上野水香、東京バレエ団の2023年度「ゲスト・プリンシパル」に
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上野水香 photo:KENTARO MINAMI
東京バレエ団が、上野水香を2023年度の「ゲスト・プリンシパル」に迎えたことを発表した。
プリンシパルの上野水香は、東京バレエ団の規定により2023年3月をもってプリンシパルとしての契約満了を迎える。2023年度は、新たに設けられた「ゲスト・プリンシパル」という立場で引き続き東京バレエ団で活動する。
上野水香 メッセージ
いつもたくさんの応援をいただきましてありがとうございます。
私 上野水香は 2023 年 3 月を持ちましてダンサーとしての節目を迎えます。
2004年の入団から約20年、至らぬ自分に悩みながらも沢山の舞台に主役として立ってきておりますが、舞台を見に来て下さるお客様の熱気と、そして支えてくださるスタッフ、ダンサーの全員の熱意があわさって大きなチームとなり、いつも私に力を与えてくれ、何とかここまで踊り続けられている事を感じています。
4月からは バレエ団が新たに設けた「ゲスト・プリンシパル」という立場になります。
これまでと変わらず東京バレエ団の舞台に立ち、みなさまの前で踊っていける事を嬉しく思っております。
このような地位を、今回を契機に設けてくださったバレエ団には感謝申し上げます。
そして、私のことを信じてくださり、応援し続けてくださっている皆様、本当にありがとうございます。
4月以降も更なる高みを目指して 様々な作品を踊り続けて参ります。
バレエの道は地道なものです。
でも、舞台で皆様と喜びを分かち合える瞬間が私は大好きです。
希望を持って一つひとつ大切に踊って行きます。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
<バイオグラフィー>
神奈川県鎌倉市出身。ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞後、モナコのプリンセス・グレース・アカデミーに2年間留学。2004年、東京バレエ団にプリンシパルとして入団。『白鳥の湖』、『ドン・キホーテ』などの古典作品からベジャール、プティ、フォーサイス、バランシンなどの現代作品までレパートリーは幅広く、海外の著名な歌劇場やガラ公演にも多数出演を重ねる。これまでにモーリス・ベジャール振付『ボレロ』を踊ることを許された唯一の日本人女性ダンサー。