『フジロック』YouTubeライブ配信決定！　払い戻し情報も更新

8月20日（金）、21日（土）、22日（日）に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催される『FUJI ROCK FESTIVAL'21』（以下、フジロック）が、フジロック公式YouTubeチャンネルにて今年もライブ配信を実施することを発表した。

GREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVENの4つのステージで行われるアーティストパフォーマンスの一部、および出演アーティストからのメッセージ、インタビュー動画など現地苗場の模様を全世界に向けてライブ配信する。YouTubeでは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けるエンターテイメントビジネスや団体へのデジタル化支援プログラム「The Stage Lives On」が実施される。今年はYouTube の新機能でショート動画を撮影、編集、投稿ができる「YouTubeショート」を活用し、現地から一部アーティストの舞台裏の様子もフジロック公式チャンネルから配信予定。ライブ配信スケジュールやアーティストラインアップは後日発表される。

そして、の払い戻しに関する情報が更新された。

購入済みでフジロックへの参加に不安がある、或いは体調がすぐれない人に向けたの払い戻しが行われる。払い戻し方法などの詳細は現在調整中で、8月13日（金）に発表される予定だ。

なお、は各券種日の前日まで、キャンプサイト券は8月21日（土）まで（または購入する入場券の最終販売日まで）購入可能、規定の枚数に達した場合はその時点で販売終了となる。に関する詳しい情報はオフィシャルサイトまたはイープラスの特設ページで確認してほしい。

そのほか、以下の発表もされた。
まずは、今年初めて参加する人も、過去参加したことがある人も必ずチェックしておきたいのが8月の苗場の環境だ。

■8月の苗場の環境について

例年7月下旬に開催されてきたフジロックだが、オリンピックイヤーの今年は初めて8月に開催される。例年より約1ヶ月遅い開催となるのだが、山の環境ではこの1ヶ月の違いで日中と夜との寒暖差が大きく異なり、平均最高気温は25度程度、最低気温はおおむね15℃以下。早朝に冷え込むと10度を下回ることもあるようだ。それに加え、山の天気は変わりやすく、突然の雨により濡れることで体温を奪われることもある。

風邪による発熱でも場内での検温時に37.5度以上となった場合は退場しなければならないので、新型コロナウイルス感染防止の対策と合わせて、気温や天気に備えた体調管理に注意が必要だ。開催まであと2週間、苗場の日中の寒暖差や雨対策・熱中症対策、服装や持ち物について、オフィシャルサイトで発表されている細かな情報すべてをチェックして準備に役立てよう。

また、今年初めて参加する人で特に日帰りを予定している人は、自分の予定している交通宿泊手段をもう一度確認してほしい。というのも、フジロックではヘッドライナーを最後まで観ると、最終の新幹線には間に合わないので宿泊施設の確保などが必要になる。

これから手配をする人は8月10日まで受付中のオフィシャルツアーセンターのキャンセル待ちを利用するのもいいだろうし、キャンプサイト券購入は8月21日（土）まで（または購入する入場券の最終販売日まで）可能だ。野宿や会場・駅周辺などでの時間つぶしの宴会などの行為はフジロックのみならず音楽フェスの未来をなくすことにもつながるので絶対にしないでほしい。そのほか、オフィシャルサイトのFAQには初めて参加する人に向けた情報が多く掲載されているのでそちらもチェックしよう。

■被災地支援プロジェクト【Benefit for NIPPON】

フジロックでは、今年も会場内に【Benefit for NIPPON】の義援金箱を設置し、新潟県の感染症対策などを応援する基金「にいがた結プロジェクト」、および東日本大震災復興支援に向けた義援金を受け付ける。集まった義援金は開催地・新潟の医療従事者らを支援する「にいがた結（むすぶ）プロジェクト（新潟県）」と、福島原発事故に伴う様々な長期的影響に配慮して「福島県災害対策本部」へフジロックが送金する義援金と合わせて送金される。

そのほか、“フェスごはん”情報が一挙公開された。今年はエリア毎に営業終了時刻が異なるので、お目当ての世界各国の料理を事前にチェックしておくと良さそうだ。また、9月30日、10月1日・2日の3日間にわたり、フジテレビTWOにて、今年のGREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVENの主要4ステージでのライブが収録された番組『FUJI ROCK FESTIVAL'21 完全版』が各日4時間ずつ計12時間徹底放送されることもアナウンスされた。

従来の来場参加に加えて、自宅で楽しめるライブ配信や後日放送など、それぞれが安心して楽しめるチョイスが用意された“特別なフジロック”。今回の発表からも、ヘッドライナーのRADWIMPS、King Gnu、電気グルーヴをはじめ、日本で活動する総勢146組のアーティストが出演するフジロック開催に向けて、来場者が安心して参加できるように、そして、来場が叶わない人にもフジロックを楽しんでほしいというメッセージが伝わってくる。だが開催実現には来場者の協力も不可欠だ。参加予定の人は自身の体調管理や準備など、自分と他者のためにできることをして協力しよう。

文＝早乙女’dorami’ゆうこ