BE:FIRST、NiziU、ちゃんみならが4時間にわたる熱いパフォーマンス 『バズリズムLIVE 2021』DAY2オフィシャルレポート
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BE:FIRST PHOTO=山内洋枝
『バズリズムLIVE 2021』DAY2が11月6日(土)に神奈川・横浜アリーナで開催。オフィシャルレポートが到着した。
『バズリズム LIVE』は日本テレビ系の音楽番組『バズリズム02』が発信するイベントとして、2015年に初開催。今年は通算7回目で、バズリズム LIVE史上初となる3日間される。初日のDAY1にはジャンルの異なるCreepy Nuts、アイナ・ジ・エンド、UVERworldの3組が出演した異種格闘技戦のようなラインナップ。2日目のDAY2には、ダンス・ボーカル系の5組が参加。4時間にわたって熱いパフォーマンスを繰り広げた。前日同様、入場時の検温、全員のマスク着用、公演中は声を出さない、間隔を空けての座席配置と、徹底した新型ウィルス感染予防対策が施され中で開催された。
冒頭、番組で司会を務めるバカリズムと市來玲奈(日本テレビアナウンサー)が登場。サイリウムの光で埋め尽くされた場内に向け、「今日は歌って踊れるアーティストが登場するダンスデイ!みなさん行きますよ!」と開会宣言。続いて、場内に最初のアーティスト、BE:FIRSTの名前がアナウンスされるや、場内が騒然となる。
BE:FIRST
BE:FIRST PHOTO=山内洋枝
SEが鳴り響く中、ブラック・スーツを身にまとった7人が勢いよくステージに登場。オープニング曲は、11月3日にリリースしたばかりのファースト・シングル「Gifted」。一糸乱れぬフォーメーションで力強いダンスとヴォーカルを見せつけ場内を圧倒。BE:FIRSTはSKY-HIが主催するボーイズ・グループ・オーディションから生まれた7人組。デビューしたばかりの彼らにとって、横浜アリーナはとてつもなく大きな会場。この舞台に立てたことに全員感無量。ラストはオーディションの最終審査で歌い踊った課題曲であり、彼らのプレデビュー曲でもある「Shining One」で締める。全てのパフォーマンスが終わると、7人はステージ横一線に並び、右腕を大きく天に向けて静止。頂上を目指す彼らの強い意思を感じさせた。
BE:FIRST PHOTO=山内洋枝
BE:FIRST PHOTO=山内洋枝
BE:FIRST PHOTO=山内洋枝
ちゃんみな
ちゃんみな PHOTO=山内洋枝
センター・スクリーンに、ショッキングピンクの文字で「CHANMINA」「と映し出されると、ステージ後方に構えた4人編成バンドがインストゥルメンタル演奏を始める。バンド演奏が徐々にテンポアップすると、豹柄のレオタードにピンクの羽根ショールを羽織り、ピンクのロング・ブーツを履いたド派手な佇まいのちゃんみなが登場。2曲目の「Angel」では、同じくピンクのコスチュームに身を包んだ男女8人のダンサーが入り、鮮やかなパフォーマンスを繰り広げる。そして、派手な見た目とは裏腹にMCでは優しく客席に語りかける。色とりどりにサイリウムの光で埋まった会場を眺めながら、「私のファンはピンクなんです」と話すと、場内のサイリウムが一斉にピンクに。これには彼女も「こころなしかピンクが多いような気がします」と感激した。
ちゃんみな PHOTO=山内洋枝
ちゃんみな PHOTO=山内洋枝
中盤、「今日はスペシャルなゲストが来てくれいてます!」とステージに招かれたのは、黒系のコスチュームをまとったSKY-HI。 8人のダンサーもジョインし、オリジナルのクリスマスチューン「Holy Moly Holy Night」を共に歌う。このサプライズには、オーディエンスも大喜び。ちゃんみなといえばオートチューン・ヴォイスの印象が強いが、「Angel」や「ダリア」では”素”の声で歌う。これが実にいい。何よりも、圧倒的な声量で艶やかに伸びる声は、ソウル/R&Bシンガーそのもの。35分のパフォーマンスは、彼女のもうひとつの一面を垣間見ることが出来るステージであった。
ちゃんみな PHOTO=山内洋枝
ちゃんみな PHOTO=山内洋枝
ちゃんみな PHOTO=山内洋枝
NiziU
NiziU PHOTO=山内洋枝
DAY2の3組目は、NiziUの9人。彼女たちがステージに登場するだけで、場内を華やいだ明るい雰囲気に変わる。2020年にデビューを果たしているが、観客がいる前でのライブ・パフォーマンスはこれが2度目。これまで数々の名演が繰り広げられてきた名門アリーナでの舞台の緊張感は半端ではなかったようだ。MCでは、この大きなステージに立てたことをメンバー各々が「感動!感激!」と話す。しかし、そこは10,000人超の中から選ばれた強者。緊張感などおくびにも出さず、パフォーマンスでは統制の取れた美しいフォーメーションを繰り出し、観るものを幸せな気持ちにさせる姿はさすがだ。ラスト・ナンバー「Take a Picture」を終えると、少しでも生の観客に近づくべく、広い舞台の両翼に移動し、丁寧にお辞儀をしてからステージを降りた。また、このライブ中、自分たちの冠TV番組『We NiziU! TV2』の放送が11月28日(日)から日本テレビでスタートすることも発表された。
NiziU PHOTO=山内洋枝
NiziU PHOTO=山内洋枝
NiziU PHOTO=山内洋枝
NiziU PHOTO=山内洋枝
Da-iCE
Da-iCE PHOTO=山内洋枝
続いては、今年結成10年を迎えたDa-iCEの5人がステージに現れる。ダンス・ボーカル系のグループはサウンドにトラック音源を使うことが多いが、この日の彼らは4人編成のバンドと共に登場。生音に合わせてのパフォーマンスで、より一層ライブ感が前面に。そして、Da-iCEの強みは、4オクターブの高音域までカバーできる大野雄大と花村想太、ふたりのヴォーカリストを擁している点だ。さらに、メンバー全員のダンスの力量は半端ではない。大野は生バンドのサポートに対し、「背中に感じる重みが堪らんです!」と大興奮。花村は、せっかく生バンドがいるんだからと、次の曲の振りをバンドのギタリストに無茶振りする一幕も。頼もしいサポートを得た彼らは、ロック、ヒップ・ホップ、ファンクにソウル、R&Bとあらゆる音楽ジャンルを貪欲に取りこみ、自分たちのフィルターを通じてオリジナルのサウンドを作りあげ、縦横無尽にステージを飛び回る。オーディエンスを盛り上げていく技も鮮やか。ラストの「Kartell」では「全員で手拍子をお願いします!」とクラッピングでライブ会場の定番であるコール&レスポンスを再現し、会場を大いに沸かせた。
Da-iCE PHOTO=山内洋枝
Da-iCE PHOTO=山内洋枝
Da-iCE PHOTO=山内洋枝
Da-iCE PHOTO=山内洋枝
Da-iCE PHOTO=山内洋枝
超特急
超特急 PHOTO=山内洋枝
冒頭に登場したバカリズムは、各パフォーマーの出演直前にも現れて短いトークで客席をなごませる。BE:FIRSTは、楽屋で用意された牛肉弁当が好きとか。派手な衣装のちゃんみなだが自宅ではラフな格好で過ごしている、Da-iCEはカラオケに行くと自分たちの曲を歌うらしい、といった各出演者の小ネタを披露。
超特急 PHOTO=山内洋枝
超特急 PHOTO=山内洋枝
そして、DAY2のトリを務めるのは超特急の5人。タクヤの「バズリズム〜!超特急がやってきたぜ!」とのMCを合図に、1曲目「SAY NO」がスタート。曲間ではこの日の出演者の名前をラップに乗せながら、あらためて感謝を伝える。青。紫、緑、赤に白とそれぞれのカラーに合わせた衣装で軽やかに舞い歌った。9月にリリースしたばかりのK-POP風の新曲「같이 가자 (カチカジャ)」では、英語・日本語・韓国語を交えた歌詞で会場を乗せていく。
超特急 PHOTO=山内洋枝
超特急 PHOTO=山内洋枝
超特急 PHOTO=山内洋枝
圧巻は、「Winter Show」〜「ネバギバDANCE」〜「Burn!」の鉄板ナンバーをメドレー仕様でノンストップで連打。タカシのリードヴォーカルに合わせ4人のメンバーがキレッキレのダンスを見せつける。ユーキはバク転も披露し、「Burn!」では両腕を胸の前にクロスさせるボディ・アクションをオーディエンスに伝授し、みんなの参加を促す。こうなると場内はお祭りのような盛り上がり。ラストは11月10日にリリースされる新アルバムに収められる「Dance Dance Dancing!」で会場を興奮の坩堝に叩き込み、35分のステージを“超特急”の速さで駆け抜けた。
超特急 PHOTO=山内洋枝
超特急 PHOTO=山内洋枝
この日のライブの模様は、『バズリズム02』(日本テレビ系)で12月3日(金)に放送予定。Huluで、12月11日から独占配信されることも決まっている。また、CS放送の日テレプラスでは、12月25日(土)に『バズリズムLIVE 2021』3日間のライブを7時間半にわたって放送予定だ。