スヌーピーミュージアムにて新企画展『しあわせは、みんなの笑顔』が開始　さまざまな“笑い”が描かれた原画・複製原画を展示

東京・南町田グランベリーパーク内にあるスヌーピーミュージアムにて、2022年1月15日（土）から2022年7月10日（日）まで、企画展『しあわせは、みんなの笑顔』が開催される。

スヌーピーミュージアムの企画展は、アメリカ・ カリフォルニア州サンタローザにあるシュルツ美術館が所蔵する貴重な原画を中心に構成し、およそ半年ごとにテーマを変えて開催。2022年のスタートとなる本企画展は、“笑い” をテーマに、満面の笑み、クスッとした笑い、悪だくみでニヤッとした笑いなど “さまざまな笑顔” が描かれた原画や複製原画を約60点展示している。

スヌーピーミュージアムのクリエイティブディレクター・草刈大介氏は、「今回はキャラクターが笑っている作品をピックアップして展示しています。『ピーナッツ』は人生の哲学と言われることもありますが、チャールズ・シュルツさんは、毎朝新聞を見てクスッと笑えるような日々の暮らしのルーティンを提供したいという考えがあったようです。『ピーナッツ』の基本はギャグマンガ。登場するキャラクターは読者を笑わせる側なので、笑っている顔は少ないことが今回改めて分かりました」と語る。なかなか見ることのできない『ピーナッツ』キャラクターの “笑い” の表情が溢れた作品をまとめて堪能することができるとは……、早速ニヤニヤしてしまう。

ニコニコ、ハハハ！、ニヤリ……

展示室内は6つのグループに分けて展示。「笑わせておくれよ、チャーリー・ブラウン」「笑って笑って吹き飛ばせ！」「スマイルの連鎖」など、それぞれのグループにエピソードが散りばめられており、思わずこちらも笑顔になったり、クスッとしたりと忙しい。

「笑って笑って吹き飛ばせ！」グループの冒頭に展示された、ルーシーとシュローダーのエピソード。好きな人にそっぽを向かれていてもめげない、それどころか “超”がつくほどポジティブ思考のルーシー。自分にもこれくらいの前向きさがあれば……と、ルーシーに尊敬の念を抱いてしまう。

ほかにも、被害妄想強めのチャーリー・ブラウンや、スヌーピーとウッドストックのほっこりするエピソードなど、笑われたり、笑ったりするキャラクターが愛らしい。

「この企画展にお越しになった方には、会場内で思いっきり笑っていただきたいですし、笑うことが日々の暮らしに何らかのプラスになっていただけたら嬉しい」と草刈氏。大きく口を開けて「ハハハハ！」と笑うチャーリー・ブラウンたちや、悪だくみを思いついてニヤリとするスヌーピーを見ているだけでも元気をおすそ分けしてもらえるようで、笑顔って本当に不思議だ。

笑顔の先には……

企画展示室を抜けると、大きなドックハウスが登場。2021年11月より展示が開始された、インスタレーション、スヌーピーの「ベリー・ハッピー・ホーム」だ。中にはスヌーピーの大切な絵（画家・今井麗による油絵）が飾られているので、ぜひスヌーピーの気分になって楽しんでほしい。

また、1Fにあるブラウンズストアや、ミュージアムに隣接するPEANUTS Cafeにも新商品が登場。笑い転げているスヌーピーの箸置きや、ニヤリと笑う口元がデザインされたハンバーガーなど、本企画展に連動したグッズやメニューが並ぶ。

グランベリーパーク内でもスヌーピーを楽しもう

グランベリーパーク内のパークプラザに『SNOOPY HAPPINESS FLOAT 2021』、オアシスプラザに『スヌーピーのアイスアリーナ』が期間限定で登場。『SNOOPY HAPPINESS FLOAT 2021』は、『ピーナッツ』コミックのプロモーションの一貫として日本国内をトラックで旅してきた約6メートルの大きなスヌーピーが、最終目的地であるグランベリーパークに到着。5月8日（日）までの期間限定で来場者を迎えてくれる。

『スヌーピーのアイスアリーナ』では、自由にスケートが楽しめるだけでなく、スケート教室の開催も行なっているので、初心者でも安心して楽しめそうだ。こちらは2月27日（日）までの開催（利用料金など詳細は公式サイトで確認を）。

2022年は、『ピーナッツ』の作者チャールズ M.シュルツ氏が生誕100周年を迎える節目の年。記念グッズの発売などもスタートしており、誕生日である11月26日に向けてますます盛り上がっていきそうだ。スヌーピーミュージアムの企画展『しあわせは、みんなの笑顔』は、2022年7月10日（日）まで開催中。