『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』今週のカバーを飾っているのはSuchmosの「STAY TUNE」をカバーしたTokimeki Records
New Music Wednesday [Music+Talk Edition]
毎週水曜日に、その週の新曲を中心に更新されるSpotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』。このプレイリストの中身をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』では、プレイリストだけでは知ることのできないエピソード、そしてSpotifyのエディター(プレイリストを構成している人たち)のこだわりなどを紹介していく。この番組をチェックすると話題の新曲が知ることができて、今の音楽シーンがまるわかり! ポッドキャストはあなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを! ナビゲーターは竹内琢也。SPICEでは番組でピックアップされた楽曲を掲載。今週は『New Music Wednesday』のカバーを飾っているTokimeki Recordsの楽曲を中心に12曲を紹介。
Tokimeki Records「STAY TUNE(feat. ひかり)」
Spotify次世代アーティスト応援プログラム『Early Noise 2021』にも選出されているTokimeki Records。80~90年代の国内外の名曲をカバーするプロジェクトとして2019年夏に活動をスタートし、竹内まりや、中森明菜、カイリー・ミノーグらのカバー曲が国内外で注目されています。Spotifyでもアジアのシティポップを紹介するグローバルプレイリスト『Neon Lights』にリストインするなど、グローバルでもファンを拡大しています。12月1日(水)にはSuchmosの2016年の名曲「STAY TUNE」のカバーをリリース。Tokimeki Recordsとして初めて『New Music Wednesday』のカバーを飾っています。
YOASOBI「もしも命が描けたら」
1stEP「THE BOOK」から約1年ぶりとなる2nd EP「THE BOOK 2」が、12月1日(水)にリリースとなりました。今回のEPは、今年リリースした7曲と舞台のみで解禁された未公開楽曲の全8曲が収録されています。今回Spotify『New Music Wednesday』にリストインしたのはその未発表曲「もしも命が描けたら」。この曲は、鈴木おさむ作・演出舞台『もしも命が描けたら』のテーマ曲で、今年8月に東京芸術劇場プレイハウスを皮切りに上演されていた舞台のみで解禁されていました。ファン待望の音源化です。Spotifyでは、リリースに合わせて限定のプレイリスト『YOASOBI THE BOOK 2 Spotify Edition』が公開されています。小説を音楽にするYOASOBIの曲にとって欠かせない存在である原作小説。同プレイリストでは収録曲の「ツバメ」、「三原色」、「大正浪漫」、「もう少しだけ」、「ラブレター」の原作を、豪華声優陣が朗読しています。さらに、今週末12月4日(土)、5日(日)には東京日本武道館で自身初の有観客ライブ『NICE TO MEET YOU』を開催予定です。
宇多田ヒカル「君に夢中」
11月26日(金)にリリースされm『New Music Friday』のカバーにもなった宇多田ヒカルの新曲「君に夢中」が『New Music Wednesday』にもリストイン。Spotify Japanエディトリアルチームによると「先週の『New Music Friday』リストイン楽曲の中で圧倒的パフォーマンスでした」とのこと。新曲は、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマ・ソングの「One Last Kiss」に続き、プロデューサーとして、イギリスのレーベルPC Musicの設立者で、チャーリー・XCXやヨンシーらとの作品でも知られる音楽プロデューサーA.G.クックが参加。主題歌を務める金曜ドラマ『最愛』主演の吉高由里子は「このドラマを切なく色っぽく、儚く締めくくってくれるなくてはならない音楽です」とコメントしています。12月9日(木)には同曲のミュージックビデオのプレミア公開が決定しており、加えて8枚目のオリジナルアルバムの詳細情報も発表される予定です。
King Gnu「F.O.O.L」
既に先行配信されていたKing Gnuのシングル「BOY」のCDが、12月1日(水)にリリースされました。表題曲「BOY」は10月15日(金)に配信がスタートしており、その週の『New Music Friday Japan』にリストイン。パフォーマンスも非常に高くこの番組『Spotify New Music Wednesday M+T Edition』でもピックアップしました。今回は配信スタートになったカップリング曲の「F.O.O.L」が『New Music Wednesday』にリストイン。「Boy」から一転、ポップさを削いだKing Gnuらしい曲で、モータースポーツイベント『Red Bull Race Day』の テーマソングに起用されています。
Michael Kaneko「SANDIE feat.さかいゆう」
Michael Kanekoがさかいゆうをフィーチャーした新曲「SANDIE」が、12月1日(水)に配信リリースされました。この曲はMichael Kanekoがこれまでの活動で親交を深めてきたアーティストとコラボレーションするプロジェクトの第2弾で、第1弾としてリリースされた「DRIVEAWAY feat. 藤原さくら」に続くシングルです。Michael Kanekoが「ゆうさんは僕がデビューする前から可愛がってもらってる先輩です」と語るなど二人はデビュー前から交流があり、さかいゆうの楽曲「Get it together」に Kanekoが作詞とコーラスで参加するなど何度か一緒に作業しています。今回はトラックをMichael Kaneko、作詞をさかいゆうが担当。 Michael Kanekoのギターソロは、さかいゆうからの課題にMichaelが宿題として持ち帰るほどだったそう。2人が共同プロデューサーとして互いをディレクションした楽曲です。Spotifyではプレイリスト『Soul Music Japan』のカバーを飾っています。
Night Tempo、野宮真貴「Tokyo Rouge」
80年代のジャパニーズ・シティ・ポップ、昭和歌謡などを再構築し、主にアメリカと日本を中心に活動する韓国出身のDJ兼プロデューサー、Night Tempo。竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をリエディットし欧米でシティポップ・ブームをネット中心に巻き起こした、世界的シティポップ・ブームの立役者でもあります。そんなNight Tempo初のオリジナルアルバム『Ladies In The City』が12月1日(水)リリースとなりました。今作のコンセプトはタイトル通り「都会に暮らす女性」。80年代後半から90年代の日本を舞台に、高度経済成長を背景に社会進出を果たした都会に暮らす女性たちの物語を綴った作品です。フィーチャリングゲストとしてBONNIE PINK、山本彩、野宮真貴、道重さゆみ、刀根麻理子などが参加。ベテランから今をときめく若手のアーティストまでバラエティに富んだ顔ぶれです。
WurtS「サンタガール feat. にしな」
2021年1月にTikTokに投稿したオリジナル曲「分かってないよ」がバズを起こし、そこから3月、6月、9月と立て続けにデジタルEPやシングルをリリースしてきたWurtS。この番組でも10月の「ブルーベリーハニー」、11月の「NERVEs」リリース時にピックアップし、追いかけていました。そんなWurtSの1stアルバム『ワンス・アポン・ア・リバイバル』が完成、12月1日(水)に配信。『New Music Wednesday』には、にしなをゲストボーカルに迎えたクリスマスソング「サンタガール feat. にしな」がリストインしています。そして12月26日(日)には初のオンライン・ライブ『WurtS ONLINE LIVE 2021 supported by ZONe』を開催。WurtSはTwitterで「今回なぜ対面ではなくオンラインライブをするかというと、配信にしかできない良さを考えた結果、「新時代のオンラインライブ」を試みたからです。このオンラインライブはエンタメに革命を起こすWurtSの第二章に続く重要なものなので唯のオンラインライブではないのです」とコメントしています。Spotifyではプレイリスト『Teen Culture』のカバーを飾っています。
イヤーズ&イヤーズ、ギャランティス「Sweet Talker」
2022年1月7日(金)に3rdアルバム『Night Call』をリリースするイヤーズ&イヤーズ。元メンバーのミキーとエムレが抜け、オリー・アレクサンダーによるソロ・プロジェクトとして再始動後初のアルバムです。既にアルバムからは「Starstruck」と「Crave」が公開されており、11月25日(木)にはギャランティスとコラボした新曲「Sweet Talker」もリリース、『New Music Wednesday』にもリストインしています。イヤーズ&イヤーズは、2021年の年末にイギリスBBCとライブ・イベント『The Big New Years & Years Eve Party』を開催することを発表。カイリー・ミノーグやペット・ショップ・ボーイズといったゲスト・アーティストらが参加することも既に告知されています。
ジャスティン・ティンバーレイク、アナ・ケンドリック、アンダーソン・パーク、アンソニー・ラモス、エスター・ディーン「Together now」
ジャスティン・ティンバーレイクとアナ・ケンドリックが声優を務め、前作は日本でも映画公開されたアニメ映画『トロールズ ミュージック★パワー』。アメリカで放送されたテレビスペシャル『トロールズ ホリデー・ハーモニー』から5曲入りのEPがリリースされています。主演の二人に加え、声優を務めているアンダーソン・パーク、アンソニー・ラモス、エスター・ディーンが歌う「Together Now」が先週の『New Music Friday Japan』にリストインし、『New Music Wednesday』にもリストインしています。2023年11月17日(金)の公開を目指して映画版『トロールズ』の3作目が製作されることも報道されています。
SHISHAMO「ブーツを鳴らして」
冬をテーマにしたSHISHAMO初のコンセプトEP「ブーツを鳴らして - EP」が12月1日(水)にリリースされました。メンバー3人それぞれが作詞を手がけた新曲3曲とプロローグ的なインストナンバーを加えた全4曲という構成になり、既にベースの松岡彩が作詞を担当した「マフラー」、ドラムの吉川美冴貴が作詞作曲を担当した「ミルクコーヒー」が先行配信されていました。今回『New Music Wednesday』にリストインしたのはギターボーカルの宮崎朝子が作詞作曲を担当した「ブーツを鳴らして」。Spotifyではプレイリスト『She Rocks』のカバーを飾っています。
MISIA「Hello Love」
MISIAのニューアルバム『HELLO LOVE』が12月1日(水)にリリースとなりました。昨年はクリスマス盤があったものの、オリジナル・アルバムとしては約3年ぶりのリリースとなります。藤井 風が初めて楽曲提供し、レコーディングではオルガン、ピアノ、コーラスとして参加、トランペッターの黒田卓がアレンジしたゴスペル仕立ての曲「Higher Love」を収録。そのほかさだまさしが作詞作曲した「歌を歌おう」、川谷絵音とのコラボ曲「想いはらはら」など豪華なアーティストが多数参加しています。『New Music Wednesday』にはタイトルトラックである「Hello Love」がリストイン。日本の女性アーティストの曲を特集するプレイリスト『Women's Voice』のカバーも飾っています。
原田知世「ヴァイオレット」
1982年にデビューした原田知世。来年2022年のデビュー40周年に向けてニューアルバムを制作中とのことですが、これに先駆けて12月15日(水)リリースのニューシングル「ヴァイオレット」が先行配信されました。川谷絵音が作詞、作曲、サウンドプロデュースを務めていて、Spotifyエディトリアルチームも絶賛していました。ちなみにSpotifyの『秋の気配』というプレイリストでは原田知世が竹内まりやをカバーした楽曲「September」が、毎年9月に高パフォーマンスを記録しているそう。
文=竹内琢也、Y.SHOGO