五戸真理枝(演出)「元気をくれる物語だと感じています」~演劇『貴婦人の来訪』が開幕 舞台写真&コメント到着

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2022.6.2
『貴婦人の来訪』 (左から)秋山菜津子、相島一之  撮影:宮川舞子

『貴婦人の来訪』 (左から)秋山菜津子、相島一之  撮影:宮川舞子

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2022年6月1日(水) 新国立劇場 小劇場にて、2021/2022シーズン演劇『貴婦人の来訪』が初日を迎え、舞台写真と演出家よりコメントが届いた。

『貴婦人の来訪』は、シリーズ「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語」第三弾で、フリードリッヒ・デュレンマットの代表作。1956年に初演された本作は、全体主義へと傾倒していった社会への痛烈なアンチテーゼとして話題を呼び、その後、世界各国で多くの演出家の手によって上演され、舞台のみならず、映画やオペラ、ミュージカルとしても上演され続けている名作だ。

議論を重ねた上での他者との対話が、人間関係にどのような影響を及ぼし、どのような社会を形成するのか。演出に、新国立劇場では『どん底』での大胆でユニークな演出も記憶に新しい五戸真理枝を迎えておくるシリーズ最終作。

(手前左から)秋山菜津子、相島一之(奥左から)福本鴻介、高田賢一、山野史人、山本郁子、田村真央  撮影:宮川舞子

(手前左から)秋山菜津子、相島一之(奥左から)福本鴻介、高田賢一、山野史人、山本郁子、田村真央  撮影:宮川舞子

演出:五戸真理枝  コメント

遊び心であふれかえった『貴婦人の来訪』が出来上がりました。
戯曲に刻まれた人間社会への厳しい批判や絶望感は、舞台の上で、笑いや悲しみや楽しさ、美しさに変換されます。
デュレンマットが、そして今回のキャスト、スタッフの面々が、議論を重ね、正論や極論を超えたところにある解を真摯に探求した結果、人間批判をどんな舞台表現に昇華したのか。お客様に体感していただきたいと思っております。
これは、不安を抱え未来を疑いながら生きる人の心にも、深く共鳴しうる物語。
さて、ここからどこへ行きましょうかと、前進する、あるいはその場にとどまる元気をくれる物語だと感じています。
劇場で繰り広げられる対話に、是非ご参加ください。
 

本公演は、19日(日)まで新国立劇場 小劇場にて上演。

公演情報

シリーズ「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話…の物語」 Vol.3
『貴婦人の来訪』
 
日程:2022年6月1日(水)~19日(日)
会場:新国立劇場 小劇場
 
作:フリードリヒ・デュレンマット 
翻訳:小山ゆうな 
演出:五戸真理枝
出演:
秋山菜津子 相島一之
山野史人 加藤佳男 外山誠二 福本伸一 津田真澄 山本郁子 斉藤範子
高田賢一 清田智彦 谷山知宏 髙倉直人 田中穂先 福本鴻介 田村真央
 
芸術監督:小川絵梨子 
主催:新国立劇場
 
一般発売日:発売中
料金:A席 7,700円 B席 3,300円(税込)
 
公演詳細:https://www.nntt.jac.go.jp/play/der_besuch_der_alten_dame/
に関するお問い合わせ:新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00~18:00)
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