小松菜奈が恐怖におののき、林遣都は余裕の笑み 映画『恋する寄生虫』遊園地デートの裏側に迫るメイキング映像
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『恋する寄生虫』メイキングより (C)2021「恋する寄生虫」製作委員会
公開中の映画『恋する寄生虫』からメイキング映像が解禁された。
『恋する寄生虫』は、作家・三秋縋(みあきすがる)の同名小説を映画化したもの。潔癖症に苦しむ孤独な青年・高坂賢吾と、視線恐怖症の不登校女子高生・佐薙ひじりの、複雑な恋を描いた作品だ。林遣都と小松菜奈が初共演にしてW主演を果たす本作では、映画『COLORS』『LIGHT UP NIPPON』『UGLY』などで知られる柿本ケンサク監督がメガホンをとる。また、『長い散歩』、『眉山―びざん―』、『トワイライト ささらさや』などの山室有紀子氏が脚本を手がけている。
極度の潔癖症の高坂(林遣都)と視線恐怖症を抱える佐薙(小松菜奈)は、一緒に過ごすことで症状が和らぐことに気付き、リハビリのためにデートをすることに。公開された映像は、2020年に閉園した遊園地・としまえんでの本編のデートシーンとそのメイキングを収めたものだ。
(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会
劇中では高坂が絶叫マシンに怯え、佐薙が余裕の表情で楽しむという設定だったが、実際には、佐薙を演じた小松は絶叫マシンが大の苦手。小松は、撮影の待機中、無邪気に楽しむ子供たちの叫び声を聞いて「キャーキャー言ってるじゃないですか……」と怖気づき、いざ順番になると「怖いよ~嫌だよ~セリフ言えないよ~」と不安の言葉が止まらない様子だ。メイキングには、マシンが動き始める前に緊張しながら柿本監督の説明を聞き、意を決して撮影に挑もうとする姿が映し出されている。一方、隣では楽しそうな笑顔を浮かべる林の姿が。
小松は遊園地での撮影についてインタビューで「本当は絶叫マシンに乗りながらセリフを言わなきゃいけなかったのですが、もうそれどころではなくて話せなくなってしまいました。なので何度もマシンに乗ることになってしまったのですが、最初は平気と言っていた遣都さんも途中で気分が悪くなってしまったんです。『私のせいで何度も乗ることになってごめんなさい』と謝ったら『いや、全然大丈夫』っておっしゃってくれたんですけど、大丈夫って言う顔がもう真っ青で(笑)。本当に優しい方だなぁと思いました」と振り返っている。
なお、メイキングでは、小松と林がゴーカートに乗るシーンの裏側も公開。体に対してやや短めのシートベルトに苦戦する林や、エキストラの子供たちに交じって楽しそうにカートを乗り回すふたりの姿を確認できる。
『恋する寄生虫』は公開中。