白井晃、高田聖子らが出演する、新国立劇場の演劇『アンチポデス』が開幕  舞台が到着

2022.4.14
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舞台

(左から)草彅智文、斉藤直樹、高田聖子、白井 晃、八頭司悠友、チョウ ヨンホ、亀田佳明、伊達 暁  撮影:宮川舞子

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2022年4月14日(木)新国立劇場 小劇場にて初日を迎えた、『アンチポデス』。この度、舞台写真が到着した。

小川絵梨子芸術監督4年目のシリーズ企画は「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語」。対面を避け言葉だけのコミュニケーションとそのツールを手に入れた現代人が、一方的に投げつける、あるいは、投げつけられる言葉の多くは、時に正論のようでただの批判になっていないだろうか、極論をぶつけるだけで議論として成立さえしていないのではないか。時として、相手を傷つけることが目的になっていないか。直接耳に届く声と、内なる声に耳を傾け、そこから始まる議論や対話を描く作品が今回、本企画で並ぶ。

(左から)高田聖子、草彅智文、斉藤直樹、白井 晃、八頭司悠友、亀田佳明、チョウ ヨンホ、伊達 暁  撮影:宮川舞子

第一弾となるのは、『フリック』でピュリッツァー賞を受賞したアニー・ベイカーが2017年に発表した本公演。新国立劇場では『タージマハルの衛兵』の翻訳の記憶も新しい、小田島創志による翻訳で日本初演する。

「地球の裏側」を意味するタイトルを冠した戯曲に登場するのは、閉ざされた部屋で物語を生み出す、という作業をしている男女8人。人に渡す言葉の在り方を、他者との関係性を、今一度、立ち止まって考えたい、というテーマのもとにおくる「だれかが"おはなしをする"お話、を描いた物語」。様々な危機に陥った世界にとって「ものがたり」がどのような価値を持つのか、観客と一緒に考えたいと、小川絵梨子自らが演出を務める。

(左から)草彅智文、高田聖子、斉藤直樹、白井 晃、八頭司悠友、亀田佳明、伊達 暁   撮影:宮川舞子

出演者は白井 晃、高田聖子、斉藤直樹、伊達 暁、亀田佳明、チョウ ヨンホ、草彅智文、八頭司悠友、加藤梨里香。

本公演は4月24日(日)まで上演される。

【ものがたり】
会議室に集められた8人。リーダーであるサンディのもと、彼らは企画会議として「物語を生み出す」ためのブレインストーミングを始める。新たなヒット作を生むために。ゾクゾクするような、見たことがない、壮大な、集合的無意識を変えるような怪物級の話を創りだすのだと。
誰も聞いたことがない新しい物語を紡ぐため、必死で頭をひねるチームのメンバーたち。閉ざされた空間の中でアイデアも出尽くし、不安は募るばかり。チームも、そして物語の迷走も止まらない。やがて会議室の外に世界の終末のような嵐が訪れる。
最後に彼らの手の中に残るのは、どんな「物語」なのか──。

 

公演情報

新国立劇場 2021/2022シーズン演劇公演
『アンチポデス』
 
日程:2022年4月14日(木)~24日(日) 
会場:新国立劇場 小劇場
 
作:アニー・べイカー 
翻訳:小田島創志 
演出:小川絵梨子

出演:
白井 晃 高田聖子 斉藤直樹 伊達 暁 亀田佳明
チョウ ヨンホ 草彅智文 八頭司悠友 加藤梨里香
 
芸術監督:小川絵梨子 
主催:新国立劇場
 
※休演していた加藤梨里香は、4月16日(土)13:00の公演より出演。加藤梨里香に代わって出演の万里紗は、4月15日(金)19:00の公演まで出演。
 
4月14日(木)13:00 万里紗 出演
4月15日(金)19:00 万里紗 出演
4月16日(土)13:00以降 加藤梨里香 出演
 
※富岡晃一郎は体調不良により本公演を降板し、代わって、チョウ ヨンホが出演する。
 
 
【料金(税込)】 A席7,700円 B席3,300円
 
「シリーズ 声」演劇3作品通し券
4月『アンチポデス』 5月『ロビー・ヒーロー』 6月『貴婦人の来訪』
料金(税込):20,700円(正価より10%OFF) 一般発売中
詳細:https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_021415.html
※本公演は新型コロナウイルス感染予防、拡散防止対策をとって上演いたします。

 
公演詳細:https://www.nntt.jac.go.jp/play/antipodes/
に関するお問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00~18:00) http://pia.jp/nntt/