文学座9月アトリエの会『熱海殺人事件』配信限定でアフタートーク開催

2021.9.1
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舞台


文学座は、文学座9月アトリエの会『熱海殺人事件』(作:つかこうへい、演出:稲葉賀恵)を2021年9月2日(木)~14日(火)、東京・信濃町の文学座アトリエで上演する。出演は石橋徹郎・上川路啓志・奥田一平・山本郁子、演奏は芳垣安洋・助川太郎。

同公演の9月10日(金)18:30開演の回はStreaming+にてライブ配信も行われる(10日以降は、23日まで見逃し配信あり)が、この配信内限定で、本編終了後、無観客のアフタートークが開催されることも、このほど決定した。アフタートークの出演者は、石橋徹郎・上川路啓志・奥田一平・山本郁子・稲葉賀恵(演出)。芝居の終演後、準備が整い次第、実施する(アーカイブでも視聴可)。

部長刑事木村伝兵衛と富山から赴任してきた新任刑事の熊田、そして婦人警官ハナ子が、熱海で起きた殺人事件の真相を、容疑者大山金太郎を取り調べる中で華麗に改ざんしていく─。 そんな『熱海殺人事件』は、1973年につかこうへい氏が当時25歳の若さで文学座に書き下ろした(初演は同年11月26日に、文学座アトリエで開幕。演出:藤原新平)。翌年に第18回岸田國士戯曲賞を最年少で受賞した不朽の名作だ。

世代を超えて数多く上演される本作品に今回、文学座の新キャストと演出の稲葉賀恵が、初演版台本を再構築して挑む。もともと2020年4・5月に上演を予定していたが、緊急事態宣言の発令に伴い、公演中止となり、1年半の時を経て、改めてキャストとスタッフが再集結した。文学座の初演から48年、当時と同じ文学座アトリエという場所で、つかこうへいの遺した伝説的テキストが新たに読み解かれ、再創造される。

ただし劇場公演の入場券は既に入手困難。しかし、今回は配信という形で、観たい人がもれなく、全国どこからでも観ることができるという最高の配慮が用意されている。となれば、この、現代日本演劇史上の金字塔が、初演を上演した文学座によって甦る瞬間に立ち会わない理由が一体どこにあるというのだろうか。いまこそ、改めて、文学座とつかこうへいの交差する地点から現代日本演劇史というものを見つめ直す意義深さを嚙みしめたい。

文学座『熱海殺人事件』角野卓造(初演の熊田留吉役)×稲葉賀恵対談

『熱海殺人事件』が文学座で甦る~角野卓造(初演の熊田留吉役)×稲葉賀恵(令和バージョン演出)の対談が実現
https://spice.eplus.jp/articles/291343

公演情報

文学座9月アトリエの会『熱海殺人事件』

■会場:信濃町・文学座アトリエ
■日程:2021年9月2日(木)~14日(火)
※9月11日(土)18:30 追加公演
※劇場の残席状況は、ブログ を参照のこと

 
■作:つかこうへい
■演出:稲葉賀恵
■出演:石橋徹郎 上川路啓志 奥田一平 山本郁子
■演奏:芳垣安洋、助川太郎
■スタッフ
美術:乘峯雅寛 照明:阪口美和 音楽:高良久美子
音響:鏑木知宏 衣裳:原 まさみ 振付:下司尚実(泥棒対策ライト) 舞台監督:加瀬幸恵
制作:梶原 優、前田麻登、鈴木美幸 宣伝美術:デザイン太陽と雲 宣伝写真:宮川舞子

 
<Streaming+配信>
■申込み:https://eplus.jp/sf/detail/0339710001
視聴期間は2つの期間がございます。視聴する日時により、販売期間が異なります。
①9月10日(金)18:30~9月16日(木)23:59まで
(①の販売期間:8/16(月)10:00~9/16(木)21:00)
②9月17日(金) 0:00~9月23日(木・祝)23:59まで
(②の販売期間:8/16(月)10:00~9/23(木・祝)21:00)
※購入にはイープラスの会員登録(無料)が必要です。
※各期間、配信終了2日前からはカード決済のみでの販売となります。
※「スペシャルアフタートーク」生配信決定
9/10(金)のライブ映像配信本編終了後、『熱海殺人事件』出演者と演出者によるスペシャルアフタートークを開催します。本編とともに配信でしか見れないトークもぜひお楽しみ下さい。
出演者: 石橋徹郎、上川路啓志、奥田一平、山本郁子、稲葉賀恵(演出)
9/10(金)18:30開演の部終演後に生配信。終演後準備が整い次第、開始予定です。
アーカイブ視聴の方もご覧頂けます。


 
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