『あんスタ』語りが止まらない! 竹中凌平・谷水 力・松田 岳・橋本真一『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Witness of Miracle- 超ロングインタビュー
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『あんステ』ほどお客さんと目が合う舞台はない
ーー前回公演「TtM」を振り返ってみて、どんな公演でしたか。
谷水:楽しかった!
松田:情勢的にも最後まで公演ができて本当によかった。
竹中:りきからしたら、以前の『あんステ』(メインストーリー第一部にあたる)シリーズとの違いってあるの?
谷水:メインストーリー第一部では『Trickstar』解散の危機を「みんな」の力で乗り越えた。今回の『キセキ』シリーズでは4人「それぞれ」が挫折を乗り越えて、よりひとつの大きな『ユニット』になって成長していくというようなストーリーになっているので、舞台裏でもひとりの時間が多かった気がします。
竹中:なるほど!
谷水:北斗、スバル、真の3人が舞台上に出ているときは、僕は裏でひとりでいるっていう場面が多かったので、そういう意味でもちょっと孤独を感じていました。
竹中:逆にサリ〜と凪砂が出ているとき、次のシーンは茨と僕、北斗と真が出るシーンだったりするから、ずっと袖で見てたりしてましたね。
橋本:うん、そういう場面が多かったね。
谷水:だからお芝居の最後で集まったときは本当に嬉しかったんだよ!
橋本:そんな違いがあったんだね。僕は前作「TtM」が初『あんステ』で、前回は『あんステ』とは何たるものかっていうのをすごく感じて、自分の中にインプットするような公演だったなと思います。一番体感したのはやはり初日でしたね。自分が想像していたものや、稽古していた時とは何かが違くて。
竹中:確かに。圧というか、独特の視線というか……お客さんから伝わってくるものがありますよね。ペンライトやうちわとかがあるからかな。
橋本:お客さんが作ってくれる空気感が他のどの作品とも異なる感じですね。この感覚を後篇「WoM」にも持っていこうと思った公演でもありました。
橋本真一
ーーうちわやペンライトなどの応援グッズを作って「観劇」に行くのって、他の舞台ではなかなかありません。『あんステ』はお客さん自身が持つ観劇に対する姿勢も違うのかもしれませんね。
橋本:普段のお客さんは「ひとつの視点」であり、客席と舞台の間に作品の世界観を構築するための透明な壁のようなものがあります。『あんステ』は、その壁がばーんと開いて「ひとりの観客」になる時間が長いというか。
谷水:『あんステ』ほどお客さんと目が合うことってないですよね。(竹中に向かって)前回の感想は? 不安とかもあった?
竹中:ペンライトの光がすごくきれいだったのが強く印象にあるなぁ。初めてのお披露目ということで緊張はありましたが、みなさんから応援のメッセージをいただいてもいたので、『あんステ』ファンの人たちはとても温かいなと思っていました。
そして最初が『DDD』の決勝戦、「HEART→BEATER!!!!」。演出のほさかようさんから言われた「頭のシーンだけど、すごくボルテージ上げて」という言葉に不安になることもありましたが、『Trickstar』のみんなが裏でも自然体だったので、そういう空気感に支えられました。だから最初に考えていたよりも緊張はしてなかったですね。
(左から)竹中凌平、谷水 力
谷水:本番30秒前とか直前に集まってたりしたこともあったもんね(笑)!
橋本:うわぁ、ギリギリ!
松田:アドリブ何にしようか話しながら?
谷水:そう(笑)。もう幕開くから急がないと! って。
橋本:僕は「TtM」の前に劇団『ドラマティカ』(以下、『ドラマティカ』)でも凪砂を演じている、岳の話が気になるな。同じ『あんスタ』の世界ではあるけど、時系列もキャラクター性も違うから、そこの感覚ってどうなの?
松田:『あんステ』も真ちゃん達と同じ、初参加という心持ちでやってました。『キセキ』シリーズは『ドラマティカ』と比べたら、過去のお話になります。凪砂くんの役作りでは時系列はあまり深く考えず、普段と同じように台本と向き合ってましたね。
ーー凪砂くんのソロのシーンは本当に圧倒されました。
竹中:かっこよかったよな~。袖でみんな見てた。
橋本:うん、本当にかっこよかった。自慢したくなる気持ちになりました! 「みなさん、うちの閣下を見てください!」ってね。
松田:あのシーンは楽しかったですね。りきがアンサンブルさんと一緒にぶわ~~~って飛んでいってくれたり、良いリアクションをしてくれていました。楽しくないわけがない!
谷水:(笑)。
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