妻夫木聡×安藤サクラ×窪田正孝、石川慶監督の映画『ある男』 『第79回ヴェネチア国際映画祭』への正式出品が決定
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(C)2022「ある男」製作委員会
映画『ある男』が11月18日(金)に公開されることが決定。また、本作が『第79回ヴェネチア国際映画祭』に正式出品されることがわかった。
『ある男』は、第70回読売文学賞を受賞し、累計21万部を超える平野啓一郎のベストセラー小説『ある男』を映画化したもの。主人公・城戸役を妻夫木聡が演じるほか、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本明らが競演。『蜜蜂と遠雷』 の石川慶監督がメガホンをとっている。
弁護士の城戸(妻夫木)は、かつての依頼者である里枝(安藤)から、里枝の亡くなった夫「大祐」(窪田)の身元調査という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れる中、長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だったのだ。「ある男」の正体を追い“真実”に近づくにつれて、いつしか城戸の中に別人として生きた男への複雑な思いが生まれていく。
本作は、現地時間8月31日から9月10日にイタリアで開催される『第79回ヴェネチア国際映画祭』のオリゾンティ・コンペティション部⾨に選出。同部門は、「新鮮で⾰新的な作品」で構成される部門で、⽯川監督作品としては、同じく妻夫⽊聡主演の『愚⾏録』以来6年ぶりの選出となる。
⽯川慶監督と主演・妻夫⽊聡のコメントは以下のとおり。
⽯川慶(監督)
コロナ禍でひっそりと息をひそめるように、それでも役者たちスタッフたちの並々ならぬ熱量に⽀えられて撮影した『ある男』。
この作品で⼆度⽬のヴェネチア参加がかなったこと、⼼から嬉しく光栄に思っています。
邦画界を代表する俳優陣が織りなす重層的なお芝居のアンサンブルを、ヴェネチアがどう受け⽌めてくれるのか、今は純粋に楽しみでなりません。
妻夫⽊聡
この度、「ある男」がヴェネチア映画祭にご招待頂いたということで⼤変嬉しく思います。
“アイデンティティの探求”がテーマでもある「ある男」が、⽇本での公開を前にヴェネチアの⽅々にどう受け⽌めて頂けるのか、
とても楽しみです。
『ある男』は11月18日(金)全国ロードショー。