男性ダンサー達が組んず解れつ! バレエ『Men Y Men』禁断の稽古場に潜入取材。
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1997年に発足した日本唯一の国立バレエ団「新国立劇場バレエ団」。2014年に大原永子が芸術監督に就任以来、正統派クラシック・バレエ作品を従来にも増して高水準で上演し続け、好評を博して来た。
10月に新制作の話題作『ホフマン物語』で開幕した2015/2016シーズンは、年末恒例『くるみ割り人形』や新春の「ニューイヤー・バレエ」に続き、2月には二本立て興行としてロマンティック・バレエの名作『ラ・シルフィード』と、ウエイン・イーグリング振付による新制作バレエ『Men Y Men』が登場する。
バレエ史上初のロマンティック・バレエ作品としてつとに知られる『ラ・シルフィード』は今回、現役時代に持ち役として本作品を踊りこなしてきた大原永子芸術監督が直接ステージングを手掛けることで注目を集めている。
一方の『Men Y Men』は、男性ダンサーのみで踊られるという異色作。ラフマニノフの音楽に乗せて、高い身体能力と音楽性を兼ね備えたダンサーたちの動きが、流れるように変化してゆく様を描き出す。振付は、英国ロイヤル・バレエでプリンシパル・ダンサーとして活躍し、オランダ国立バレエやイングリッシュ・ナショナル・バレエで芸術監督を歴任したウエイン・イーグリングだ。世界初演は2009年、イーグリングのもと、イングリッシュ・ナショナル・バレエによって行われた。
この『Men Y Men』上演に向け、現在バレエ団は日々、急ピッチで準備を進めている。そんな中、「SPICE」編集部は、初台の稽古場にカメラを入れることを特別に許された。はたして男性ダンサーらが組んず解れつ、真剣に練習に打ち込む光景は、たいへんな熱気に満ち溢れていた。さらにその中の一人、池田武志氏から話を聞くことにも成功した。
『Men Y Men』とはいかなる作品か?これに取り組むダンサーの苦労とは? 日本の全バレエファンが着目する、この興味深い新作を、ビデオカメラのレンズが遠慮なく、つまびらかにしてゆく。そんな次の動画を、今スグご覧あれ。