横山拓也「こんなに誰かの心の支えになれる作品は当分つくれる気がしません」～iaku『あつい胸さわぎ』が開幕、舞台写真が到着

2022年8月4日（木）下北沢 ザ・スズナリにて、iaku『あつい胸さわぎ』が開幕し、作・演出の横山拓也よりコメント＆舞台写真が届いた。

恋愛経験の乏しい大学生の娘に湧き上がった恋心と、職場で20年ぶりに恋をしてしまった母。裕福ではないが、笑いの絶えない母娘の二人暮らしの中で起きた二人の胸の高鳴り。だが、ある日、娘が受けた健康診断の結果が悪く、彼女たちの生活はこれまで通りにはいかなくなってしまう……。

2019年に初演された本作は、東京・大阪全23ステージがすべて満員となり、第27回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞（枝元萌）するなど、各所で話題を呼んだ。今回は3年ぶり、待望の再演となる。

出演は、平山咲彩、枝元萌（ハイリンド）、橋爪未萠里、田中亨、瓜生和成（小松台東）。

作・演出 横山拓也　コメント

暑い夏の物語が、大雨の中で開幕しました。コロナにまつわる様々な苦悩が、この雨で洗い流されれば良いのに。どうにか無事に初日を迎えました。３年ぶりの再演。上演時間が約10分伸びました。台本はほぼ変わっていません。セリフの行間の演技が濃密になり、じっくりと見守り続けたい表情、心情が色濃くなったんだと思います。この生き辛く、見通しの悪い時代に、人の優しさや、応援の気持ちに触れていただければと思います。恥かしいくらいにストレートですが、こんなに誰かの心の支えになれる作品は当分つくれる気がしません。たくさんの方に観ていただきたいです。

本公演は、8月14日（日）下北沢 ザ・スズナリにて上演。その後、8月18日（木）～22日（月）大阪・インディペンデントシアター2ndにて行われる。