朝夏まなと×中河内雅貴×実咲凜音インタビュー ミュージカル『モダン・ミリー』は「見逃さないでほしいところしかない!」
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――朝夏さんと実咲さんは、宝塚時代に宙組でトップコンビを組んでいらっしゃいました。トップコンビの二人が退団後にガッツリ共演されることってあまりないですよね。お二人の共演の話がきたときの素直な心境は?
実咲:(朝夏さんを見つめる実咲さん)
朝夏:(実咲さんを見て)すごい聞く体制に入ってるね(笑)。私は面白いと思いました! 宝塚時代をご覧になっていた方は男役と娘役のイメージが強いと思うんですけど、私にとっては戦友という感じ。舞台人として尊敬している部分もあるし、お互い自立していた部分があるので、女優同士になってもそこに対する心構えの違いとかはなくて。特に『風と共に去りぬ』という作品ではスカーレット(朝夏)とメラニー(実咲)を演じていて、「そういえば二人で女性同士のお芝居していたね」って。なので、そんなに違和感はないんです。
――とはいえ嬉しいですよね?
実咲:もちろん! それに、どこまでもご縁があるなあって(手を合わせる実咲さん)。
朝夏:拝んでる(笑)。
実咲:宝塚にいたときから組み替えをするタイミングも一緒で、私の宝塚人生を一番見てくださっていたのがまぁ様なんです。どこかで糸が繋がっているんじゃないかというようなご縁を感じるので、もちろん嬉しいです! 宝塚では一番近くにいて、私の良いところも悪いところも素直に思ったことを全部言ってくださっていた方なので、すごく安心します。
朝夏:でも、今は逆に私がどうやって歌ったらいいのかとか、前回のお稽古中に聞くこともあったんですよ。こちらも教えてもらってま〜す(笑)。
――中河内さんから見て、このお二人の関係は?
中河内:素敵ですよ〜! 今だって本当はすーっごく話に入りたかったのに(笑)。自分たちがいたところからこうしてまた外の世界で第一線で仕事ができるのは、とても素敵なことだと思います。縁があるんだろうなというのもすごく感じるから、羨ましいです(笑)。
実咲凜音、朝夏まなと、中河内雅貴
――実咲さんは朝夏さんのことを“まぁ様”と呼んでいらっしゃいますが、中河内さんは何と呼んでいるんですか?
中河内:“まぁちゃん”です。
朝夏:(実咲さんに対して)まぁちゃんって呼んでよ。
実咲:えぇ!?
中河内:あ、いいねえ。
実咲:それは、それは……それは無理に等しいです!!
中河内:なんで? 過去は過去でしょう。
朝夏:くみちゃん〜(実咲さんの愛称の一つ)、まぁちゃんって呼んでよ〜。
実咲:まぁ様です。私にとっては死ぬまでまぁ様です。これ書いてください!
実咲凜音