『D.P. 』『モガディシュ』のク・ギョファンが演じる、飄々としたダメ彼氏ぶり 映画『なまず』本編映像を一部公開
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7月29日(金)に封切られる映画『なまず』から、本編映像の一部が公開された。
『なまず』は、韓国インディーズ映画界のニューウェーブとして注目されるイ・オクソプ監督の長編デビュー作。第23回釜山国際映画では4部門受賞、第44回ソウル独立映画祭では観客賞受賞、第14回大阪アジアン映画祭ではグランプリに輝いた作品だ。
劇中では、信頼と不信をテーマの軸に、主人公ユニョンの半径0.5メートルで起こるハプニング、恋愛、決断を恋愛群像劇を通して描く。ある日、看護師のユニョンは自分と恋人ソンウォンの恥ずかしい姿を隠し撮りされたレントゲン写真が流出したと誤解。イ副院長は写真の主をユニョンと決めつけ、自宅待機を命じる。その頃、都心に巨大な穴(シンクホール)が出現する怪現象が発生。無職のソンウォンは埋め戻し工事の職にありつけたが、仕事中に大切な指輪を無くしてしまう。ソンウォンは同僚を疑い、ユニョンは見え透いた嘘をつくソンウォンを疑う。病院に置いてある水槽では、なまずがそんなゴタゴタを見つめていた。
主人公・ユニョンを演じるのは、ドラマ『梨泰院クラス』や、6月公開予定の是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』などで知られるイ・ジュヨン。また、ユニョンと同棲する恋人・ソンウォンを、Netflixオリジナルシリーズ『D.P. -脱走兵追跡官-』や映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』などのク・ギョファンが演じている。なお、ク・ギョファンは本作『なまず』ではプロデューサー、脚本、編集も兼任している。そのほか、『オアシス』などのムン・ソリがユニョンの務める病院の副院長役で出演。『哭声/コクソン』などのチョン・ウヒが“なまず”の声を務めている。
「再開発が始まりました」と、なまず(声:チョン・ウヒ)が状況を語る場面からスタートする今回の映像では、本作でプロデューサー、脚本、編集、出演をこなすク・ギョファンをフィーチャー。街で再開発が始まり、同棲中のユニョン(イ・ジュヨン)とともに立ち退きを要求される中、ソンウォン(ク・ギョファン)は急遽、新居を探し始める。半地下の良い部屋を見つけ、ユニョンに電話するソンウォンだったが、自転車で到着した彼女に、階段の存在を知らせなかったことで怒鳴られてしまう。数日前に聞いたとある話により、ユニョンはソンウォンに対して疑心暗鬼ぎみになっていたことが原因だが、怒鳴られても飄々とした様子で手を振るのだった。
『なまず』は7月29日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。