『三丁目の夕日』『鎌倉ものがたり』の漫画家・西岸良平の大規模展覧会開催 東京スカイツリータウン・ソラマチ(R)にて
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『三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~』
『三丁目の夕日』や『鎌倉ものがたり』をはじめ、名作を生み出し続ける漫画家・西岸良平の画業50周年を記念した大規模展覧会『三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~』が、2022年11月18日(金)から11月27日(日)まで、東京スカイツリータウン・ソラマチ(R)5階のスペース634にて開催中だ。
昭和の懐かしさを感じさせる素朴な絵柄と、SFミステリー漫画の名手として名高い西岸。本展覧会では、映像化もされた『三丁目の夕日』や『鎌倉ものがたり』を中心に、これまで発表された短編作品の原画展示をはじめ、西岸の愛用品や、作中に登場するキャラクター・猫王と一緒に撮影できるフォトスポットなど、西岸の世界観を楽しむことができる。このたび、開催に先立ち実施された関係者向け内覧会の様子が公開された。
エントランス
展示は、西岸良平の紹介から始ま理、壁には本人からのメッセージも。ガラスショーケースには所蔵する鉄道模型や蓄音器、懐中時計やステレオカメラなど、物語にインスピレーションを与えた品々が展示される。
西岸先生の部屋
西岸先生の部屋
西岸先生の部屋
夕焼けを思わせるオレンジ色の壁と、影で描かれた街並みがノスタルジックな「三丁目の夕日 夕焼けの詩」コーナーでまず目に飛び込んでくるのは、物語に出てくる架空の街「夕日町三丁目」の巨大イラスト。古き良き作品世界を思い出させてくれる。続いて、本作の創作のプロセスに迫る「比較展示」コーナーが登場。ネーム(著者直筆)、原画、雑誌・単行本掲載と、漫画が出来上がっていく過程を楽しむことができるほか、貴重なカバーイラストの複製原画展示も見逃せない。
三丁目の夕日原画ギャラリー
三丁目の夕日原画ギャラリー
三丁目の夕日原画ギャラリー
「三丁目の夕日ワールド~夕日町三丁目~」では、昭和の夕暮れどきを連想させる「ライスカレー」の匂いを巨大イラストとともに楽しめるコーナーも。また、鈴木トモエが家の前でサンマを焼くイラストにも仕掛けが用意されている。
さらに、昭和の玩具や家電も展示。登場人物たちが作中でどのように使用していたか、原稿と併せて鑑賞しよう。懐かしのダイハツ・ミゼットに乗った鈴木則文と一平と一緒に写真が撮れるフォトスポットも用意されている。
三丁目の夕日ワールド~夕日町三丁目~
三丁目の夕日ワールド~夕日町三丁目~
海から顔を覗かせる妖怪の姿が描かれている、暗い青色の壁。ここでは、鎌倉ものがたりの比較展示やカバーイラストの複製原画展示を楽しむことができる。一色先生と亜紀子の仲睦まじい様子や、ひょうきんな妖怪たちの姿も。
鎌倉ものがたり原画ギャラリー
鎌倉ものがたり原画ギャラリー
「鎌倉探訪」では、作品の舞台となった鎌倉の「江ノ電」の鉄道模型やジオラマ模型が並んでおり、鉄道ファンも楽しむことのできる展示や、西岸が紫綬褒章を受章した際の「鎌倉ものがたり号」のパネルも。また、一色先生と亜紀子の横に並んだり、鎌倉の猫の総大将「猫王」の隣に座って記念写真が撮れるフォトスポットも用意されている。
鎌倉探訪
鎌倉探訪
さらに、西岸がこれまで発表してきた、心温まるノスタルジックな作品の数々が見られるギャラリーも。単行本未収録の幻の読み切り作品「ラドン」の原画を一話分まるごと展示したコーナー、「ヒッパルコスの海」「地球最後の日」「たんぽぽさんの詩」など、さまざまな名作の原画や、タペストリーの展示を楽しめる。
SFミステリー原画ギャラリー
SFミステリー原画ギャラリー
展示のラストは、実写映画『ALWAYS 三丁目の夕日』と『DESTINY 鎌倉ものがたり』のコーナー。予告映像集を見られるほか、映画ポスター、映画グッズなどを展示。また、両作品の映画監督を務めた山崎貴の直筆サイン入りコメントも読むことができる。
実写映画コーナー
「夕日町商店街」と題した物販コーナーでは、『三丁目の夕日』と『鎌倉ものがたり』の単行本や、ポストカード、マグカップ、クリアファイルなどオリジナルグッズ、「昭和レトロ」グッズを販売。昭和ビンテージのファッションアイテムや、昭和の大スターたちのプロマイドや木製パネル、ビンテージラジカセなど、昭和レトロマニアにもたまらないグッズが並ぶ。西岸による直筆サイン入り複製原画は、ここでしか購入できない貴重なものなので、お見逃しなく。
夕日町商店街(物販コーナー)
夕日町商店街(物販コーナー)
(C)西岸良平/小学館 (C)西岸良平/双葉社
展覧会情報
会場:東京ソラマチ(R) 5階 スペース634
住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5階「スペース634」
入場時間:10:00~20:00(最終入場は閉場の30分前まで) ※最終日は18時閉場
入場料金:当日券 大人1,500円、子供(小中高生)900円
・公式Twitter:@saiganryohei_50(https://twitter.com/saiganryohei_50)
TEL:03-6260-4818(平日10:00-17:00) ※会期中のみ土日祝も対応
・協力:小学館/双葉社