田村芽実&めがねが二人芝居に初挑戦 作・末満健一、演出・稲葉賀恵『Equal-イコール-』上演決定

ニュース
舞台
2021.11.16
『Equal-イコール-』

『Equal-イコール-』


ミュージカルを中心に活躍する田村芽実と、YouTuberのほか近年は女優としても活動の幅を広げているめがねを迎えて2022年1月19日(水)~1月23日(日)、二人芝居『Equal-イコール-』の上演が決定した。

『Equal-イコール-』は、舞台『刀剣乱舞』、舞台『鬼滅の刃』など2.5次元作品やTRUMPシリーズなどでも知られる末満健一のオリジナル戯曲で、2014年、大阪の小劇場で誕生。その後、東京、ソウル、リーディング公演等、繰り返し上演されている人気作品だ。

物語の舞台は18世紀末期。ヨーロッパの田舎町の秋。幼馴染の二人の女の子が狭い屋根裏のような部屋で暮らしていた。ひとりは肺の病を患い、ひとりは小さな診療所で新米医師として働きながら。ある日、不治といわれる病を治そうと「錬金術」を蘇らせようと試みる。それは、「不老不死」の実現を目指すものであった。しかし、二人は次第に不可解な行動を見せるようになり、彼女たちの7日間が始まる…。

これまで男性によって演じられてきた戯曲だが、今回は女優バージョンで上演。演出には文学座所属で、硬派な作品に定評がある気鋭の演出家・稲葉賀恵を迎え、少女たちの日常が、溶け合わさり、入れ替わり、自己が崩壊してく抒情あふれた世界を繰り広げる。会場は、今年再開となった伝説の小劇場・新宿シアタートップスとなる。

コロナ禍によって演劇が厳しい状況に置かれている今、自分たちは何者なのか、どこからきて、ここ(劇場)を経て、どこに行くのか…。「自己形成」とは何かを問いかける、奥深い戯曲に挑む。

田村芽実 コメント

初めて赤坂の劇場で、『Equal-イコール-』を観劇した時、雷を打たれたような衝撃が身体中に走り、「舞台ってこんなにすごいんだ。お芝居って、こんなに人の心を掴むんだ」と、その日の夜は眠れなかったことを覚えています。それから数年後、初の女性版として生まれ変わったこの作品に出演させていただけること、とても嬉しく思っています。
また、演出の稲葉さん、お相手役のめがねさんとは初めてご一緒させていただきます。初めての2人芝居なので、思いっきり悩んで、ぶつかって、足掻いて、本番に向けてお稽古に励んでいけたらと思っています。

めがね コメント

二人芝居『Equal-イコール-』に出演いたします、めがねです。なんて名前だ!何者だ!と思いますよね(私もそう思います)何者かは是非劇場にてお客様の目で確かめていただけたらと思います。

と前置きはここまでにしまして…『Equal-イコール-』という戯曲は今まで男性が演じてきたそうで、今回は女性2人で上演するという新たな試み、そして私自身が二人芝居をするのが初の試みです。苦しい状況が少しずつ明け、新たな舞台に挑戦できることに大変感謝いたします。皆様に劇場でお会いできる日を凄く凄く楽しみにしながら、頑張りたいと思います!

公演情報

『Equal-イコール-』   

【日程・会場】 
2022年1月19日(水)~23日(日)  新宿シアタートップス

 
【公演日程】
2022年1月19日(水)~10月23日(日) 7ステージ  
1月19日(水) 18:30 
1月20日(木)   14:00/ 18:30 
1月21日(金) 18:30     
1月22日(土)   13:00/ 17:00 
1月23日(日)   13:00
※受付開始は開演の45分前。開場は30分前

 
作:末満健一      
演出:稲葉賀恵 

 
出演:   
田村芽実 めがね

先行発売 2021年12月3日(金) 午前11時
一般発売 2021年12月18日(土) 午前10時
イープラス https://eplus.jp/equal/

 
【入場料】 7,000円(税込。全席指定)
【問い合わせ】 アイオーン info@ae-on.co.jp
主催:アイオーン  
 
□プロフィール□
 
田村芽実(たむら・めいみ)
2011年、ハロー!プロジェクトのスマイレージ(14年、アンジュルムに改名)としてデビュー。高い歌唱力と表現力で、グループの中核を担うメンバーとして活動。16年、同グループを卒業。18年にはソロアーティストとしてメジャーデビュー。女優・ソロシンガーとして精力的に活動している。近年の主な出演作に『秒速5センチメートル』、『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2、『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』、『京の螢火』など。2021年はソロミュージカル『ひめ・ごと』を自ら企画し配信。そのほかミュージカル『IN THE HEIGHTS』、『ジェイミー』、『GREASE』に出演。LINE NEWS「VISION」にてSNSミュージカル『20歳の花』を配信。また、読売新聞夕刊popstyleでコラム「ひめごと」を連載している。
 
めがね
大阪府出身のYouTuber・女優・タレント。自身のチャンネル「めがねっとわーく。」では、チャレンジ動画からメイク動画、コント動画、短編映画まで、さまざまなジャンルにトライする個性全開の動画が話題となり、同世代の女性を中心に支持を得る。YouTubeだけでなく、現在は映画やドラマ、舞台などにも出演し女優として、またタレント・MCなどでも活動の幅を広げている。YouTubeチャンネルの登録者数は33万を超える。俳優としての出演作に連続テレビ小説『おちょやん』、YOASOBI楽曲「たぶん」の原案を実写映画化した『たぶん』、舞台に劇団悪い芝居『メロメロたち』(主演)、劇団ノーミーツ第3回公演『それでも笑えれば』などがある。
 
末満健一(すえみつ・けんいち)
1976年6月18日生まれ、大阪府出身。 劇団「惑星ピスタチオ」にて俳優として活動後、演劇ユニット「ピースピット」を旗揚げし、大阪を中心に活動。2011 年以降、活動の場を東京にも広げ、演劇・映像・アニメ・アーティストの作詞やイベントの構成・演出など、その活動は多岐に亘る。
自身がライフワークに掲げ、2009 年より発表している演劇オリジナル作品・TRUMP シリーズは演劇公演のほか、小説やイベントに も展開を拡げ、2020 年「ヤングエース」にてコミカライズ化。その他の主な作品に、舞台『刀剣乱舞』シリーズ、舞台『K』シ リーズ、舞台『鬼滅の刃』(以上、脚本・演出)、TV アニメ『ボールルームへようこそ』(シリーズ構成・脚本)、短編映画 『ラブラブ ROUTE21』(脚本・監督)など。「レ・ミゼラブル」やシェイクスピアの「ハムレット」を昭和の大阪の人情喜劇に置き換えた『れみぜやん』、『羽生蓮太郎』の《浪花節クラシカル》シリーズも好評。日本発のミュージカル、エンターテインメントの発信を志している。  
 
稲葉賀恵(いなば・かえ) 
文学座所属。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。2008年文学座入所。研修科時代より劇団内では西川信廣、鵜山仁、高瀬久男、松本祐子、上村聡史、劇団外では青木豪、河合祥一郎、神崎由布子(振付家)、小川絵梨子らの演出助手を務める。2013年座員に昇格後、4月に『十字軍』にて文学座公演で初演出し、高い評価を得る。2018年、新国立劇場小川絵梨子芸術監督第一シーズンにおいてカミュ作『誤解』を演出。2019年は、『ブルーストッキングの女たち』『リベリアン ガール』など多数演出。2021年は、オフィスコットーネプロデュース『墓場なき死者』(作:ジャン=ポール・サルトル)、『母 MATKA』(作:カレル・チャペック)、文学座『熱海殺人事件』(作:つかこうへい)などを演出。2022年春に『サロメ奇譚』(朝海ひかる主演)の演出を控える。今後を期待される気鋭の若手演出家である。
シェア / 保存先を選択