坂東玉三郎、蓮沼執太、SOIL&”PIMP”SESSIONSみどりんらが応援 鼓童の初主演映画『戦慄せしめよ』各界からのコメントが到着
坂東玉三郎
1月28日(金)公開の映画『戦慄せしめよ』より、各界からの応援コメントが到着した。
豊田利晃監督
『戦慄せしめよ』は、創立40周年を迎えた太鼓芸能集団・鼓童の初主演映画。鼓童メンバーから届いたメールをきっかけに、現代音楽家・日野浩志郎(goat/bonanzas/YPY)が延べ1ヶ月に及ぶ鼓童村での滞在制作で完成させた楽曲群を、豊田利晃監督が全編佐渡島で撮影・映像化した音楽映画だ。佐渡島の歴史と神秘を紐解きつつ、セリフの一切ない音楽劇として制作された本作には、豊田組の盟友で俳優の渋川清彦も参加している。
今回、応援コメントを寄せたのは、坂東玉三郎のほか、音楽家の蓮沼執太、SOIL&”PIMP”SESSIONSのみどりんら各界の面々と、出演者の渋川清彦。コメント全文は以下のとおり。
坂東 玉三郎
佐渡島の厳しさの中から湧き出て来る魂の、荒ぶり、鎮まる世界が、
日野さんの音楽と、鼓童の演奏にのって、その映像美から出現する。
今井智子(音楽ライター)
鼓童の緊張感溢れる演奏が、厳寒の佐渡に響き渡る。肉体と直結し精神を震わせる楽器たちを鳴らす、繊細にして大胆な躍動感が素晴らしい。これほどに厳しく音楽と向き合う表現者が他にいるだろうか。柔らかに内省する日野浩志郎の演奏との対比、またコラボレーションが鮮やかだ。
『プラネティスト』では小笠原諸島の海と対峙するミュージシャン(中村達也、ヤマジカズヒデ、GOMA)を捉えた豊田監督が、その先にある響きを描いた快作。
蓮沼執太(音楽家)
音にとって、主体はどこにあるのだろうか。世界が音を放ち、人間は営みを奏でる。
そのすべてが自然に還るように。
COMPUMA(DJ)
自然界の八百万の神々、森羅万象、アニミズム精霊信仰、伝統と最新鋭エクスペリメンタル・アカデミック・ミニマリズムが出会うべくして出会った、佐渡島の太鼓芸能集団、鼓童と日野浩志郎(goat/YPY)によるロマン溢れる果てしなき驚異のリズム探求世界。素晴らしかった。
自然界との共存、張りつめた空気までもが躍動する音世界、映像美も神々しく美しい。ストイック凛とした集中力、精神力、漲るかっこよさ、しなやかさにも圧倒されました。あらためて劇場で爆音体感したいです!
そしてもちろん、いつの日か、現地、佐渡島で生演奏を体験したいと強く思った。
梶井照陰(僧侶・写真家)
今まで様々な映画が佐渡で撮影されてきましたが、これほどまで佐渡の深層に分け入った作品を知りません。
豊田利晃監督だからこそ撮影できた作品だと思います。
みどりん (ds from SOIL&”PIMP”SESSIONS)
マジでヤバい映画です。
佐渡島での爆音上映見れたんだけど、正直言って音楽観が変わるよ。
ドラマー諸氏には体感含めて必須です。
Strongly recommend.
宇川直宏(DOMMUNE)
『戦慄せしめよ』!!!!!!! これこそが、ウィズ/アフターコロナの時代に咲いた世界史的な創造変革の第 1 章のひとつである!!!!!!!!!
「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」
これは世阿弥の言葉であるが、秘めるからこそ花になる、 秘めねば花の価値は失せてしまう。戦慄せしめよ!! そしてこの映画体験を他言するなかれ!! その戦慄を活動の源泉とせよ!!
この映画は明らかにポスト・パンデミック・ムーヴメントの幕開けを意味している!!!!!!!!!
渋川清彦
豊田利晃に導かれ、またひとつ自分の財産が増えました。
冬の佐渡島という圧倒的な厳しさと美しさ。
そこに根付く鼓童の力強く美しくバイブレーションしているチーム。
そして日野浩志郎という音の哲学者のような男の調理が入り豊田利晃が物語を紡ぐ。
まさに戦慄しました。
でかいスクリーンで爆音で浴びたいな。豊田さんは次、どこへ向かうんだろう
『戦慄せしめよ』は1月28日(金)から2月10日(木)シネマート新宿(ブーストサウンド上映※~2月3日まで予定)、2月11日(金)から2月17日(木) シネマート心斎橋(boidsound上映) 他、全国順次上映。