片岡愛之助が新“藤枝梅安”豊川悦司の相棒に 映画『仕掛人・藤枝梅安』出演が決定
片岡愛之助
2023年春に連続公開を予定している映画『仕掛人・藤枝梅安』(第一作・第二作)に片岡愛之助が出演していることがわかった。
『仕掛人・藤枝梅安』は、2023年に生誕100年を迎える時代小説家・池波正太郎の時代小説。『剣客商売』と並ぶ池上作品の「三大シリーズ」に数えられるタイトル。「江戸の闇世界」をテーマに、人の命を救う鍼医と、殺しを請け負う仕掛人という二つの顔を持つ男・藤枝梅安の活躍を描いたハードボイルド作品だ。今回の映像化では、河毛俊作監督、大森寿美男・脚本のもと、映画2作で新たな梅安が描き出されるという。主⼈公・藤枝梅安を演じるのは、豊川悦司。
新たに出演が発表された片岡愛之助は、梅安の相棒・彦次郎を演じることに。彦次郎は、楊枝づくりの職人として暮らしながら、裏では吹矢を得意とする凄腕の仕掛人。かつては百姓として暮らしていたが、あることをきっかけに妻と子供を亡くし、仕掛人稼業に足を踏み入れることになる悲しい過去を背負っている。梅安と仕掛けを共にすることも多く、梅彼にとっては心を許せる数少ない人物だ。
片岡愛之助のコメントは以下のとおり。
片岡愛之助(彦次郎 役)
主演の藤枝梅安役を豊川さんが演じられるということは存じ上げていたので、出演のお話をいただいたときは、ご一緒させていただけるんだと、とにかく嬉しかったです。何をおいても、絶対にこのお仕事をさせていただきたいと思いました。
梅安と彦次郎は、表では普通の生活を営みながら、裏では仕掛人として裏の世界に通じていて、色々なものをその身に背負いながら立ち向かっています。二人はそれぞれに悲しい過去を持っていて、常にどこか一本の糸でつながっているような、どこか信頼感のようなものでつながっている二人だと思います。これまでの彦次郎は、梅安より年上の方が演じられることが多かったのですが、私は豊川さんより年下なので、どんな組み合わせ、そしてどんなバディになれるのか、私自身期待しております。
撮影はこれから3か月という長期にわたりますが、非常に楽しみです。どんな空間でどんな毎日が送れるのか。歌舞伎役者としての私が生まれた京都という地で、私が大好きな時代劇ができるということが本当に嬉しい。とてもワクワクしています。公開は少し先ですが、皆様も是非、ご期待ください。
『仕掛人・藤枝梅安』第一作・第二作は2023年春予定。