新納慎也演出、高橋惠子主演 ミュージカル『HOPE』が開幕 永田崇人、小林亮太らコメント&舞台写真が到着
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左から)小林亮太、高橋惠子、永田崇人、新納慎也 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
2021年10月1日(金)本多劇場にてミュージカル『HOPE』が開幕。演出の新納慎也および出演の高橋惠子、永田崇人、小林亮太のコメントならびにオフィシャル写真が到着した。本公演は、10月9日(土)18:30(K:永田崇人)、10月16日(土)18:30(K:小林亮太)、10月17日(日)13:00(K:永田崇人)の3公演でライブ配信が決定している。
新納慎也[演出・上演台本・訳詞]
フォトセッション:左から)高橋惠子、新納慎也 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
昨日の舞台稽古の時点で、演出家席で号泣しました。お客さま同様、僕自身も「早く本番を観たい!」というワクワクでいっぱいです。
僕は昨年の4月、一番最初の緊急事態宣言が発令する直前にこの舞台に立っていました。20数回公演予定だったものが「不要不急」という言葉で、たった4回しかできずに舞台を降りることになりました。それがこの本多劇場だったんです。こういう形で、しかもずっと僕が挑戦したかった演出という形でカムバックできたことを感慨深く思っています。
『HOPE』はエヴァ・ホープという女性の物語。ホープの人生を見ていると、生きるということの大切さや、どう生きていくかということを考えさせられます。特に多くの方が亡くなったこのコロナ禍で、この先どうなるかも未だわからない世の中、そのメッセージはビビッドに伝わってきます。心を動かすというのは、人間の特権です。もちろん動画や映画でも心は動きますが、生の人間が、生の声で、生の呼吸で演じ、みんなが同じ空間でそれを味わうというのは劇場特有の体験であり、僕はこれが一番心が動くと思うんです。緊急事態宣言も解除されましたので、今こそ心を動かしに劇場にいらしてください。
高橋惠子
高橋惠子 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
私にとっては初めてのミュージカル。ミュージカルをやる役者さんは本当にすごいですね。歌って踊って芝居をして、決め事も多く、ストレートプレイとは違う要素がたくさんある。でも改め音楽の力は素晴らしいなとも感じています。言葉だけでは伝わらないものが、メロディに乗ると伝わる。ハーモニーの素晴らしさや、動きによって表現できることも多い。ミュージカルの素晴らしさを改めて実感しています。
この『HOPE』という作品は本当に奥が深い物語です。稽古していてふと思ったのですが、私は生まれる前からこの作品をやると決めてきたように思えます。それくらい、私にとってはやらなければならない作品。ホープはユダヤ人で、ユダヤ人として生まれてきたことの辛さや悲しみが、裁判の中でどんどん抉られていきます。でも新納さんが、これはセラピーのようなものだ、裁判を受けていく中で浄化されていくんだと仰いました。ホープは最後に新しく旅立っていく。そのことが、私にとっても、そして観てくださる方にとっても希望になっていけばいいなと思います。ぜひ、多くの方にご覧になっていただきたいと思います。
永田崇人
永田崇人 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
『HOPE』というタイトル通り、観ると希望が芽生えてくる作品です。新しいことにチャレンジするのは、いつだって勇気がいること。僕もミュージカルはさほどやっていませんので、今回は自分にとっては大きなチャレンジでした。何かそういう「やってみたいな」「頑張りたいな」と思っている人の背中を押してくれる作品になっていますので、ぜひ劇場にお越しください。
小林亮太
中央)小林亮太 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
Kとして、歴史ある本多劇場でこの作品に出演できることが嬉しいです。皆さまの心を浄化できるように、愛をもって、日々作品をお届けしたいと思います。緊急事態宣言も明けて、当日券も出るとのこと。下北沢で芝居が観たいなと思って、当日引換券の販売があるのはすごく嬉しいことだと思うので、お時間があれば足を運んでいただけたらと思います。
オフィシャル写真
フォトセッション:左から)小林亮太、高橋惠子、永田崇人 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
永田崇人、高橋惠子 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
高橋惠子 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
左から)小林亮太、高橋惠子 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
小林亮太、高橋惠子 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
上から)永田崇人、高橋惠子 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
上から)大沢健、小林亮太 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
清水くるみ 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
中央)高橋惠子 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
中央)上山竜治 撮影:cミュージカル「HOPE」製作委員会/岩田えり
公演情報
長きにわたったイスラエル図書館とエヴァ・ホープの最後の裁判が行われる日。年老いた<狂った女>ホープは初めて長年自分が守ってきた原稿を裁判に持っていく。その原稿そのものが自分自身だ、と主張するホープに対して、裁判官や弁護士たちはその原稿の所有権について説明をはじめる。
ベストセラー作家だったベルトは、何にも属さない絶望を描くユダヤ人のヨーゼフ・クラインの才能に憧れ、原稿を焼くように言い残し死亡したヨーゼフの才能を守るために彼の原稿をそっと保管する。
第二次世界大戦で戦禍が激しくなる中、ベルトはマリーに、再び会える日まで持っていて欲しいとクラインの原稿を託す。マリーは逃げ延びる真っただ中でもベルトとの約束を守る為に原稿に執着し生きるようになり、マリーの娘ホープは原稿しか目に入らない母を横目でみながら戦禍を生き抜こうとする。誰にも関心を持ってもらえずそれでももがいていた中で、カデルに出会い恋に落ちるが、裏切られてしまう。
母を捨て長く彷徨い中年となったホープは再び母がいた場所へと戻り、再び自身の人生を苦しめてきた原稿を手にする。
ホープにとって原稿とは一体何だったのであろうかー。