『あなたはどんな視点でBANKSYを感じるか? 』~Hikaru//の自由綴文11頁目~

2022.2.7
レポート
アート

Hikaru//の自由綴文:『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)』

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こんにちは、Hikaru//です。今回は、2018年から世界各国をまわり、累計300万人以上を動員している『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)』に行ってきました。

日本でも既に横浜、大阪、名古屋、福岡で開催されていましたが、いよいよ東京に! 東京展は、計100点以上を過去最大級の規模で日本に集結しているそうです! 会場は、原宿駅前のWITH HARAJUKUの3階となります。

エスカレーターを上がると、まず目に入るのはフォトスポット。

是非明るいうちに♪

入口はこちらです。

中に入ると、確認と手指消毒・検温。

展示の始まりは、バンクシーやバンクシー展について書かれたパネル。

写真映えするようなテレフォンボックス。

そしてラットの間を抜けると

バンクシーの制作スタジオを再現したインスタレーション。

このようなスタジオで数々の名作は生まれているのですね!

この先には、バンクシーのマネージャーで専属カメラマンだったスティーブ・ラザリデスが撮影したバンクシーの写真が展示されています。どんな人物なのか謎なだけに、とても貴重! バンクシーが見えそうで見えない写真を、見えないかなー? って、いろんな角度から見てしまう(笑)。

一度外に出て、次の展示へ移動。

その間にもこんな展示!

針が動いているので、タイミング良く撮影できると嬉しい♪

さて、次は……。

バンクシーのキャッチーでユーモラスなアート・ワールドは社会へのメッセージを込めたものが多く、ここからはテーマごとにバンクシーの作品が展示されていました。

まずは「消費」がテーマ。

何を買うのか、どう選ぶのか、考えさせられる……。

先に進んでいくと、「バンクシーの “ルーツ” を探るオリジナル企画コンテンツ」のコーナーが。

目にしたことのあるアート作品をバンクシーがオマージュして制作したものが展示されています。アンディ・ウォーホルやバスキアの作品を比較展示することで、バンクシー作品の制作背景に迫り、再解釈し、どのように新たなポップアイコンを生みだしたのか推察するコーナーです!

自分が惹かれたのはやっぱり「音楽」にまつわるアート。

レコードのジャケットを描いているものも数点ありました。楽曲とアートが伝えるメッセージ。表現の仕方は違えど “発信” という意味では同じなんだなぁ、と。

テーマが「政治」へ。

今回の展示を見て、政治への関心を高めるきっかけにもなり得るなと。

ここで1箇所フォトスポットが!

さらに、こんなスポットも。

これも作品からの演出なんです。

続いてのテーマは「抗議」。

外のフォトスポットにあったもののオリジナルも!

展覧会のメインビジュアルでもあるこの作品は、「Laugh Now, but one day we’ll be in charge(今に見てろ。いつか俺らが支配してやる)」とメッセージが記されています。

とある一角には、バンクシーがオープンした《ザ・ウォールド・オフ・ホテル》の展示が。

バンクシーによると、このホテルからは「世界一悪い眺め」が望める。そんなホテル内に展示されている《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》もここで見ることができます。

平和への思いを感じる作品。

奥へ進むと「バンクシーズ・ラット(バンクシーのネズミたち)」の展示。

バンクシーが描いたネズミたちが飾れた部屋にいると、生き方を問われている気がしました。

そしてラストは「バンクシー・アートの生と死」。

バンクシーの作品も他のストリート・アーティストのものと同じく短命。塗り潰されたり、切り取られ売られたり、自然に崩れていく。そんな運命の物語をいくつか教えてくれる展示です。

今回の展示会のWEBサイトのトップにもなっている《ガール・ウィズ・バルーン》。この作品を使ってバンクシーがおこなったスタントの映像も見ることができます。

サザビーズのオークションでこの作品が落札された瞬間に、シュレッダーで細断されるように仕掛けていたというもの……。衝撃的ですよね!

出口の直前に

この展示の問いがもう一度。

すべての展示を見終わったあなたの答えはどちらになるでしょうか……?

この展示会へ行った期間にVRコンテンツ「バンクシーVRストリート」が開催されていたので、そちらも体験してきました!
※「バンクシーVRストリート」は1月31日(日)にて終了しています。

まずは消毒と検温。

そして説明を受けて

まずは目の周りマスクを装着

からのVRを装着

準備完了!

ということでスタート!

内容は、バンクシーの故郷であるイギリスのブリストルから始まり、ロンドンやパリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、イスラエルと各地の街並みにバンクシーの作品が現れ、それを車両の後部座席に後ろ向きに座って眺めている感じ。さらに360°見渡せて、出てくるアートを見逃すまいとキョロキョロしてしまう(笑)。

隣の人が正面見てるのに、自分横見てる(笑)。

15分間、バンクシーのアートをたっぷり堪能しました!

展覧会で見た作品たちもたくさん登場して、街中にこんなふうに描かれていたのかな? とイメージを膨らませることができて面白かったです!

『BANKSY GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)』、東京での開催は3月8日(火)まで! 3月24日(木)から5月31日(火)までは札幌で開催されるそうです!

お近くの皆様は是非足を運んで、バンクシーの世界を覗いてみてください♪

本日の自由写真は

撮影=Hikaru//

慣れない自撮りしてみました(笑)。

では、また次回まで。


文=Hikaru// 撮影=大橋祐希、Hikaru//(一部)

展覧会情報

バンクシー展 天才か反逆者か
<東京展>
期間:2021年12月12日(日)~2022年3月8日(火)
9:00~19:00(入館は閉館の30分前まで)
※2月24日(木)は休館
会場:WITH HARAJUKU
東京都渋谷区神宮前1丁目14−30
主催:BANKSY~Genius or Vandal?~製作委員会
後援:J-WAVE、ニッポン放送、FMヨコハマ、アソビュー!
特別協力:WITH HARAJUKU・LIFORK
企画制作:IQ ART MANAGEMENT CORP
 
<札幌展>
期間:2022年3月24日(木)~5月31日(火)
10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
会場:東1丁目劇場(旧北海道四季劇場)
札幌市中央区大通東1丁目10
主催:BANKSY~Genius or Vandal?~札幌製作委員会
後援:札幌市、札幌市教育委員会
協力:北海道中央バス、ル・トロワ、さっぽろテレビ塔
企画制作:IQ ART MANAGEMENT CORP
 
※本展は謎に包まれたアーティスト「BANKSY」によってオーソライズやキュレーションされた展覧会ではなく、コレクターのコレクションが集結する世界巡回展です。

公演情報

Hikaru//初舞台企画
Creative Company Colors × 劇団GAIA_crew presents 「TRIGGER」 First Bullet
劇団GAIA crew第17回本公演
『Good Luck Your Memories:Re』
日時:4月29日(金)〜5月5日(木) (一部ダブルキャスト 全10ステージ予定) ※5/2(月)休演日
場所:シアターグリーンBOX in BOX THEATER
脚本・演出 加東岳史
出演(★が付いている演者は全公演出演、それ以外はダブルキャスト)
★Hikaru// ★ハマツタカシ ★望月英 ★鮫島一六三
天利萌音 橘実咲季 ★土性正照 ★秤谷建一郎 中山ヤスカ 阿川祐未 ゴリアテ 坂本佳史 安藤ひかり
三橋亮太 秋山えりか 杉山ひろこ 後藤大輔 ★日高望 大西真央 草梛祐史 藤咲めぐみ 加東岳史

Hikaru//初舞台企画
Creative Company Colors × 劇団GAIA_crew presents 「TRIGGER」Final Shot
Creative Company Colors 10th Anniversary Stage

『アンビエントボーダー』
日時:7月27日(水)〜7月31日(日) (全8ステージ予定)
場所:CBGKシブゲキ!!
脚本・演出 秤谷建一郎
出演
【Guest】Hikaru// 加東岳史 and more...
【C.C.C】村上貴弘 小菅博之 田中琢磨 新八 足立雄大郎 マリコ 阿川祐未 濵田茉莉奈 山内里紗 加藤智彩
 
「TRIGGER」特設サイト
https://gaiacrew.com/sp/trigger/
『アンビエントボーダー』公演サイト
https://www.cccolors.com/show