稲葉友、大鶴佐助、泉澤祐希が出演する二人芝居 舞台『ともだちが来た』開幕 ゲネプロレポートが到着

2021.10.27
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舞台『ともだちが来た』稲葉友・大鶴佐助

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稲葉友が企画・出演を務める舞台『ともだちが来た』が、浅草九劇にて2021年10月27日(水)より公演がスタートする。大鶴佐助、泉澤祐希の今勢いのある3名による様々な組み合わせでの二人芝居となる。

さらに『エダニク』では、稲葉、大鶴と共に浅草九劇の舞台に立ち、過去には『ともだちが来た』に出演し、演出も手掛け、作品と深く関わりのある俳優・中山祐一朗が監修を務めている。

10月26日(火)に稲葉・泉澤の組み合わせ、大鶴・泉澤の組み合わせで実際に劇場となる浅草九劇にて本公演のゲネプロが行われた。

稲葉友・大鶴佐助

稲葉友・泉澤祐希

いよいよ迎える公演初日は、稲葉・大鶴の組み合わせで行われ、毎回組み合わせを変えて公演を実施。そしてラスト2公演に関しては出演者と配役の両方を当日コイントスで決定するという直前まで「私」か「友」、どちらの役に立つかわからない状況での挑戦となる。そういった緊張感に加え、3人それぞれが「私」と「友」を演じ、それぞれの組み合わせの芝居を見ることができるのも楽しみのひとつになるだろう。

稲葉友・泉澤祐希

稲葉友・泉澤祐希

稲葉友・泉澤祐希

今回、企画も努める稲葉は2019年に浅草九劇で行われた舞台『エダニク』に出演した際、また浅草九劇で芝居をしたいと企画を考えていたところ、『ともだちが来た』という戯曲に出会い、同世代の大鶴、泉澤に声をかけることになった。

稽古を無事に終えた稲葉は「まず稽古が始められ、終われたことにホッとしています。そして稽古で生まれて積み上げたものを観に来てくださる方々にお届け出来るのが楽しみです。」と安心したようすで「ここから改めて未知の領域に飛び込むような思いですが、毎回の新鮮さを自分たちも楽しめたらと思います。」と、いよいよ始まる本番にドキドキしながらも楽しみにしているようだ。

また、本公演では俳優自身が演出を行い、稽古を終えた大鶴は「3人で手を握り合い格闘しながらの稽古でした。稽古すればするほど作品の持つ魔力に魅了されつつも惑わされ発見と挑戦の毎日で稽古終盤はこれまでの舞台経験上1番通し稽古をしました。」大変さを感じながらも「三者六様の『ともだちが来た」が出来上がったのでは無いかと思います。後は毎公演、畳の先にいるお客さんとこの作品を作り上げるのみです。」と話しており、手応えを感じたのではないだろうか。

さらに泉澤は「約1ヶ月、私と友を繰り返し、何回通したのかはわかりません。本番直前まで配役が決まらないというドキドキ感がずっとあり、気持ちが落ち着きません。」と本番直前のドキドキを明かしながらも「本番はもう楽しむしかないので、思い切ってはっちゃけようと思っています。稲葉くん、佐助くんと共に最高の空間を作れればと思います。」と意気込んでおり、稽古を経て成長した3人の姿を楽しみにしたい。

初めてこの作品と向き合った同世代の3人による新たな「ともだちが来た」がどんな化学反応を生むのか。ぜひ公演に足を運びたい。

泉澤祐希

大鶴佐助

稲葉友

大鶴佐助・泉澤祐希

大鶴佐助・泉澤祐希

公演情報

舞台『ともだちが来た』
 
■日程:2021年10月27日~11月7日
■会場:浅草九劇
〈料金〉
・劇場観劇:4,800円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
・当日券:5,000円※開演1時間前より受付にて販売
 
オンライン生配信:2,500円(税込・24時間アーカイブあり)
※オンライン生配信対象公演は10/31(日)13:00開演・11/4(木)19:00開演/
11/7(日)13:00開演の3公演
 
 
【出演者】
稲葉友、大鶴佐助、泉澤祐希
 
【スタッフ】
作:鈴江俊郎
 
監修:中山祐一朗
 
照明:林之弘
音響:畑岡楓
舞台監督:丸山英彦
 
宣伝:柴田健史
制作:佐々木弘毅
プロデューサー:藤本綾菜
 
企画:稲葉友
 
 
【あらすじ】
暑い夏の日、〈私〉の前に、突然たずねてきた〈友〉   
「俺は、覚えていてほしいんだよ。おまえに。」
 
蒸し焼きにされそうなある夏の日。
畳の上で部屋着姿のまま床にはいつくばる「私」の前に、高校時代の同級生「友」が現れる。
話を聞くと、自転車に乗ってずいぶん遠くから走ってきたという。
久しぶりの再会に喜ぶ二人は、じゃれあうように会話を楽しむ。
しかし、ふとしたはずみで出る「友」の言葉は、二人の間には埋めることのできない大きな溝が横たわっていることを気付かせる。
「友」は言う、「俺のこと忘れないでいて欲しいんだよ」二人の長い長い、別れ話が始まる-。
 
本作の初演は1994年8月、京都・アートスペース無門館にて上演された。
鈴江俊郎はこの作品で、1995年第2回OMS <扇町ミュージアムスクエア>戯曲賞・大賞を受賞する。
その後も、何人もの演劇人により再演され、愛されているこの戯曲を、今勢いのある若手俳優3人が取り組む。初めてこの作品と向き合う3人により、また新たな「ともだちが来た」を見られるに違いない。
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