ミュージカル『オリバー!』子役キャストたちに訊いた~③救貧院の子どもたち<メイフェア>チーム
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救貧院の子どもたち<メイフェア>チーム
19世紀英国の文豪ディケンズの小説「オリバー・ツイスト」を原作として、英国のソングライター、ライオネル・バートによって創り出されたミュージカル『オリバー!』の新演出版がいよいよ、東京・東急シアターオーブ(プレビュー公演:2021年9月30日~10月6日、本公演:10月7日~11月7日)と大阪・梅田芸術劇場メインホール(12月4日~12月14日)で上演される。
このミュージカルの最大の特徴は、子役俳優たちが多数出演することだ。難関のオーディションをくぐり抜けてきた優秀な少年少女たちが繰り広げる歌と踊りの光景は、息をのむほどの壮観を呈することとなるだろう。SPICEでは、そんな彼ら彼女ら一人ひとりを、Q&A形式でフィーチャーしていく。三回目の今回は、救貧院の子どもたち<メイフェア>のチームを紹介する。
■小川竜明(おがわりょうめい)
小川竜明
2008年8月21日、オランダ・アムステルダム生まれ(1〜3歳はロンドンにて育つ)。主な過去出演作品:ミュージカル『スクール・オブ・ロック』ビリー役(公演中止)、2018・2019年 新国立劇場バレエ団『くるみ割り人形』子役出演。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】僕が小さい頃に育った英国・ロンドンが舞台の物語なので、とても親近感を持ちました。ロンドンを舞台に駆け回りたいです! また、沢山の子どもたちと一緒にお稽古をすることは、色々なことを学べる良い機会になる、とも考えました。さらに僕にとっては、コロナで中止になってしまった『スクール・オブ・ロック』のリベンジでもあります。今度こそ初めてのミュージカルの舞台を踏みたいと思いました。
【Q】小川さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】ロンドンのダウンタウンでお母さんとはぐれ、お腹が空いて道端に倒れているところを救貧院のバンブルさんに拾われたのだと思っています。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】『オリバー!』の映画を何度も観たり、原作本も買って読んでいます。また、ロンドンに住んでいた頃の写真やムービーを見ながら、ロンドンの街並みや人々の話し方、雰囲気を感じるようにしています。僕が幼い頃に住んでいた場所は、コヴェントガーデンから徒歩15分くらいのところで、よく周辺を歩いたり、バスで行き来していたそうです。ちょうど今、メインでお稽古しているレッスン場の名前が奇しくも「コヴェントガーデン」という名で、とても感慨深いです。
【Q】気になる共演者は?
【A】まず、濱田めぐみさん。『スクール・オブ・ロック』ではお会いできず、今回初めてお目にかかれたので嬉しかったです。それから、武田真治さん。筋肉がすごくて、見惚れちゃう。僕もきれいな筋肉をつけたいです! そして、なんといっても市村正親さん。台詞の言い方や言葉遣いなど、細かいところにこだわりが感じられ、僕もそれを参考にしながら勉強しています。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】初めてダンスの振りをいただけた時はとても嬉しかったです。いっぱい踊って、沢山汗をかきました。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】僕はギャングのスウィング(※複数の役柄をアンダースタディしている出演者)でもあるので、ギャングのお稽古をじーっと見学しているとお尻が痛くなり、しかも踊りたくてウズウズしてしまうので、結構辛いです。また、何役も覚えないといけないのも大変で、家に帰って何度も踊って身体で覚えていこうと頑張っています。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】フェイギンの隠れ家のセットが、新しく組まれたばかりであるにもかかわらず、昔の雰囲気を色濃く漂わせながら、本物の穴倉のようにボロく見えるところがすごいです。見ていると匂ってくるようです。それがお稽古場に入った時には、思わずテンションが上がりました! もちろん装置だけでなく、言葉遣いや振付など色々な部分で、昔らしさへの細かいこだわりが感じられます。ぜひ、そういうところもチェックしながらお芝居をお楽しみください。
■西口青翔(にしぐちあおと)
西口青翔
2008年7月5日、千葉県生まれ。主な過去出演作品:ミュージカル忍たま乱太郎第9弾『忍術学園 学園祭』猪名寺乱太郎役、テレビ朝日『相棒19』(8話)10歳の光一役、ハウス食品 とんがりコーン「とんがり調査隊/積んでみよう/のせてみよう」篇、日本郵便「名探偵ぽすむず 怪盗キッテからの挑戦状」名探偵ぽすむず役 、 CX系『所JAPAN』(改良ネタ)紫吹淳さんの息子役、など。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】歌とダンスが大好きなので、ミュージカルに出たいという強い気持ちがありました。もちろん、『オリバー!』の作品自体にも、たいへん魅力を感じていました。
【Q】西口さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】オリバーと同じように親を失い、行き場がなくなったからだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】原作を読んだりDVDを鑑賞しながら台本を確認して、歌ったり踊ったりしています。
【Q】気になる共演者は?
【A】市村正親さんです。数々のミュージカルに出演していて、素晴らしいオーラを放っているからです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】沢山の子役キャストたちと仲良くなり、楽しくお稽古ができたことです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】感染症対策をしっかり守りながら、食事を素早くとることが大変でした。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】大人キャストの皆さんと子役たちが力を合わせて繰り広げる、大迫力の歌とダンスは見ものです。オリバーの気持ちやギャング団のたくらみ、救貧院の子どもたちの空想する様子などを観ていただきながら、オリバーの物語に入り込んでください!
■井上綾子(いのうえあやこ)
井上綾子
2010年7月22日、東京都生まれ。主な過去出演作品:ミュージカル『ズボン船長』生徒役。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】『オリバー!』の映画を見て、全ての場面に感動しました。そして、登場人物それぞれの役の個性が素晴らしいと感じられ、自分も出演したくなりました。
【Q】井上さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】新しい家族と出会いたいという思いと、辛いことでも乗り越えられる自分になりたいという思いがあるのではないでしょうか。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】自分の役の個性が、観ている方々にしっかりと伝わるように、色々な表情を作る練習をしています。
【Q】気になる共演者は?
【A】本田伊織くん。以前『ズボン船長』という舞台に一緒に出演させていただいたのですがその時私と同じ生徒役だったのに、今では【ギャングのキャプテン】という重要な役を演じているのでどうしてそんなに上達したのかが気になりました。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】大人キャストの皆さんと共演できたことです。一緒に色々なお話ができて嬉しかったです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】お皿を使った踊りです。もし舞台でお皿を落としたり振りを間違えてしまったら、作品を台無しにしてしまうので、とても緊張します。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】それぞれの役の個性が見どころです。役の個性があるからこそ、この作品が成立しているのだと思います。
■木村律花(きむらりっか)
木村律花
2012年6月14日、愛知県生まれ。大きな舞台は今回が初めて。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】映画の『オリバー!』で、沢山の子どもたちが楽しそうにお芝居をしたり、歌を歌っているのを観て、私もそんなミュージカルに出たいと思いました。
【Q】木村さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】一人ぼっちで、周りに助けてくれる人もいなくて、お金もないから食べる物にも不自由している。子ども一人では生きていかれないから、そこにいるのだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】オートミールを食べてみました。でも、好きにはなれませんでした。
【Q】気になる共演者は?
【A】武田真治さんです。初めてご一緒した時に、とても優しい方だったので、あの恐いフェイギンをどうやって演じられるのかと、気になっています。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】救貧院の場面がとても楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】男の子と二人で組んでダンスをする場面で、息を合わせるのが難しかったです。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】すばらしい曲がたくさんあって、最初から最後までワクワクドキドキがつまっているところです。
■久住星空(くずみせいら)
久住星空
2013年7月3日、埼玉県生まれ。主な過去出演作品:ミュージカル『オズの魔法使い』ライオン役、ミュージカル『プリンセスライブ vol.12』道成寺美見役。〈TV〉『インフルエンス」(WOWOW)子供役。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】子どもたちがいっぱい歌って踊って、とても楽しそうだったからです。
【Q】久住さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】お母さんが病気で死んでしまい、お父さんは仕事で忙しいからと、救貧院に預けられました。でも、お父さんがきっと迎えに来てくれると信じています。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】オートミールを想像しながら、大好物のクリームシチューを具なしのルーだけで飲んでいます。
【Q】気になる共演者は?
【A】北川理恵さん。「信じてみなよ(Consider Yourself)」のシーンの時、理恵さんがお母さん役で出てくるのですが、すごくきれいですし、色々教えてくれるので憧れています。理恵さんのような女優さんになりたいです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】大人キャストさんと一緒に演技ができることが楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】ダンスのステップが難しくて覚えられないところがありました。でも、同じチームのお姉さんたちが教えてくれました。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】かわいそうなシーンもあるけど、最後はみんなが笑顔になれるミュージカルなので、沢山の人に観てもらいたいです。
■佐藤 凌(さとうりょう)
佐藤 凌
2011年12月5日、神奈川県生まれ。主な過去出演作品:東宝舞台『おもろい女』珍役、劇団民藝『夏・南方のローマンス』島民の少年役、石井裕也監督映画『アジアの天使』青木学役など。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】映画を観たことがあり、ミュージカルの舞台のほうも気になりました。日本での公演決定を聞いて、憧れの俳優さんや多くの子どもの仲間たちと舞台に立ちたい!と思うようになり、オーディションを受けました。
【Q】佐藤さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】生まれてすぐに両親に捨てられ孤児院で育ったけれど、そこを抜け出して路上で生活をするようになり食べ物を盗んだところを警察に捕まって、今の救貧院に連れてこられたのだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画と、ミュージカルの舞台を観ました。あと、うすーいお粥を食べてみましたが、まずかったです。
【Q】気になる共演者は?
【A】ソニンさんの大ファンです。迫力の歌声、表情が大好きです。同じ舞台に立てることになり、今からもうドキドキしています。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】大人キャストと子どものキャストとで、動きと歌を初めて合わせた時は、感激しました。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】毎日が楽しくて楽しくて、苦労はありません。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】大人キャストの方々の素晴らしい歌声とともに、オリバー、ドジャーをはじめとする多くの子どもたちが思いきり歌い、ダンスをしながら、舞台で駆け回ります。どうぞキラキラした僕たち、私たちを観に来てください。
■土岐田 育(ときたいく)
土岐田 育
2012年8月31日、東京都生まれ。主な過去出演作品:ドリームミュージカル2019『ピッキー』ププ役、ジュニアミュージカル『ジェイル!』2019 グリーン役、ミュージカル『Angel Landmark〜ものがたりの始まり〜』アンディ役。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】ミュージカルの舞台に出演することを、ずっと目標にしてきたからです。
【Q】土岐田さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】当時の社会では、いくら大切に思っている子どもでも、貧しくて育てられないこともあったのかと思います。それで救貧院に入れられたのでしょう。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画を観たり、車や家で毎日CDを聴いています。
【Q】気になる共演者は?
【A】市村正親さんです。ポケモンの映画で声優をされていて、そのキャラクター(ミュウツー)が一番好きだったので、生の声を聴けてとても感動しました。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】舞台セットの高い所に登って、大人キャストの方とお芝居することが、とても楽しかったです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】僕はよだれが出にくいので、PCR検査が毎回とても大変でした。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】子どもたちみんなで歌う曲の迫力を楽しみにして観に来てください!
■仲西 奏(なかにしかなで)
仲西 奏
2011年1月27日、京都府生まれ。主な過去出演作品:ミュージカル『ズボン船長』フィフィ役・オシッポ役、ミュージカル『オリバー・ツイスト』など。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】昨年出演予定だった舞台がコロナで中止になったため、ミュージカルを通して沢山の方々に夢や希望をお届けすることが出来なかったので、『オリバー!』に出演して、今度こそお届けしたいと思いました。
【Q】仲西さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】親や兄弟など身寄りがいなくて、何とか生き延びるために仕方なく、最低限の唯一の場所に入っているのだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】家の中で、実際にキッチンから銀のボウルを持ってきて、イスに登ったりしながら、シーンのお稽古を再現しています。また、朝ご飯やお昼ご飯をいつもより減らして、少しお腹が減った状態にして救貧院の子どもたちの気持ちに近付きながら、歌やお芝居をお稽古したこともあります。さらに、自分の役(メイリー)のプロフィールや性格などを自分なりに考えてミュージカル・ノートに書き込んでいます。
【Q】気になる共演者は?
【A】中村海琉くんです。『ビリー・エリオット』のビリー役で出演していた海琉くんを劇場で観て「すごいな」と思っていたのに、今、同じシーン、それも隣で出演できることが夢のようで、とても嬉しいです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】ジェフさんが教えてくださる元気な振付がとても楽しいです。また、「健康な状態で初日や千秋楽を迎え、公演を大成功させたい」という同じ目標を目指す仲間や友達ができたことが嬉しかったです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】お稽古を始めた頃は、今までテレビや劇場でしか見たことのなかったすごい役者さん方と同じ舞台に立っているという思いに圧迫され、緊張しっぱなしでした。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】「信じてみなよ(Consider Yourself)」という曲のシーンです。『オリバー!』の中で一番元気をもらえる曲だと思っています。
■廣瀬健也(ひろせけんや)
廣瀬健也
2010年2月18日、神奈川県生まれ。主な過去出演作品:ベーリンガーインゲルハイムの糖尿病ショートムービー、〈TV〉NHK『逆転人生』など。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】ミュージカルを観たことがなく、何も知らなかったのですが、率直に歌・ダンス・演技が楽しくて好きなので、出演したいと思いました。
【Q】廣瀬さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】両親の居ない、貧しい子どもたちが入っていると思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】原作小説を読みました。また、YouTubeで関連する映像を観ました。楽曲も聴きました。
【Q】気になる共演者は?
【A】子役たちです。仲良くなりたいと思っています。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】他のことを何も考えずに、歌やダンスのお稽古に没頭している時が一番楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】振付の表現の仕方が難しいです。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】「信じてみなよ(Consider Yourself)」で大勢の歌唱になるところが最高の盛り上がりになるので、是非そこを観て頂きたいです。
■松浦歩夢(まつうらあゆむ)
松浦歩夢
2011年10月26日、東京都生まれ。主な過去出演作品:舞台『四月は君の嘘』(コロナで中止)。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】『オリバー!』の歌が大好きで、僕も舞台の上で歌ってみたいと思ったからです。
【Q】松浦さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】生まれた時に捨てられてしまったからだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画を何回も見直して、腹ぺこな顔や、ごちそうを沢山食べたい顔など、表情の練習をしました。
【Q】気になる共演者は?
【A】ソニンさん。歌声が力強くてカッコいいからです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】歌のお稽古です。歌が大好きなので、いつも楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】振付です。お兄さんたちについていくのが大変で……でも、楽しいです。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】お稽古はいつもマスクを付けて苦しいけれど、みんなで頑張って素敵な舞台を作っていきます。ぜひ観に来て下さい。
■森田みなも(もりたみなも)
森田みなも
2012年3月27日、東京都生まれ。主な過去出演作品:2020年3・4月『有頂天作家』おたみ役(公演延期)。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】キャメロン・マッキントッシュさんのプロデュース作品がどれも大好きなので(特に『CATS』、『レ・ミゼラブル』)、どうしても彼の作品に参加したいと思いました。オーディションの話を聞いて、初めて『オリバー!』の映画を観た時に、話がとても面白くて興味をもちました。そしてイギリスでの実際の舞台映像の一部を見て、「絶対にやりたい!」いう想いに変わりました。
【Q】森田さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】ビクトリアという名前で、小さな町の貧しい家に生まれました。お母さんは病気、お父さんはお酒ばっかり飲んで仕事もせず、いつも何かに怒っている。ビクトリアが5歳のとき、お父さんは「楽しいところに行くんだよ」と嘘をつき、彼女を救貧院に連れて行く。ビクトリアは嘘をつかれたのも知らないまま、そこの子どもとなる。お母さんはそのことを知り、とても悲しむけれど、病気でベッドから動けず迎えには行けない。9歳になったビクトリアは、お父さんとお母さんが迎えにきてくれるのを今でも待っているし、お母さんもいつか迎えに行きたいと思っている。……そういうふうに私は思っています。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】19世紀の当時のイギリスについて、お母さんと一緒に調べたり、映画の救貧院のシーンを何度もよく見て、そこがどんな環境で、ビクトリアがどのような暮らしをしていたのかを色々と想像しています。
【Q】気になる共演者は?
【A】市村正親さん。ママが、キャーキャー騒ぐほどの市村さんのファンで、「市村さんと同じ舞台に立てるなんてすごい!」といつも言ってくれています。もうひとりは、KENTAROさんです。大好きな歌の先生なので、同じ舞台に立てて嬉しいです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】演出のJ.P(ジャン・ピエール・ヴァン・ダー・スプイ)さんと英語でお話しできたこと! 他には……救貧院のテーブルの上のチキン役になってから、救貧院のみんなが私のことを「チキン」という綽名で呼んでくれるようになったことが、面白くて、楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】ダンスの振りを覚えるのが速くないことです。でも、みんなに遅れないように一生懸命集中して覚えるように努めています。
【Q】『オリバー!』の魅力・見どころは?
【A】登場人物一人ひとりの生活する姿が魅力なのですが、そんな人たち同士が出会うともっと魅力的に感じられます。大人も子どももアンサンブルの動きの豪華さや賑やかさが見どころです。
■涌澤昊生(わくさわこうき)
涌澤昊生
2012年7月31日、東京都生まれ。主な過去出演作品:オペラ『セビリアの理髪師』、劇団山本屋『風を切れ2020』、ベネッセ『こどもちゃれんじ』、短編映画『いつでもアオハル!』峰岸健太役(2021年公開予定)。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】大きなミュージカルの舞台に立ちたかったからです。
【Q】涌澤さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】病気でお母さんが亡くなって、お金もないから仕方なく入っています。時々お母さんを思い出します。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】救貧院についてインターネットで調べて、そこに入ったらどんなことを思うか、考えています。
【Q】気になる共演者は?
【A】お姉ちゃん(涌澤摩央)です。いつもお姉ちゃんの出る舞台を観てばかりいたので、一緒に出られるのが嬉しいです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】どの曲も好きで、みんなと歌って踊るのが楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】「信じてみなよ(Consider Yourself)」のペア・ダンスで息を合わせるのが難しくて、頑張っています。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】ペア・ダンス、そして他のダンスもいっぱい練習していますので、是非それらを見てください!
■涌澤摩央(わくさわまお)
涌澤摩央
2010年9月30日、東京都生まれ。主な過去出演作品:TOURSミュージカル『赤毛のアン』<グリーン・ゲイブルズTOKYO>メンバー、劇団山本屋『風を切れ2019』、ミュージカル『ズボン船長』東京公演 オシッポ役。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】『レ・ミゼラブル』『メリー・ポピンズ』が好きで、同じ海外スタッフさんのミュージカルに出演したかったからです。
【Q】涌澤さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】親に捨てられてしまったからだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】救貧院について調べたり、関連する動画を見たりしています。
【Q】気になる共演者は?
【A】濱田めぐみさんです。憧れの女優さんです。あと、弟(涌澤昊生)がちゃんとやってるかも気になります。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】小道具を使って稽古することです。本番が近づいてくるようでドキドキします。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】のんびり屋なので、色々なことが苦手です。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】救貧院の子どもたちが負けないで、院の役員たちと戦っているところを見て下さい。パワー全開で頑張ります!
ミュージカル『オリバー!』特集
公演情報
■会場:東急シアターオーブ
■日程:
プレビュー公演:2021年9月30日(木)~10月6日(水)
本公演:2021年10月7日(木)~11月7日(日)
■料金(全席指定・税込)
S席14,000円/A席10,000円/B席4,500円
プレビュー:S席12,500円/9,000円/B席4,000円
■一般前売り:2021年7月15日(木)
■
■特別協賛:大和ハウス工業
■後援:ブリティッシュ・カウンシル
[大阪公演]
■会場:梅田芸術劇場メインホール
■日程:2021年12月4日(土)~12月14日(火)
■料金(全席指定・税込)
S席14,000円/A席10,000円/B席4,500円
■一般前売り:2021年10月2日(土)
■
■特別協賛:大和ハウス工業
■後援:ブリティッシュ・カウンシル
※膝上観劇不可
※本公演の入場券は主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※やむを得えない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。ご了承のうえ、お申込みください。
ナンシー:濱田めぐみ/ソニン(Wキャスト)
ビル・サイクス:spi/原慎一郎(Wキャスト)
アートフル・ドジャー:大矢 臣/川口 調/酒井禅功/佐野航太郎(クワトロキャスト)
ミセス・コー二―:浦嶋りんこ/鈴木ほのか(Wキャスト)
ミスター・サワベリー/ミスター・グリムウィグ:鈴木壮麻/KENTARO(Wキャスト)
ミセス・サワベリー/ミセス・ベドウィン:北村岳子/伊東えり(Wキャスト)
ミスター・ブラウンロウ:小野寺昭/目黒祐樹(Wキャスト)
ノア・クレイポール:斎藤准一郎
シャーロット:北川理恵
サリー婆さん:河合篤子
ローズセラー:青山郁代
ミルクメイド:元榮菜摘
ストロベリーセラー:飯田恵理香
ナイフグラインダ―:森山大輔
チャーリー・ベイツ:中村海琉
ディッパー:河井慈杏
ハンドウォーカー:山口俊乃介
スネイク:市村優汰
キング:入内島悠平
キャプテン:髙橋唯人
スティッチム:瀧澤拓未
スパイダー:田中琉己
キッパー:田中誠人
ニッパー:髙橋維束
チャーリー・ベイツ:日暮誠志朗
ディッパー:福田学人
ハンドウォーカー:山下光琉
スネイク:河内奏人
キング:花井 凛
キャプテン:本田伊織
スティッチム:杉本大樹
スパイダー:高田夏都
キッパー:平澤朔太朗
ニッパー:渡邉隼人
小川竜明 西口青翔 井上綾子 木村律花 久住星空 佐藤 凌 土岐田 育 仲西 奏 廣瀬健也 松浦歩夢 森田みなも 涌澤昊生 涌澤摩央
磯田虎太郎 市川裕貴 石倉 雫 木村 心 黒川明美 河本雪華 鐘 美由希 高澤悠斗 土屋飛鳥 寺﨑柚空 平賀 晴 弘山真菜 矢田陽輝
ほか
■脚本・作詞・作曲:ライオネル・バート
■公式Twitter: @OliverMusicalJP https://twitter.com/OliverMusicalJP
■公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCH2fF5Bmcu54JLnunmkD_Yw