演劇ユニット・スヌーヌー、第3回公演『モスクワの海』を上演
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スヌーヌー vol.3『モスクワの海』
2022年6月30日(木)〜7月3日(日)神奈川県・象の鼻テラスにて、スヌーヌー vol.3『モスクワの海』が上演される。
スヌーヌーは、舞台俳優である笠木泉が自らの書いた戯曲を演出するために立ち上げた演劇ユニット。今回、昨年12月に下北沢のライブハウス・ニュー風知空知で上演した『モスクワの海』を再演する。
ひとりの女性がふとした瞬間に転ぶ。彼女を助けるために手を差し伸べるもうひとりの女性、そして彼女たちを傍観する男性の心の邂逅と共に、川崎市多摩区登戸という小さな街から多摩川を超えてロシア上空を旋回し、モスクワの海/月の裏側まで行く長い旅の物語。
あらゆる地点に存在する「いま、わたしたちの現在」をささやかに書き連ねたこの戯曲は、第66回(2021年度)岸田國士戯曲賞の最終選考にノミネートされた。他、twitterなどのSNSやアートレビュー等で多くの反響があり、今回の再演となった。
公演によせて 2022年6⽉/笠木泉
「モスクワの海」とは月の裏側にあるクレーターの名称のひとつです。地球からは⾒ることができません。
⾃分の中でさえ、だったら他⼈にも、隣の⼈にも、そして住む街、国、世界にも、私からは⾒えないものがたくさんある。しかし、⾒えないからといって、⾒ないというわけではなく、⾒ようとすることも時に大切だと私は思っていて、それはこの荒れ果てた時間と場所に我々が立つための大切な意志だと信じたい。その思いをそっと共有できたらと思い、2020年に書き始めた戯曲です。あの⽇から私にとって長い旅が始まりました。新型コロナウイルスの影響で公演が⼀旦中止になった 2020年末。感染症対策を講じてやっと迎えた昨年末の初日。それからあれよあれよと⽇々は重なり、まさかロシアが軍事侵攻を強⾏するとは。まさかロシア軍がチェルノブイリを攻撃するとは。この戯曲を書いた日には思いもしませんでした。そうやって、過去の⾔葉が、時間を超えてリアルに我々の心を襲ってきます。迫ってきます。だから、まだ旅は続きます。続けなければならないと思いました。素晴らしい俳優三人とスタッフと、そして観客のみなさまと共に移動を試みる演劇です。演劇はひょっとすると、そのようなこともできるかもしれません、と希望を持って創作をしていきたいと思います。
公演情報
⽇時:2022年6⽉30⽇(⽊)〜7⽉3⽇(⽇)
全⽇19:00から/全4 ステージ
会場:象の⿐テラス
https://www.zounohana.com/
出演:松⽵⽣・⾼⽊珠⾥・踊り⼦あり
前売・当⽇ 2800円(全席⾃由)
神奈川県在住割引2600円(前売のみ/当⽇受付で⾝分証提⽰)
学⽣割引 2000円 (前売のみ/当⽇受付で⾝分証提⽰)
中学⽣・⾼校⽣割引 1000円(前売のみ/当⽇受付で⾝分証提⽰)
⼩学⽣以下 無料
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https://www.quartet-online.net/ticket/snuunuu03/
当⽇精算・銀⾏振込が選択可能(銀⾏振込は⼀般
●スヌーヌー
当⽇精算のみ(⽒名・券種・枚数・連絡先を明記ください)
ロゴ:ムーサマスイ
舞台写真:明⽥川志保
制作・製作:笠⽊泉/スヌーヌー
連絡先:snuunuuoffice@gmail.com