趣里、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインに決定～モデルは笠置シヅ子

2023年後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロイン・花田鈴子（はなだすずこ）役を、俳優の趣里が演じることが、2022年10月17日に制作のNHK大阪放送局から発表された。『ブギウギ』は、第109作目の連続テレビ小説。“心ズキズキわくわく” 明るい笑顔とまっすぐな心で歌手の道を駆け抜け日本中に元気を届けるヒロインの鈴子のモデルは、戦後の大スター 笠置シヅ子。2471人が応募したオーディションから選ばれた趣里は、「見てくださる方々の心が、『ブギウギ』するような朝ドラを届けられるよう全身全霊で頑張りたい」と抱負を語った。

趣里は、1990年9月21日生まれ、東京都出身。2011年デビュー以降、舞台・映像と幅広く活動。主演を務めた映画「生きてるだけで、愛。」 (18)で、第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な映像の出演作としては、映画「おとぎ話みたい」 (14)、「水の声を聞く」 (14)、「過ちスクランブル」(17)、「勝手にふるえてろ」(17)、「空白」(21)、「ホリック xxxHOLiC」(22)、「流浪の月」(22)、「もっと超越した所へ。」(22)、ドラマ「ブラックぺアン」 (18/TBS)、「私の家政夫ナギサさん」 (20/TBS)、「レッドアイズ 監視捜査班」(21/NTV)、「DCU」(22/TBS)、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(16)、 「京都人の密かな愉しみ Blue 修行中」(17～21)など。舞台でも、「不道徳教室」（13）、小津安二郎に捧ぐ「家族」（15/オーストラ・マコンドー）、「陥没」（17）、「クラッシャー女中」（19）、「オレステイア」（19）、「キネマの天地」（21）など出演作多数あり。来たる2022年11月13日～11月27日には、KAAT×城山羊の会「温暖化の秋 -hot autumn-」に出演する。

彼女の演じる花田鈴子は、1914（大正3）年生まれ、大阪の銭湯の看板娘で、おしゃべりで歌って踊ることが大好き。母親譲り のおせっかいで世話好きな性格だが、人助けが裏目にでることも…。憧れの歌劇団に入団した後は、努力を重ね、歌と踊りと愛嬌を武器に大スターへの階段を駆け上がっていくー－という設定だ。
 

■作・足立紳のことば

趣里さんの、猫の目のようにクルクルと変わる豊かな表情と、ちょっとハスキーな声は、我々スタッフたちが考えているヒロインのイメージにぴったりです。スタッフたちはみんな今、「趣里さんにあんなこと言わせてみたい！」「こんな動きをしてもらったら……！」と想像してはニタニタと笑顔を浮かべワクワクズキズキしています。そしてきっと、その想像の上をいくヒロイン像を視聴者の方には見て頂けると思います。どうぞお楽しみに！

■ヒロイン発表にあたって 　制作統括・福岡利武

オーディションでの趣里さんのお芝居と歌、そして佇まいがとてもステキでした。にじみ出るなんとも言葉ではうまく表現できない個性と魅力、芯の強さ、そして愛嬌たっぷりの笑顔が印象的でした。趣里さんがすっと心に入ってきました。すばらしいヒロインを迎えて、みなさまにおもしろいドラマをお届けできるように、スタッフ一同、まい進してまいります！