17年前に起きた「福知山線脱線事故」を題材にした舞台『ぼくはずっと前からあたらしい』上演決定

2022年12月23日（金）～12月25日（日）R’sアートコート（労音大久保会館）にて、舞台『ぼくはずっと前からあたらしい』の上演が決定した。

本作は、これまで実際の事件や事故や災害を題材に作品づくりを続けている演出家、日野祥太の渾身の最新作。今回取り上げる題材は、17年前に起きた「福知山線脱線事故」だ。

事故当時、福知山線沿線上に住む小学生だった日野。あまりにも身近に起きた事故として、数多く独自取材を進めながらも発表する機会を見失っていた。コロナ禍で行き詰る演劇と自身の存在価値と向き合い、本当に伝えたいことを最大限心を込めて発表することが、与えられた命を大切にすることだと再認識したという。

本作は演劇本来の意味を追求し、演劇の在り方を問う舞台となる。その想いに賛同した俳優たちが、同じ熱い想いを抱き、共に魂を込めて本作品に臨む。宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』と交錯しながら進むストーリーに、時間軸を超え、表現者たちが存在意義と向き合う舞台となる。

出演は、朝田淳弥、イム・スヒョク、北澤大斗、関隼汰、福室莉音、水原ゆき、雪見みと、吉田知央らが決定している。