Mr.ふぉるて、メジャー1stフルアルバム『Love This Moment』の制作を通して感じたバンドの幅の広がりと変化とは?
Mr.ふぉるて
2021年12⽉にメジャーデビューを果たしたMr.ふぉるてが、2022年3月2日にメジャー1stフルアルバム『Love This Moment』をリリースした。
サウンドの幅がさらに広がり、⼼にそっと寄り添い背中を押してくれる11曲が収められた今作の制作を通して4人が感じた変化や成長とは? 『Love This Moment』完成に至るまでを詳細に語ってくれた。
──メジャー1stフルアルバム『Love This Moment』が完成しました。昨年8月に発表されたEP『Carpe diem』のリード曲「シリウス」も収録されていますが、その頃からアルバムに向けて楽曲を作っていたんですか?
稲生司(Vo/Gt):「嬉し涙よ雨になれ」は、その頃にはありましたね。あの曲は、元々『Carpe diem』に収録しようと思って作っていて、レコーディングもそのタイミングでしていたんですけど、良い曲だから後にとっておこうということになって。その後からまた徐々に曲ができていった感じでした。
──楽曲としては、『sweet life』から様々な挑戦をし始めて、今作でより広がった感じがありますね。
稲生:曲のアレンジは亮平くんがほとんどしているんですけど、僕に関しては、歌詞の表現の仕方とか、メッセージ性がちょっと変わってきた部分もあるのかなって。今は恋とか恋愛系の曲は、なるべく書かないというか、あまり書けなくなっているというか。それよりも、愛とか夢とか、そういうことが自然と出てくるようになったので、そういった曲が増えてきたかなと思います。
──実際に『sweet life』のインタビューで、もっと大きなことを歌っていきたいという話をされていたので、まさにそういう歌を歌っているなと思いました。阿坂さんとしては、アルバムに向けて考えていたことというと?
阿坂亮平(Gt):『sweet life』からバンドサウンド以外のものを取り入れ始めて、自分たちのやれることも、やりたいこともどんどん増えてきたので……そうですね。シンプルになっちゃうんですけど、それがこういう形になったっていう(笑)。やりたいことがだんだんできるようになってきたという感じですね。
──福岡さんはメジャー1stアルバムに対してどう臨まれました?
福岡樹(Ba):今までよりももっと向上心を持って音楽に向き合うというか、さらに気が引き締まる思いで制作していました。亮平くんがアレンジしてくれたものを聴いて、自分にはないニュアンスとかも汲み取ったりしていたので、それがひとつの挑戦みたいになっていましたね。
──汲み取っていく作業の中で、特に楽しかった曲はありました?
福岡:「エンジェルラダー」とかですかね。あの曲はシンセベースを弾いているんですけど、裏で乗る感じを家で録音して、それを送り合って、もうちょっとこうしたほうがいいねとか、いろいろ話し合いながら作っていて。そこをレコーディングで出せたのがよかったです。
──「エンジェルラダー」はメジャーでの第一声として発表されたわけですが、明るくて華々しいというよりは、雰囲気は重めだけど、歌っている内容はめちゃくちゃ力強い曲を選んだのもおもしろいなと思いました。
阿坂:この曲には、新しいチャレンジをする人に対して、いろんな意見を言ってくる人はいるけれど、それでも無理なことなんてないっていう、司くんのメッセージがあるんですよね。僕もそれを汲み取って、今までのMr.ふぉるてからはイメージできない楽曲を、自分らが先陣を切ってやってみせて、何だってできるんだぞっていうメッセージをアレンジにも込めたんです。そういう挑戦的な曲になったので、メジャー1stシングルにとてもふさわしいなと思って、全員一致でこの曲を選びました。
──〈僕らなら太陽を西から呼び寄せられるさ〉という歌詞にワクワクしたんですが、稲生さんはそういった今の気持ちを書かれたんですか?
稲生:この曲は2年前ぐらいに元があったんですよ。高校を卒業してすぐの頃だったので、音楽に対して応援してくれる大人が周りにあまりいなくて。ものすごく反対しているわけではないけど、“難しいよ?”みたいな。でも、そういうことを言ってくるけど、自分が挑戦したわけでもないし、バンドですごい頑張って結果が出たものを見たわけでもないのに、できるかどうかをマイナスで言ってくるのは偏見じゃないかなと思って、怒りで書いた曲だったんですよ。
──なるほど。
稲生:それがコロナ禍になって、エンタメ業界がいろんなことを言われたり、書かれたりしたじゃないですか。自分自身でもそうなんですけど、音楽を聴いているからこそ生きられている人もいると思うんです。テレビや街中、いろんなところで音楽は絶対に流れているし、生活の中で絶対に必要なものだと感じていて。それが、“ライブは今必要なのか”とか、いろんな言葉で攻撃されてしまったときに、そう言うけど自分達はそれを仕事にしたことがあるのかなとか。怒りではないけど、それって偏見なんじゃないかっていう疑問が湧いてきて。これは昔に書いた歌詞ではあるけど、コロナ禍に通じるものがあると思ったので、もう一度引っ張り出してきて、少し書き直しました。
稲生司(Vo/Gt)
──そうだったんですね。2年前の時点で、アレンジはある程度固まっていたんですか?
稲生:いや、一度手をつけたんですけどバンドじゃアレンジしきれないねっていう話になって、一回ボツになったんですよ。でも、引っ張り出してみたら、やっぱりいい歌詞だなと思って(笑)。それこそさっき言っていただいた〈僕らなら太陽を西から呼び寄せられるさ〉って、今の時代で少し背中を押せる言葉なんじゃないかなと思ったから、亮平くんになんとかアレンジを頑張ってもらって(笑)、かっこいい形に仕上げてもらいました。
──昔はできなかったけど、今はできるようになったと。
阿坂:そうですね。その間に成長できていたのかなと思います。
福岡:弾いているときの視野が広がったというか。昔の曲を聴くと狭い視野でやっているなって思ったりするんですけど……そこから今の曲を聴くと、成長しているんだなって思いますね。
吉河はのん(Dr):そのときに頑張って作らなくて、それはそれでよかったのかなって。絶対にこっちのほうがかっこいいし。
稲生:無理矢理作ってもね?
吉河:ね?(笑) それでいいものができるわけじゃないから。こういう形で聴いてもらえてよかったかなと思います。
──吉河さんとしては、今回の制作にどう臨まれました?
吉河:やっぱり歌と歌詞が一番大事だと思っているので、それを伝えるための手助けをたくさんできたらいいなと思ってレコーディングしていました。
──それを心がけるにあたって、稲生さんの歌詞の変化をどう受け止めていました?
吉河:そこは結構すんなり入ってくるというか。歌詞が変わってきたことはちょっとずつわかってきてはいたんですけど、これを相手に伝えるんだっていうようなところが変わっているわけではないなと思っていて。リスナーとしても、司くんが書く歌詞やメロディがすごく好きだし、根本的なところは変わってないなというのはすごく思いますね。
──特にいい感じで手助けができたと思う曲というと?
吉河:「横断歩道」は、優しいメロディに寄り添うような感じで、うまく手伝えたんじゃないかなと思います。アルバムの中では一番のバラード的な立ち位置にはなるけど、最近あんまりスロウなバラードってなかった気がして。そこはちょっと難しかったかなと。
──この曲はどんなところから生まれてきたんですか?
稲生:僕は普段から、何をしていてもいろんなことを頭の中で考えてしまうんですよ。そういうところが嫌になってしまうときもあるけど、こういう性格だからこそ曲が書けるのかなと思う部分もあって。だから考えることは無駄じゃないとか、そういう自分を肯定したりする気持ちから、少しずつ内容を広げて書いていきました。
──そうやっていろんなことを考えてしまう場所が「横断歩道」というのもいいですね。
稲生:家の近くの赤信号がちょっと長いんですよ(笑)。それもあって、考えてしまう時間と、自分の状況をうまく歌詞の中に落とし込めたのかなと思います。
阿坂:司くんの歌詞を見たときに、本当にストレートにリスナーさんに伝えたいと僕も思ったので、メロディと歌詞がしっかり聴き取れるような、音数が少ないミニマルなアレンジにしようと心がけていました。だから、音楽的なところというよりは、司くんの詞曲のセンスとかメッセージ性の部分と強く向き合う感じでしたね。
阿坂亮平(Gt)
──個人的に意外性があったのが、「暗い部屋の中、明るいテレビ」でした。最初にタイトルを見たときに、孤独というか、ちょっと寂しげな空気があるなと思ったんですが、曲を聴くとドリーミーでキラキラしていて。そこのギャップみたいなものがおもしろいなと思ったんですけど、この曲はどんなところから作り始めたんですか?
稲生:まだそこまで長く音楽をやっているわけではないし、メジャー1stアルバムのタイミングでこんなことを言ってしまうのもあれなんですけど(苦笑)、やっぱり好きなことを仕事にするのって、自分の中ですごく大きなことなんだなと思って。そこはこのコロナ禍でも強く感じたことなんですけど、自分の好きなことだけをやって音楽を続けていけるわけでもないんだなって。そうやって考え込みすぎちゃって、気持ち的に疲れてしまったときに、でもまぁ今日は頑張ったからコンビニで何か買って帰ろう!っていう日があって。そうやって自分が疲れてしまったときに、どういうふうに自分を甘やかして、また奮い立たせることができるんだろうっていうのを歌にしてみたいなと思って、この曲を書きました。
──出だしの〈「頑張る」と「無理をする」を 一緒にしちゃっていた〉というのは、自分がまさにそういう状況だったんですか?
稲生:このAメロは僕のことじゃなくて、友人のことなんですよ。頑張りすぎちゃう人がいて。言葉だと嘘っぽく聞こえちゃうことも、歌だったら入ってきやすいかなと思って、そのときに言えなかった言葉を歌にしました。
──お話にあった「好きなことを仕事にする」ことって、美談として語られるし、周りからすると毎日が天国って思われるかもしれないけど、場合によっては地獄を見る可能性もありますよね。そのことが身に染みたとき、最初は結構落ち込みました?
稲生:そうですね。本当に自分はこれがやりたかったのかなって思ってしまったときがあって。それこそ好きなことを仕事にしたけど、自分の問題もいろいろあって、なかなか曲が書けないときとか、“これは仕事だ”と言ってるけど、仕事になっていないんじゃないかな、とか。でも、そういう暗いところもあるけれど、影があれば光もあると思うので、聴いた後に気持ちよくなるような歌詞が書けたらなと思ってました。
──阿坂さんは、稲生さんがそうやって落ち込んでしまっていたことを感じたりしました?
阿坂:司くんが苦しんでいるときは結構わかりますね。
稲生:曲を渡すペースが極端に遅くなるんですよ(笑)。書けないときは本当に何ヶ月も投げなかったりとか。
──そういうときはそっとしておくことが多い?
阿坂:そうですね。もうどうにも助けられないので(笑)。
稲生:あはははは(笑)。
阿坂:レコーディングギリギリだとアレンジが結構キツかったりするけど。
稲生:そこはもう本当にごめん!(苦笑)
阿坂:でも、待てば待つほど良い曲が出てくるので、全然待てますね。
──福岡さんも、稲生さんが悩んでいるときはそっとしておく派?
福岡:そうですね。何かを言ったりするよりは、引いたほうがいいかなって。
稲生:もしかしたら俺がしゃべりかけるなオーラを出してちゃってるかも(笑)。
吉河:たまに出てるかもね(笑)。
稲生:出てる?(笑)
吉河:車で遠征したときの帰り道は、本当にみんな疲れてるから、周りからしたら全員そういうオーラが出てると思うけど、それでもやっぱり感じます。でも、そういうときに“頑張ろう!”って言って“よっしゃ、頑張る!”っていうタイプでもないと思うから、いつか頑張ってくれると思うし、無理して頑張らないほうがいいなと思ってそっとします。
福岡樹(Ba)
──そこは信頼しているからこそですね。お話にもあった通り、稲生さんの歌詞の変化は、今作においてすごく大きなものとしてあると思うんですが、吉河さんが歌詞にグっときた曲というと?
吉河:「オーバーテイク・ミー」は、いつまでも更新していくことってやっぱり大事なんだなってめちゃめちゃ思いましたね。
──サビの〈握りしめておけよ〉の“おけよ”がすごくいいですね。それこそ言葉に寄り添うドラムというか。
吉河:歌詞に自分を重ねてじゃないですけど、そういうふうに叩いている節はあったかもしれないです。〈今が人生のハイライト〉っていう歌詞がすごく好きですね、この曲は。
──本当にそう思いますよね。“振り返ってみると、あの頃が人生のピークだったなぁ”とか言いたくないですし。
吉河:そうですね。だからずっとハイライトだと思いたいって、確かにそうだなってすごく気付かされるし。そこを頑張って表現しようと思いながら叩いてました。
──稲生さんとしては、自分を更新していくことの大切さを常日頃から感じている、と。
稲生:リスナーさんからしてみると、初めて耳にしたものが思い入れのある曲になると思うんですよ。正直な悩みなんですけど、再生回数とか、今はあきらかに昔の曲のほうが多いので、新作を出したときに追い越したいなっていう気持ちはやっぱり強くなりますね。
──阿坂さんがグっときた歌詞というと?
阿坂:「嬉し涙よ雨になれ」は、歌詞というか、司くんがこの曲を作ったときの意図を聞いたときに感動しました。この曲は、地球の水は循環していることをコンセプトに書いたって話していて、そんなことを考えて曲を作っているんだ!って驚きましたね。しかも、それが意味を無理矢理持たせたものではなくて、ちゃんとメッセージが伝わるように構成されていて。すごいなと思いました。
──そういったことを話しながらアレンジされたんですか?
阿坂:そのことは曲が出来てから聞いたんですよ。もちろん歌詞を読み取ってアレンジするように心がけてはいますけど。
──この重厚なアレンジも歌詞が引き出したものだと。
阿坂:そうですね。タイトルにもなっていますけど、嬉し涙が雨になるというワードと、司くんが弾き語りしたメロディとコードを聴いたときに、僕の中で空間が大きいものというか。オーケストレーションと空間を広く使ったバンドアンサンブルのアレンジがすぐに出てきて。それを音に書き起こしていく作業でした。
稲生:この曲は、なんとなく部屋の中で鼻歌を歌いながらギターを弾いていたときに、小学生の頃、雨の仕組みを習ったことをふと思い出して。特にその日の天気が雨だったわけでもなくて、なんでそんなことを思ったのか今思い出しても全然わからないんですけど(笑)。でも、そういえば雨に関する歌って書いたことないなっていうところから作り始めたんですよね。水に関することって、自分的にはネガティブな言葉だと思っていて。それこそ雨とか涙とか。でも、雨を恵みだと思う人もいるし、幸せな気持ちから生まれる涙もあるし。そういった自分的にネガティブなワードを、なんとかポジティブにして歌えないかなと思って生まれた曲です。
──では、福岡さんはいかがでしょうか。グっときた歌詞というと。
福岡:「夢なずむ」は、Aメロのたとえがすごいなって思いましたね。〈顔を半分赤くしたビルが 笑っているように見えた〉とか。この曲は疾走感があるので、ベースとしてはそこを大事に弾きました。
──サビの〈朝を布団から起こしてさ〉もいいですよね。普通であれば起こす側の朝を、こっちから起こしに行くという。
稲生:なかなか眠れないときに、朝と夜ってすごく曖昧だよなと思って。夜勤で働いている人からしたら、夜が朝なんじゃないかなとか。頑張れる時間とか動き出す時間って、みんな違うと思うんですよ。そうやってそれぞれが動き出す時間が〈朝〉なのかなと思って。そのワードを頭に入れて作っていきました。
吉河はのん(Dr)
──今日お話をお聞きしていて、稲生さんが曲を作ったときのエピソードって、日常のワンシーンから生まれているものがほとんどですよね。そういった些細な瞬間に生まれたものを大切に育みながら曲を作っていくことが多いですか?
稲生:「嬉し涙よ雨になれ」は、ちょっとファンタジックな要素もあるんですけど、生活の中で聴く音楽ならば、みんなの生活にある共通のものを軸にして曲を作ることは、結構心がけていて。ファンタジックにしすぎると、聴いても現実的じゃないし、本当に人の背中を押したり、元気付けたりするのであれば、少し現実的なものがあったほうがいいなと思っているので、日常的に思った些細なことはすごく大事にしてます。
──あと、この人からするとネガティブなものかもしれないとか、この人にしてみたらこの時間が朝かもしれないとか、いろんな人の視点を考えながら、自分が歌えることを書かれているんだなって。
稲生:誰かと話しているときに、なんでこの人はこの言葉を選んで自分に言ってきたのかなとか(笑)、いろいろ頭の中で深く考えちゃう性格なんですよ。そこが歌詞の中にも結構出ているのかもしれないです。
──『sweet life』以降、ボリュームのある作品には、1曲目にインスト曲を収録されていて。今作も1曲目に「Love This Moment (Intro)」が収録されていますが、「Donʼt be a stranger! (Outro)」というアウトロも収録されていますね。
阿坂:M!DOR!さんという、いつもジャケットを描いていただいているデザイナーさんがいるんですけど、『Carpe diem』のときは、ジャケットに対して曲を付けるというコンセプトで、イントロを作らせてもらっていて。ただ、ジャケットは裏表紙もあるから、今回は表紙がイントロなら、裏表紙としてアウトロもつけようということになったんですけど。“Love This Moment”って、その瞬間を掴めみたいな意味合いですけど、今回M!DOR!さんに描いていただいたジャケットを見たときに、サイコロがすごく印象に残ったんです。それを僕なりに読み取って曲を作りました。
──どう読み取ったんです?
阿坂:サイコロって、6面が全部違う数字になっていて、ひとつの目が表に来るのって一瞬なんですよね。それでもずっと回転し続ければ、それが一瞬だとしても何回でも表になるんだなと思って。それで、「Love This Moment (Intro)」の最初のほうと、「Donʼt be a stranger! (Outro)」の最後のほうに、サイコロが転がる音を入れて、アルバムを通して聴いてもらうと、無限にサイコロが転がっているようなイメージで作りました。それは一瞬かもしれないけど、永遠に転がり続けられるなら、何回でも表になれるチャンスはあるっていう。
──こういった記事に載る場合、大抵はジャケットの表紙が使われることが多いですけど、ぜひCD手に取ってもらって、裏表紙も見ながら曲を聴いてもらいたいですね。
阿坂:そうですね(笑)。ぜひ手に取って見てもらいたいです。
Mr.ふぉるて
──3月からツアー『「Love This Moment」〜 不器用な心のままでいいやツアー 〜』が始まります。バンドの幅をさらに広げた作品を持っていくのもあって、かなり刺激的になりそうですね。
稲生:“Love This Moment”って、この瞬間が好きだとか、この瞬間を愛しているということなんですけど、コロナ禍という、簡単にを買ってライブに行くことができなくなってしまったこの状況で、“久し振りにライブに足を運びます”という人もいると思うんです。だから、ステージに立っている僕らだけじゃなくて、お客さんにもスタッフさんにも、この瞬間が好きだなと思ってもらえるような空間にできたらなと思っています。
──セットリストはだいぶ決まりました?
稲生:まだです。なんならまだ練習できていない曲もたくさんあるんですよ(笑)。
──(笑)。ヒヤヒヤしますね。
稲生:だからここから忙しくなりそうだなぁって。頑張って練習してツアーに備えます!
取材・文=山口哲生 撮影=菊池貴裕 ヘアメイク=古賀達也(CALM)
リリース情報
2022.3.2 Release
・「Carpe diem 〜輝ける場所を探しているんだツアー〜」ライブDVD付属
・新進気鋭のコラージュアーティストM!DOR!氏が手がける全40Pデザインブック仕様(A5サイズ)
【通常盤(CD)】VICL-65661 / ¥2,970(tax in)
このCD/DVDがスマホで聴ける!観られる!ダウンロードカード封入!
プレイパスⓇ対応 [有効期限 : 2023年3月31日]
01. Love This Moment (Intro)
https://www.jvcmusic.co.jp/mr-forte/lovethismoment/
主要ダウンロード、ストリーミングサービスで3月2日より配信スタート
https://mr-forte.lnk.to/yumenazumu
ツアー情報
3/20(日) 千葉県・千葉LOOK
3/25(金) 静岡県・LiveHouse浜松窓枠
4/01(金) 兵庫県・Music Zoo 神戸太陽と虎
4/03(日) 福岡県・The Voodoo Lounge
4/08(金) 北海道・Sound lab mole
4/22(金) 東京都・LIQUIDROOM
4/24(日) 神奈川県・F.A.D YOKOHAMA
4/29(祝・金) 大阪府・BIGCAT
5/15(日) 愛知県・Electric Lady Land