稲葉浩志が歌唱を含む吹替に初挑戦 『SING/シング:ネクストステージ』日本語吹替版への出演が明らかに
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稲葉浩志が日本語吹替版で演じるクレイ・キャロウェイ (C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
3月18日(金)公開の映画『SING/シング:ネクストステージ』日本語吹替版に、稲葉浩志が出演していることがわかった。
『SING/シング:ネクストステージ』は、『ミニオンズ』、『ペット』、『怪盗グルー』シリーズなどのイルミネーション・エンターテインメントによる3Dアニメーション・ミュージカルの最新作。2017年の『SING/シング』から5年を経て公開される続編だ。前作では、動物だけが暮らす世界を舞台に、取り壊し寸前の劇場支配人バスター・ムーン(コアラ)が開催したオーディションに参加する動物たちの姿が描かれた。
『SING/シング:ネクストステージ』では、マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、タロン・エガートン、トリー・ケリー、ニック・クロールのほか、新キャストとして、ボビー・カナヴェイル、ホールジー、ファレル・ウィリアムス、ニック・オファーマン、レティーシャ・ライト、エリック・アンドレ、チェルシー・ペレッティ、ボノ (U2)らが出演。また、日本語吹替版では、主人公バスター役の内村光良、グンター役のトレンディエンジェル斎藤司、ロジータ役の坂本真綾、ミーナ役のMISIA、アッシュ役の長澤まさみ、ジョニー役のスキマスイッチ・大橋卓弥、ナナ役の大地真央、ミス・クローリー役の田中真弓らが続投し、ジェシー(SixTONES)とアイナ・ジ・エンド(BiSH)らが声の出演を果たしている。また、音楽プロデューサーの蔦谷好位置、日本語歌詞監修のいしわたり淳治、音響監督・三間雅文氏ら制作陣も、前作から引き続き参加している。
あらたに日本語吹替版への参加が決まった稲葉が演じるのは、ライオンのクレイ・キャロウェイ役。かつては情熱的でパワフルな歌声が大人気だったロック歌手/伝説的ミュージシャンという役柄だ。配給元の東宝東和の担当者は、「クレイが伝説的なロックスターのキャラクターということで、どの世代でも”ロックスター”として思い浮かべるミュージシャンは稲葉さんしかいないと制作スタッフ含め満場一致で第一候補となりました。ただ、アニメの中で歌唱することだけでなく、クレイとしての演技も必要なため、お受けいただける可能性があるのか半信半疑でご依頼しました。そんな中、映画とクレイの役柄に共感していただき、ボノへのリスペクトもあるということでお受けいただけるお返事を頂いた時はスタッフ一同震えました。稲葉さんの想いの詰まった、稲葉さんでなければ表現できない、日本語吹替版でしか体験できない素晴らしいクレイ・キャロウェイになったと思います」と語っている。なお、稲葉の配役は、イルミネーション・エンターテインメントの承認を経て決まったとのこと。主人公・バスターの声優を務める内村は、「2回か3回聞き直しましたね。『ほんとに?』って。(笑)本当に信じられなかったです。まさか!と思いました。稲葉さんが声優をやるんだという事に正直驚いています。それを受けてくださったというのが…。まだお会いした事がないので、お会いするのを楽しみにしています」とコメントしている。
稲葉のコメントは以下のとおり。
稲葉浩志
稲葉浩志
(本作の出演が決まって)正直なところ演じているところは想像つきませんでしたし、(私が声優を)するとは思っていませんでした。 『SING/シング』という映画自体の音楽のクオリティが素晴らしく、ストーリーも非常に分かりやすい。私が声優を務めるクレイ・キャロウェイは、かつてはロックスターだったが今は自分の家に引きこもっている、そのシチュエーションが非常に面白く、やってみようという気持ちになりました。(声優することは)とにかく何から何まで初めての事で、何から準備していいのか分かりませんでしたが、自分ではない人物像に声を入れるという作業は初めてで凄く新鮮で楽しかったです。(アフレコは)大変でもありましたが、色々ご指導いただきまして、非常に勉強になりました。本作のテーマソング(U2が書き下ろした2年ぶりの新曲「YOUR SONG SAVED MY LIFE」)は、すごく美しくて素敵な曲だと思っています。深くて大きくとても広がりのあるボノ(U2)さんの声は、シンガーにとっても憧れの声なので、ボノ(U2)さんの演じる役柄を演じる事ができて光栄です。(劇中で流れる)楽曲はどれも素晴らしいのですが、アッシュが歌うU2の「STUCK IN A MOMENT YOU CAN’T GET OUT OF」という曲がやはり好きです。また、U2の「I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR」は、当時(リリース時に)よく聴いていた曲で、非常に馴染みのある曲でしたが、まさか自分がこうやって日本語の歌詞で歌うというのは想像していなかったです。(本作は)全てのキャラクターが挫折から立ち上がるというテーマの元に、それぞれのキャラクターが音楽を通して頑張っている様子が伝わってきて、『SING/シング:ネクストステージ』の芯として、バシッと通っています。アッシュがクレイに再びステージに立ってほしいと説得に行き軒先で歌うシーンは、一人の小さな歌声で誰かを励ましたり、勇気づけたり、また立ち上がるきっかけを与えたり・・・色々な想いが詰まっている気がして非常に好きなシーンです。
『SING/シング:ネクストステージ』は3月18日(金)全国ロードショー。