土)から6月6日(日)まで、名古屋市科学館で開催。

イベント情報

ノーベル賞受賞100年記念『アインシュタイン展』
会期:2021年3月20日(土・祝)-2021年6月6日(日)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
会場:名古屋市科学館 理工館 地下2階イベントホール(名古屋市中区栄二丁目17番1号 電話052-201-4486)
休館日:毎週月曜日(5月3日は開館)、4月16日(金)、5月6日(木)、5月21日(金)
主催:名古屋市科学館、読売新聞社、東海テレビ放送、中日新聞社
特別協力:ヘブライ大学アインシュタインアーカイブ(イスラエル)
特別協賛:佐川印刷
協賛:島津製作所
入場料:一般1500円(1300円) / 高大生800円(600円) / 小中生500円(300円)
※1月23日(土)より前売開始(前売りは3月19日まで)
※( )内は前売り料金
※未就学児童は入場無料
公式ホームページ:https://einstein-nagoya.com
※新型コロナウイルス感染防止に関するご来場者へのお願い事項や最新の情報は、ホームページでご確認ください。
【問い合わせ】名古屋市科学館 052-201-4486