堂本光一が北山宏光・佐藤勝利らとともに世界でも類を見ないユニークな試みに挑戦 『Endless SHOCK』&『Endless SHOCK -Eternal-』制作会見レポート
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■それぞれの個性が大きな魅力
――今回はライバルとオーナーがWキャスト。光一さんから見たそれぞれの個性や魅力を教えてください。
堂本:勝利は見ての通り正統派。「自分にこの役は合わないんじゃないか」と思う部分もきっとあったと思うけど、そこにあえて立ち向かって、自分の泥臭い部分を探しながら毎日ステージに立つ姿が魅力的でしたね。今年もその探索は続けてほしいと思っています。ビバさん(前田)に関してはもう言わずもがな。みんなの母で、そこにいるだけで包まれるような愛を感じますし、ステージに立つ時の背筋が伸びる感覚も学ばせていただいています。
宏光は、今までのライバルの誰とも違うアプローチをしてくるのがずるい。「研究してきたな」と感じます。スピンオフもやることで、宏光が演じるライバルがさらに変わっていくと思うので楽しみです。歌穂さんとは『ナイツ・テイル』でも共演しましたが、その時は台詞のやり取りがほぼなくて。この作品で一緒に歌うこともでき、光栄です。プレッシャーもあったと思いますが、稽古1回目から完璧な素晴らしいオーナーでした。
麗乃ちゃんは初参加ですが、リカは少女から一番大人に成長していく役。すごく合っていると感じるので稽古が楽しみですね。以上です!
越岡・松崎:僕らには? 一行ぐらいでもいいんで!
堂本:(ふぉ〜ゆ〜の)福ちゃん(福田悠太)と辰巳(雄大)は出ないの?
松崎:そっち(笑)!?
越岡:あいつらも忙しいんでしょうねえ(笑)。
■カンパニー全員が一丸となって繋いできた作品
――長年参加されている美波里さん、越岡さん、松崎さんに、コロナ禍での公演における光一さんの印象的なエピソードをお伺いしたいです。
前田:『Eternal』では、コウイチが天国に行った後、仲間たちはどう生きていったかを描いています。コロナ禍になって一時期は「もう公演ができない」というところまで行きましたが、そこで私と越岡くん・松崎くんたちが「だからこそやりたい。どんな形でも上演したい」と光一さんにお願いして出来上がった作品。本当に素晴らしいものが完成しました。
松崎:一番印象的だったのは、光一くんが「公演をどうするか」とカンパニー全員にアンケートを取ってくれたこと。僕が「何がなんでもやりたいです」と伝えたら光一くんが色々考えてくれました。だからこそコロナ禍をマイナスに捉えず、この時期があったからこそスピンオフが生まれたとプラスに考えています。
越岡:光一くんがJr.も含めたみんなにアンケートを取ってくれたんですが、誰一人として「ストップしよう」とは言いませんでした。光一くんが『Eternal』という形を作ってくれたことにすごく感謝していますし、僕個人としては本編ほど華やかじゃない当時のセットがすごく好きで。
堂本:シンプルで、あれはあれでいいよね。
越岡:そうなんです、質素というか。
佐藤・北山:光一くんが「シンプル」って言ってくれてるのに(笑)。
堂本:色々な制約があったけどあれはあれで素敵だったよね。
越岡:素敵でした。そうやって生まれたスピンオフを今年演じられるというのは感慨深いものがあります。
――勝利さんが光一さんから学んだことはなんでしょうか。
佐藤:SHOCKで鍛え上げられたことで、他の仕事への臨み方も変わりました。人生を変えてもらった感じです。
堂本:もっと言って(笑)。
佐藤:新たな一歩を踏み出すのは怖いことでもありますよね。でも、踏み出してみないと新しいものは作れないと学びました。今までの努力は裏切らないし、本当の真ん中にあるものは壊れないので、とにかく挑戦してみるという勇気を教えてもらいました。
前田:去年の公演、最初の頃の勝利くんはちょっと弱い感じが可愛かった。でも、公演期間でどんどん変わり、最後には人が変わったように強いショウリを演じていました。若い人の成長はすごい。私ももっと頑張ろうと思います。